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2010年2月17日 (水)

【イベント・参戦】ABC(その3・ターンオーバー篇)

 【ターンオーバーの昔話】

 ターンオーバー開発者の一人として、自分が「ターンオーバーされる側」に回れたのが嬉しかった。今大会で一番嬉しく、かつドキドキした瞬間かもしれません。

 少し昔話をば。

 abc the first、事前のスケジュール設定段階で時間がかなりタイトで、秒単位で時間を削る必要がありました。
 んで、ペーパーの順位発表をどうするか。
 以前からイベントでありがちなのは「1位、○○さん!2位、△△さん!」という読み上げスタイルで、これはこれで緊迫感があるんですが、如何せん何十人分も連呼されるのはタルいし、読み上げられても字がわからないし、次のセットの組み合わせもよくわからない……という主張を以前からしていました。
 で、思いついたのがこの「ターンオーバー」、視覚的に一気に発表するというアイデアです。この方が参加者からしてもインパクトがあるし、何より時間を大幅に短縮できる。
 実は前者よりも後者の方が、当時は優先順位は高かったのです。

 一方、2003年時点で機械(powerpointなど)を使う手もありました。ところが、万が一トラブルが発生するとまずい。一方でお手伝いいただける社会人の数はある程度確保できている。であれば、いわば「ガレー船方式」で、人力でパネルを回転させた方が確実だ……というのが、あの「ターンオーバー」の始まりです。

 やややっ、一つ重要なことを忘れていた。奥田さんが選曲した「サイクロンフィーバー」、これがピタっとはまってこそ、あのターンオーバーが完成したのです。
 なお、当時は「人力で回転させるのは間抜けじゃないか?」という意見があったり(内心、自分でも少し危惧してました)、第1回のDVDを見ると観客がリアクションに困ってたり(拍手が哀しいほどまばら)、今の盛り上がりと比べると隔世の感。

 ……しかし自分がターンオーバーを受ける立場になると、緊張するな、あれ。
 考案者をブチ殺したくなってきたよ……。

 なお、時間面で追い詰められていたことからできたもう一つの発想が、「オープニングの時報」です。まあ、これについては多分に「フードバトルクラブ」(試合開始30秒前、っていうアレ)の影響もあるわけですが。

 【で、今回のABC、昼休み終了時点に戻る。】

 そんなこんなでまず第一セットの発表。
 問題傾向が読めないので、第一セットには行きたくない。

 筆記1位は偽くん。ベタから奇問、馬鹿問まで幅広い実力があるのは百も承知二百も合点。しかし、3点差くらいのはずの彼が1位=自分も結構いい順位なのでは?と思い返す。
 とかいって5位とか9位でも嫌だなあ。緊張しながらターンオーバーを見守る。
 ……5位はKingtowerさん、9位は村上さん。知識派が名を連ねる。Ex'10でも筆記1位の村上さんがこの順位、やはり上位は詰まっているのか?
 そして次のターンオーバー。13位・バーン、17位・マッスーさん、21位・望月くん。マッスーさんはペーパートップも有り得ると思っただけのこの順位に衝撃。

 そしたら次の緑プレート、さらなる衝撃が待っていた。
 kanaupapaさん、TSUBAMEさん、久栗、GENさん。いずれも普通のイベントだったらシードに入ってもおかしくない面々が緑プレート(特にGENさんは昼休みに「3位がGENさんで、4位が小祝さんでもおかしくないですよね、この難易度では」と思ってた)。
 おいおいおい何だ、何が起こってるんだ。

 第2セット。2位はTAKUMIくん。
 やだなあ、あたりたくないなあ……と思ったら、6位がslasher1999、10位がdobbyさんとHQSコンビ。slasher1999でもシード取れないのか、ここで赤プレートを諦める。
 んじゃ次呼ばれるんじゃねえ?覚悟しながら待つが、ここでは呼ばれず。自分の中で「この難易度ならシードでは?」と思っていたpontevecchioさん、知識派古豪のダンナさんやキノリョーさん、そして若手の三輪ちゃん(Good Job!!!!!)や阪本先生が緑プレート。つーかATPまで緑なの??

 第3セット。赤は自分じゃないだろうなあ、と思って気楽に見てたらさいや。自分の少し下、30前後の世代が1-3位を占める結果。全員「ペーパーを抜けない時期があって、努力でここまできた」点も共通している。
 次の青で呼ばれるかな。……ピウ、Cateauさん。うわーキツイぞこの組。なんとなく来そうだぞここ、俺。覚悟して青プレートを見守ると……「かちぬけ、kurikanizm、島朗」……あれ、俺の名前がない。にしても東西二大スピードレースの主催者がここで席を並べるとは。
 まさか緑はないよなあ、と思ったところで隣のらもりーが抜ける。「この人まで参加されるとは!」(前々回の日記でも書いたように)の最右翼、だんしゃくさんもここで通過。これまた激戦区だなあ。

 さてと第4セット。まさか予選落ちはないからここで呼ばれるだろう。自己採点結果では赤も有り得る、けどまだ競合は山ほど残ってるだろうしなあ。
 「Turn over!」

 ひっくり返ったところに、自分の名前があった。
 第4セットだし、周囲との自己採点の結果でなんとなく予想はついてた。でも嬉しい。とても嬉しい。事前から一つの目標にしてただけに凄まじく嬉しい。
 立ち上がる。糖分補給のためチョコを一つつまむ(*会場は飲食禁止です)。喉が渇くのでお茶を飲む(*会場は飲食禁止です。すみません……)。そして前に進む。誰と対戦するかを見る。……またんごさん、hiro-yukiさんとスピードレーサーが並ぶ。
 続いて黄でノボリさん、こまさん、こーたろーさん。知識派も揃ってきた。きついなあ。
 そして緑。まあ比較的楽だろうけど……

 ・ham帽
 ・はんちょさん
 ・ぶんたさん
 ・halさん
 ・きこー

 あのさ、この5人がシードって言っても疑わないよ??
 先々週群馬で行なわれた「GTO」の準決勝8名のうち半分の4名がここに集結、略して「ぐんま1/2」。(←これが言いたかった)

 「4ラウンド目から比較的楽な面子が集まる」と思ったら、よりにもよってスピードレーサーが見事に集結しよった……厳しいなあ、と思いつつ、「この面子相手に3pは大きい」とすこし気が楽になる。
 しかしそれも束の間。48位は……もるる。
 綺麗に締まった!とか戯言を語っている間もなく、刻一刻と開戦の時は近づいていく……。

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