高校生クイズ、今年は「富士山大会」が開催されました。
対象となるのは、静岡県・山梨県の高校生。
会場清水マリンパーク。晴れていれば海向こうに富士山が望めるし、清水駅・新清水駅のそばであり静岡の高校生からするとかなり行きやすい……んだけど、山梨の高校生からするとかなり遠いよなあ。身延線・東海道線経由だと約3時間、7時過ぎには甲府駅を出なければならないのはちょっとかわいそう。関東に行くのとそんなに変わらない気もするし。
で、うちからもそんなに離れていないので、観戦+xyzの告知のために行ってみることにしました。
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前日、「ながら」が静岡駅についたのは深夜2時。結局眠れたのは3時間くらい。
朝6時に起きて、ひさのさんが高校生向けにやる体験会と、xyz=7静岡のビラを作り始める。2時間くらいいろいろと調整してなんとか完成。名刺用のカード用紙(ミシン目が入っていてすぐに切り離せるもの)に、表裏で「早押し機の写真」と「日時・場所・URL」を記したモノ。「そんなに配れないかなあ」と思いながらも50部作成。
静鉄に乗って新清水駅へ。静鉄乗るのも20年ぶり。自動改札になっていたのが時の流れを感じさせる。車内で寝ようと思ったら、寝るヒマもなくすぐに新清水へ。小学生の頃は「遠い」と思ってたんだけど、今乗ってみると近いよなあ。
開始2時間前だったせいか、近くにそれっぽい高校生の姿は皆無。やや不安に。
会場につくと、いつものウォッチャー陣に加え、ひさのさん(あとで奥方も)、かさはらくん、リアクション王子ら静岡クイズ愛好会勢も。
今日の目的は、「ゲリラ的に早押しクイズを実施し、参加いただいた方に体験会・xyzのビラを配る」こと。無差別にビラを配るのはスタッフに迷惑をかける可能性があるし、効果も薄い。そのため、一旦早押しクイズを体験してもらい、参加してもらった人にビラを配る……という戦法をとることに。
静岡・山梨の2県とコンパクトなこともあってか、あまり空き時間がない。空いた時間は抽選会やってるし(多分うちらの頃はなかった、だろうなあ)。その最中にクイズやるやつはいないだろう、とドネルケバブなどを食べながら休憩。
準決勝も終わり、あと残りわずか。雨が降りそうで降らない雲模様で涼しかったこともあってか、かなりの数の高校生が居残る展開。これはチャンス!決勝前のセット組み立ての時間を生かし、早押しゲリラライブを敢行。ひさのさん持参のピンポンブーを広げる。さらに、告知のためにボードに「早押しクイズ体験会実施中!ご自由にご参加ください」と書き、刃くんの頭上に掲げてもらう。
最初は客寄せの意味もあり、サクラ軍団にやってもらう。なかなか効果が出ない。今日は失敗か?と思ったら、女性3人組がこちらに視線を!これはチャンス!若手中心に声をかけてもらい(自分では声をかけないのが弱い)、早押し機についてもらうことに。するとそれが呼び水になったのか、男性3人組も!しばらくその6人でクイズを行う。決勝が始まりそうだったので一時中断するも、「決勝後にやる」という話をすると「また来る」との有難いお返事。
そして代表校も決まった後の決勝後。お客さんの流れを邪魔しないよう、とはいえお客さんの目に触れるよう、動線の少し脇に早押し機を広げる。#Quiz・のいんさんの協力を得て、高校生クイズの音源を使った早押し機(パソコンに)を広げる。と、これがさらに呼び水になり、かなり多くの高校生に参加いただく。数字にして30-40名くらい。昨年の南九州大会ではせいぜい15名前後だったので、予想以上の盛況。
中にはけっこう強い人がいました。いきなり参加して平然と5連取くらいした女の子とか。チームメイトも驚いてた。そりゃそうだ。
もちろん、「今日クイズに触れてくれた高校生が、今後もクイズを続けるか?」といえば、おそらく厳しいでしょう。この後体験会やxyzまで来る人はそれほど多くはないし、費用対効果の観点から見ると「無駄」なのかもしれない。クイズ界の維持・発展を考えるのであれば、おそらく他に優先して取り組むべきことは多数あるのは承知している。所詮は自己満足、と批判する人もいるだろう。
しかし、自分たちが起こしたアクションで、今までクイズにほとんど触れたことがない人にクイズを楽しんでいただくことは、理屈なしに「楽しい」し「嬉しい」です。xyzなどでやっていることの「原点」、「とにかくいろんな人にクイズを楽しんでほしい!」ということが、ここには詰まっているように思えます。
来年も、もし時間があるようであれば、また富士山大会か中部大会あたり(できれば関東でも)でゲリラライブをやってみたいな、と。そのときは特に皆様、特に10代~20代前半と高校生に近い年代の方々、お手伝いいただけるとありがたいです。
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んで、来年に向けてのメモ。
・カードサイズのビラは良かった。もらっても邪魔にならないし、捨てても迷惑になりにくいし。無作為に配っても効果は薄いだろうし、今回のように「早押し体験」とセットにするのがベストか。
・「早押し体験をやっています」というボードは必要。どこかのクイズ研が内輪でやっている、という雰囲気になるとまずいしね。今回はひさのさんがお持ちのものを急遽利用。ありがとうございました!
・とにかく「女性が参加している」というのは最大の呼び水。用意できるんであれば女性のサクラがいてもらえると物凄く有難い。
・「極めるサイト」などで事前にウォッチャー陣と交流できている高校生がいるのであれば、あらかじめ早押しクイズ体験のことを告知しておくのも手。もちろん、そのためには事前にウォッチャー陣に協力を要請する必要あり。
・問題については、xyz用の問題をチョイスして読めばOK。特に2○3○の問題はほとんどの高校生に対して利用可能。ただ、時事芸能問題とかファッション問題とかは別途用意しておいた方がいいかも。
・ちょっとした景品くらいあってもよかったかな。それこそ飴とか。
・代表校の方に声をかけるのを逸したのは心残り。昨年はそれでバンダナ王子らとの縁ができたわけだし……。
・できれば、「どこかの高校クイズ研が主催し、僕らはそれを手伝う」という形がベスト。高校生主体であればスタッフも止めにくいだろうし(スタッフの許可がおりれば最強なのだが!)。静岡では知り合いの高校クイズ研が皆無なので無理だが、関東とかならできるんじゃない?関東クイズ連合とかどうでしょうか?
・早押し機は「高校生クイズの音が出るもの」がベスト。今回もかなり集客の大きな武器になったと思います。のいんさん、ありがとうございました!
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