【感想・本】3月に読んだ本
【一般】
修羅場が人を磨く
国マニア
新忘れられた日本人
桜井章一『修羅場が人を磨く』。これを読んだときが震災翌日。腹をくくって挑むことの大切さはわかった。が、あとはどうやって腹をくくるか、だ(他の本でも同様のことを書いたが)。くくろうとしないと一生くくれないが、さて……。(03月31日)
吉田一郎『国マニア 世界の珍国、奇妙な地域へ!』 この手の雑学本を久々に読んだ。昔大学生の頃、古本屋で100-300円くらいの雑学本を買ってひたすら潰していった(=問題化した)のを思い出すな。(03月31日)
んで『国マニア』で知ったが、ナウルの現状が凄まじい(失業率90%、糖尿病30%以上)。そしてwikipediaの「都市なし」という表現も凄いな。月31日)
佐野眞一『新忘れられた日本人』。最近では介護でも重宝されるという椅子の開発者・西四辻公敬氏が非常に気になる。が、検索してもこの本の内容しか出てこない……。(04月01日)
『新忘れられた日本人』続き。あと凄いのが春日一幸(元民社党委員長、河村たかしはこの人の元秘書)。「愛人問題直後のエッセイで性愛の素晴らしさを語る「最盛期には七人の愛人がいて(しかも年配の女性ばかり)、それがこぞって選挙に応援に駆けつける」など……。(04月01日)
【仕事関係】
プロヴォカティブ・シンキング面白がる思考
プレゼンテーションzen デザイン
山梨広一『プロヴォカティブ・シンキング-面白がる思考』。こんな時代だからこそ「高い目標にポジティヴに挑む」「現状から積み上げるよりも、まず理想を考えて、”なぜできないか”の要素を排除していく」ことの大切さはわかった。ただ、物凄くリスキーなわけで、その過程をどう挑むかがこの本ではいまいち不明確……。(03月20日)
ガー・レイノルズ『プレゼンテーションzen デザイン』これ面白い&参考になった!!日経アソシエでたまに見かけて前々から興味あったけど、これは仕事にもクイズにも役に立ちそう。というよりむしろテレビ番組とか映像の手法から考えれば、現在のパワポの一般的なスライドの方が奇形なんだろうなあ。(03月25日)
昔会社でプレゼン研修受けたときがあって、そのときも「スライドはシンプルに」「話すのは自分なんだから、スライドではなく自分の言うことに集中させる」「原理原則を大切に」と教わった。プレゼンテーションzenと共通するところが多々ある。テクノロジーが発展しても、やはり原理原則は大切なんだなあ。(03月25日)
【小説】
四畳半王国建国記
バイバイ、ブラックバード
もう誘拐なんてしない
完全犯罪に猫は何匹必要か?
ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。
背の眼
伊坂幸太郎『バイバイ・ブラックバード』。もうどうにもこうにも伊坂節。軽妙洒脱で少しスリリングで人情味もちょいと絡めて、と。元ネタが『グッドバイ』、ってのは残念ながらどこでも出題されてなさそう(前フリになりそうなのに)。直前に読んだ伊坂が『オー・ファーザー』。n股物が続いたなあ。(03月20日)
最近読んだ本をざざっと(図書館に返しにいくので)。東川篤哉『もう誘拐なんてしない』。文体が軽すぎて逆に途中までは読むのがやや辛かったが、途中のどんでん返しからは一気に読了。若年層向けにドラマ・アニメ化するといかにもはまりそう。うちらの世代の「月曜ドラマランド」とか。(03月20日)
東川篤哉『完全犯罪に猫は何匹必要か?』。うん、これ面白い。作者の薀蓄が出てこない辻真先、という感じで読みやすい割に、根幹の部分はきちっとしている感(目新しさはあまりないが)。あとこの人の笑いって基本的に「天丼」が多い気がする。そのせいか量の割にささっと読めた。(03月24日)
辻村深月『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』。大人&ローカル版カーストな話。重い重いキツいキツい。陰口嫌いの当方にはいたたまれない世界。女性ならではの切実さは「わかる」とはとても言えないですが、この重苦しさは身に沁みる。第二章のあまりの子供っぽさは、もう……。(03月28日)
*けなしてるようにも見えますが、面白かったですよ。淡々と進むけど先が気になる一作。
道尾秀介『背の眼』。ホラーとミステリのいいとこどりを狙おうとして、なんか半端になった印象。謎解きの一部にどうも納得感がない……。『向日葵の咲かない夏』の方が好み。(04月01日)
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