【イベント・参戦】ABC~Ex'10~(1/17)
優勝しました。
「一心精進」に載るのは何年ぶりだろう。
1R→4位(赤プレート=多分88点くらい)
答えられる問題は一通り答えられた感。ただ、ここで4位ということは、本戦では10-20位相当か。本番での「筆記4位」が一つの目標なので、まだまだ道遠し。学生のルックスに負けたのも悔しいなあ。
2R・5○2×→1抜け
もるるが飛ぶなどの波乱の中、落ち着いて「査証→ビザ」「T/C→トラベラーズチェック」を正解して1抜け。海外脱出。
3R・10by10→1抜け
らもりーの実況スレには「圧勝」と書かれたが、全然圧勝じゃねえよ!
序盤からほぼノーミスでリードを奪うが、冬蜜柑くんに並ばれ、らもりーは凄い勢いで追いかけてきて、ひろせさんとぶんたさんもポイントを積み重ねてくる、そんな中「鳩山由紀夫が博士号をとった=スタンフォード大学」を忘れる、というヤな展開。
とはいえ最後は「『この広い野原いっぱい』『涙そうそう』/」で落ち着いて「森山良子」を正解、かろうじて逃げ切りに成功。この時点で膝がガクガク。
準々決勝・タイムレース→2抜け
曲者ぞろいだが、特にマークしていた二人(後述)がいないので気は楽。1セット目(+1-1)はとにかく最下位にならないように、と慎重にクイズ。2セット目(+1-2)は誤答したので駄目かと思いきや、最後に3連取がはまり2抜け。
準決勝→2抜け
昨年はここで敗退(勝者:きこー・やましん、敗者:halさん&橙)。あのときは序盤で×をつけたのが敗因……と思い返していたら、それをなぞるかのようにルックスが2×をつけ早々に苦しい展開。これで幾分か楽になった。
やましんが「伝染病の一種/コレラ」「エルトール型!」という、教科書通りの勝負押しで一抜け。残るメンバーは村上さんと2×のルックス。ここは多少荒れた展開に持ち込んだ方がよさそうだ。ということで、意図的に「精度を下げスピードを上げ」かつ「なるべく0pにならない、もしなったら慎重に」という押しを心がける。幸い0にはならず1~3を行ったりきたり。
そんなこんなで手数で押し切り通過席。正直、ミサイルのように突っ込んでいって無理矢理正解をもぎとるのは得意じゃない。確か昔裏abcでは「赤味噌と白味噌/」「じゃあ赤味噌!」という風情もなんもない展開で抜けた(確か9回目の通過席)なあ、などと思い返しながら、
「妖怪博士/」
あら、ついちゃった。
水木しげるあたり……いや、違う。足のない幽霊、東洋大学のあの人?abcで出るレベルかなあ?そもそも名前うろ覚えじゃねえ??まあいいや、言ったれ。
「井上円了!」
halさんが苦笑しながらためにためて正解音を鳴らす。
うしゃー、決勝進出!
決勝→6-4 優勝!
いきなり誤答・誤答・やましん正解・誤答で相手に1セット献上、という締まりのない展開。準決勝の「精度を下げた押し」の後遺症か。
誤答が多い展開だが、それが逆にやましんを追い詰めた面があったのかもしれない。徐々に相手の誤答も増えていく。殴り合いの中、次第に押し気味に。そして5-3。
ここでやましんも折れるか、と思いきや、流石に折れない。取り返される。5-4。こちらが折れかける。僅差。まだまだ先は読めない。
第10セット。何を答えたかは覚えてないが、奇妙に落ち着きながら一つ一つ積み重ねていきリーチ。そして
「カナダの人類学者デビッドソン・ブラックが命名した化石人類を、それが見つかった」
なんだっけそれ。ジャワは違う人だから多分北京だけどいまいち自信がない。地方名が出そうなタイミングで押そう。
「中国の都市/」
イメージよりはやや遅かったが、点いた!頭の中で答えを復唱し、ここで「北京ゲンジ」と答えたらhalさんどう反応するかな、あと勝った後のリアクションどうしようかな……などと邪念にとらわれながら、
「北京原人!!」
少しためた後、鳴り響く正解音。
T男風のストンピング5連発(おかげで数日間右のふくらはぎが痛かった)&マングース風の人差し指立てで、普段一緒にクイズやってる烏の面々への感謝の意を表してみた……いいえ只の悪ノリです。すみません。
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まあそんなこんなで勝てたんだけど、展開に恵まれた、というのが正直なところ。
特にマークしていたのは二人。
一人目はslasher1999。2005年の「琉九大学オープン」の時点で既に短文への対応力があることは知っていたが、ここ最近の努力の成果でさらに強くなっている。先週のフリバでも正直歯が立たなかった。まさに「努力の天才」。初期学生風の知識でも敵わない、という点でも分の悪い相手。
二人目はやしゃご。普通に強いのだが、特にabc世代が出題すると特に圧倒的な速さを誇る。なんせ、押すポイントが自分より1秒早い!自分もけして遅い方じゃないのに!「押したときは限定できなくても、読み終えたらきちっと限定できている」というのは、それだけabc世代の問題や共通認識に精通しており、なおかつ一般的なクイズセンスを持ち合わせていることの証拠だろう。
もちろん現役学生ではやましん、ルックス、せぼやん、社会人では村上さん、pontevecchioさん、らもりー夫妻も怖いんだけど、「負けの記憶」という点ではこの二人とは正直対戦したくないところだった。
確実にベスト4には入ってくるだろうなあ、と思った2人。
よもやその二人が10Hitsで枕を並べて討死するとは。
T男が3連取でハンデを生かしてあっという間に勝ち抜けたこと(ただ、この時点で3連取はトップタイだった記憶があるので、T男は胸を張れる結果だと思う)、長丁場で2人のテンションがやや下がったところで3treeさんの土壇場の5連取が決まったこともあるんだけど、勝負は本当にわからない。
その3treeさんがタイムレースでは調子が今一つだったり、準決勝ではルックスが早々と2×をつけて身動きとれなくなったりと、展開には本当に恵まれていた。
もっとも、逆に言えば準決勝まではこちらもほとんどミスらしいミスをしておらず、相手にとって「恵まれた展開」に持ち込まなかった、というのが勝因とも言える。
で、やましん。とにかく安定して強い。知識ではslasher1999、スピードではやしゃごに一日の長がある。でも、最後まで立っているのはやましん。「圧倒的な強さを見せ付ける」というよりは、「いつの間にか正解を重ねていて勝っている」というパターンが多い気がする。派手さはないけど勝率が高いプレーヤーの勝ち方、という印象。あくまで印象論だけど。
ただ、逆に言えば「圧倒的にこちらが負けている要素もない」ということでもあり、相性という意味では悪くない。これがやしゃごだったら、展開と問題次第では「1問もとれずに負け」という可能性もなくはないわけで(まあ、halさんの問題が結構含まれていたので、やしゃご相手でもそこまでワンサイドにはならないかも)。
ともあれ、ABC~Ex'10~のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。名を汚さないように頑張ります。
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