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2012年9月12日 (水)

【提案(その他)】「高校生クイズを極めるページ」でのクイズ論の感想(3)

 ここのコラムを読んで思うところがいくつかあったので……その3。
 http://myan.s26.xrea.com/quiz/32column.php

【「クイズ知識の属人化」に対して】

 「属人化」という表現は、自分の認識とは少し違うかな。
 強くなるためのノウハウが「人についている」のであれば「属人化」なんだけど。
 今のクイズ界(特に高校生クイズ周り)の状況は、強くなるためのノウハウが(明文化されてないけど)ある程度うっすらと共有されていて、それに 対して外部からはアクセスしにくい……という状況。これを果たして「属人化」と表現していいもんだろうか。ちょっと違和感を感じる。

 ノウハウが「人についている」ことよりも、「中途半端に共有されていて」「それが外部に全く伝わってない」のが、公平さという点からすると問題がある感。
 強くなるためのノウハウを(少なくとも高校生クイズ周りについては)ある程度オープンにしましょうよ、という点については、管理人さんと多分同じ意見。せめて入口くらいは。(もっとももうここで公開しているわけで、これへの反応はどうなんだろう?http://myan.s26.xrea.com/k/zenkoku/karakuri.html
 「きっかけが多くのクイズをやりたい層に「見えない」というのがクイズの世界の現状」というのは同意。こと高校生クイズについては、xyzのよ うな単発のイベントよりも、サイトなどでの情報公開の方がベターなのかな。その点「極めるページ」への反応が最近どうなのかは気になるところ。

【上に立つ人に最適化されすぎたシステム】

 というのは、僕はやや違うかな、と思う。
 上に立つ人に最適化……というよりは、「イベント=競技会」志向と「保守」志向が強いのかな、と。
 その結果、上に立つ人もそうでない人にも、どちらにも適していない状況が続いている。

 この分類で行くと僕は「上に立つ人」側(上下というよりは、ステージに立たせてもらってるという点で「前に立つ人」という表現の方がしっくりくる)なんだろうけど、それでもクイズをやれる量に満足しているか、というと正直満足してない。
 イベントで決勝まで残っても、クイズできるのは2時間くらい(30分×4ラウンドとして)。サークルにいけば6時間クイズできるわけで大きな差がある。
 ただ、「舞台に立つ人は経験値を稼げるのに、そこまで行き着かない人は経験値を稼ぐこともできない」点については同意。

 現状は「クイズをやる機会を少なくし、それだけ”希少価値のある”ステージにする」イベントがほとんど(イベントにおいてクイズに勝ったことへの一番のごほうびは、大抵の場合「引き続きクイズができること」。負け残りのイベントってほとんどないわけで)。
 だからこその「複数会場制」「早立ち」のシステムであり、これらのシステムが広まるべく行動するのが自分のポリシー。
 またサークルでも、「参加機会」できれば「解答機会」を均一にする試みを、もっと多くのサークルがしてほしいと考えている。実力別の組み分け、 複数会場制、勝ち抜け制の活用、早押し以外のルールの活用などでそれは達成可能(ちなみにシンサクール蒲田はかなりこの点を意識して運営している)。


 なお、この「ステージ型イベント」のシステムは破綻はしてないと思う。まだ。
 結局のところ「ステージに立つ可能性がある」ベテラン社会人層は辞めていってないし、若手も入ってきている。イベントの担い手も、こと関東に限れば新しい人も出てきていて、むしろ「イベントが多すぎてサークルができない」状況。
 問題があるとすれば、何年やってもステージに立てない中堅層がクイズから離れていってしまうこと。今のところはここ数年のニューカマー増加(高 クイ路線変更+QMA・AnAn+Mixiなど)のおかげで「抜けていった分以上に補充できている」けれども、これがずっと続くとは思えない。逆に考えれ ば、ここらへんの中堅層が抜けていっているからこそ、人数増加で破綻してない、という見方もできるんだけれども。
 あとは関東以外の地域でイベントが増えない、という点は問題。再放送の仕組みがもっと全国に広まるといいんだけどなあ……。


 「数百人の参加でキャパシティを超えてしまう仕組みを根本的に変えないと」という問題意識はわかるんだけど、でも現実問題、1000人を超える規模のイベントは民間ではまず無理と思われる。キャパシティとリスクの問題で。

 で、その手前、「4-500人の参加」というところに数字を落として考えると、それでも「ペーパークイズか○×でごっそり落とす」ステージ型イ ベントのシステムくらいしかない。90年代初期のオープン大会とか学園祭のクイズ企画に見られるような。となると、「初心者にクイズを体験してもらう」と いう点で向かない。ここはジレンマ。
 「複数部屋制」のオープンは会場・オペレーションの都合、参加人数に上限がある。早押王/新人王の288人程度か。(「休日の小中学校」とかが使える余地があるなら、あるいは……)。
 「早立ち」も原理上、会場の人数だけ対応はできるけれども、残念ながらまだ広まってない。というより、自分自身「早立ち」がメインストリームになるかというと「それは違う」感が強い。


 「クイズ人口が仮に5倍になったとして、どんなことが起こって、どう対処するか」というのは、思考実験として面白そう。本題からはずれるけれども。
 一部のイベントで発生している「エントリー合戦の激化」なんかが普通のイベントでも発生するのかなあ、とかね。

 そんなこんなでまだ続きます。久々のクイズ論だな。

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