【感想・本】10月に読んだ本
【一般】
ニッポンの書評
居酒屋の世界史
ゼロ年代の想像力
「地球の歩き方」の歩き方
超実録裏話ファミマガ
酒に謎あり
リトル・ピープルの時代
豊崎由美『ニッポンの書評』。豊崎さんの「メッタ斬り」シリーズは大好きだがこれも良い。というより、書評と批評の違いはこれまで特に意識してこなかった。ここの文章はあくまで「感想」だけど、どう書いていいか考えさせられる内容。(10月06日)
下田淳『居酒屋の世界史』。呑兵衛以外が読んでも面白いのでは。昔は教会と酒場・宿屋が混合してたとか(しかし修道院兼売春宿って!)、医療行為(抜歯とか)をする芸人が酒場にいるとか、いろいろと興味深い。(10月06日)
宇野常寛『ゼロ年代の想像力』。正確にはゼロ年代初頭まで、かな。2005年(小泉時代)くらいまでの話であれば確かに頷けるところも多い。そこから先はまだ自分自身、歴史として整理できていないのかも。『リトルピープルの時代』も読むか。(10月06日)
山本直人『超実録裏話ファミマガ 創刊26年目に明かされる制作秘話集』。当時ファミっ子だった人には必読!僕はヒッポン派でしたがそれでも興味深い事実の数々。攻略マップ、画像の取り込み、そしてウソ技。一つ一つに手間と裏があるんだなあ、と感服。(10月23日)
小泉武夫『酒に謎あり』。「大変美味であった」等の小泉調が目立たないのは古文書からの引用が多いせいか。女子大生の口噛み酒は……どんなに美人 だとしても知り合いだと躊躇するだろな……あと、amazonのカスタマーレビュー見たら1件だけで、それがマイミクだったときの驚きよ。(11月10 日)
【小説】
告白
少女
世界の終わり、あるいは始まり
ナラタージュ
坂の上の雲1-6
NECK
湊かなえ『告白』。確かに面白い。予想のちょびっと上をクリアし続ける感じ。最後はやや失速感もあるし、確かに病気とかの描き方は短絡的ではあるけれど(そこも踏まえて中学生らしいといえばそう)、総じて良かった。他の湊作品も手を出そう。(10月06日)
湊かなえ『少女』。因果関係を追っていくと色々と考えさせられる。『イニシエーション・ラブ』ほどではないが。ただ、パズルのように展開がきちっ としてる半面、人物が(ミステリであることを差し引いても)書き割りっぽいというか類型的すぎるのはちょっと。『告白』にも言えるかも。(10月06日)
『坂の上の雲』読みだした。とりあえず1巻(日清戦争)終了。あしが思い返したのが江川達也『日露戦争物語』。タイトルに反して日清戦争すら終わってない、という漫画ぞなもし。(10月20日)
『坂の上の雲』6巻中3巻まで読み終えました。広瀬武夫が死んだり下瀬火薬が大活躍したり。一方で落ちる気配すらない旅順。(10月23日)
舞城王太郎『NECK』。a storyはまだまだ話膨らませそう。続きが気になる。シナリオ3本の中ではthe originalかな。円形劇場でどう表現するのか興味ある。(11月06日)
最近のコメント