【感想・本】1月に読んだ本
【一般】
ミッキーかしまし
贈与の経済学
史上最高のジャズ
辻村深月と西加奈子。小説は圧倒的に辻村の方が巧いと思う。けどエッセイは西『ミッキーかしまし』の方が上。あれはエッセイ一本でも金がとれる。 逆に言えば辻村『ネオカル日和』はファン向け……というかファンが読んでも正直辛い。普通すぎて。藤子F関係の盲愛を語らせれば別なんだけど。(01月 20日)
ジャズは「名前だけ知ってる」人がどうも多いですね。
残念ながらクイズで出るのはごくごくごくごく限られたメンバーですが、「一般社会で知ってる人がそこそこいるのに、クイズ界ではほとんど知られてない」プレーヤーはかなりいそう。掘り起こせそうなジャンルだなあ、と思ってます。
youtubeを活用すれば演奏が手軽に聴ける、というのは実にいい時代だなあ。
【小説】
白いしるし
階段上のビッグ・ノイズ
老人賭博
いとみち
漁港の肉子ちゃん
こうふく あかの
こうふく みどりの
きりこについて
しずく
越谷オサム『階段途中のビッグ・ノイズ』が想定外の当たり。話題の『陽だまりの彼女』が借りられなかった代わりに借りたんですが、ベタながら丁寧な青春ロック小説。この非公式サントラがなんともイイ感じです。http://
「文庫本の表紙を漫画にしたところで、売れ行きが変わるとは思えない」そんなことを思っていた頃もありました。でも西島大介はズルいよなあ。越谷オサムに興味を持ったのは(書評で最近話題なのもあるけど)それだったりします。(01月19日)
先月に引き続き西加奈子強化期間。これで8割方読んだ形かな。
で、今月当たりだったのが越谷オサム。
『陽だまりの彼女』の文庫本があちこちで猛プッシュされてます。朝日新聞の夕刊一面で広告出てたり、本屋でも西島大介による表紙を大々的に見かけるようになりました。そんなこんなで2冊読んでみたんですが、ともに真っ当なビルドゥングスロマンで結構な当たり。
『陽だまりの彼女』はまだ予約待ちなので読めてないですが楽しみ。多分2月半ばかな。
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