« 【感想・本】8月に読んだ本 | トップページ | 【感想・漫画】8月に読んだ漫画 »

2009年9月13日 (日)

【注目】「ひと夏の青春」としての「高校生クイズ」考

 あまり筋道立てて「高校生クイズ」に語るだけの気力がないのですが(反応的につぶやきを書くくらい)、「青春もの」としての高校生クイズについて、少し雑記。
 きっかけは8月に出てた「青春デンデケデケデケ」。この本自体が「青春もの」なのと、まさに高校生クイズ=青春という演出だった第11回前後にこの小説が出題されていたのが、下記文章を書くきっかけ。

 高校生クイズに「ひと夏の青春」を求めるむきは特にオールドファンにとって多いです。僕もその一人です。
 昔の高校生クイズがまさに「ひと夏の青春」ものを意図して作られており、それが受け入れられていた……というのは確かだと思います。

 ただ、「ひと夏の青春」ものは別にクイズに限ったことではないし、それこそ「青春デンデケデケデケ」のようなフィクションや高校野球などライバルは多く、かつ質が高い、というのもまた確か。
 「ひと夏の青春」ものとしての高校生クイズは、視聴率から言えば既に求められていない、ということなのでしょうか。別にクイズでなくても、「ひと夏の青春」を描くには小説・漫画・映画・ドラマ・スポーツでもいいわけで。

 とはいえ、昔は「みんなが参加できる」さらには「自分でも勝てるかも」という「あわよくば」感が高校生クイズにはありました。一方で他の競技ではなかなかない(バイトとか恋愛とか「日常」ではあるにしても、「非日常」のステージでは「みんなが参加できる」ものは殆どない)。
 「みんなが参加できる」「ひと夏の青春」という意味では、確かに高校生クイズに優位性があったんです。

 しかし、ここで問題になるのが、「クイズ研」の存在。
 「高校生クイズ」の魅力故に、「高校生クイズに勝ちたい」と日頃から対策を打つ「クイズ研」の面々。
 対策を練った人々と練ってない人々では、運の要素が強いYES・NOクイズだったとしても結果には差が出るし、ましてや早押しだったら勝負になりにくい。一つの競技大会に、体育会の選手とビギナーが混同するようなもので。
 ましてや、参加人数が減ってくることで、YES・NOクイズの縛りがゆるくなる→運の要素が薄くなる→クイズ研が出やすい状況になり、ますますクイズ研有利、一般不利の状況は高まります。「自分でもあわよくば勝てるかも」→「出場しても所詮クイズ研の連中には勝てない」という雰囲気が増えてくると、わざわざ参加したい、という人が減ってくる。
 ここらへんは「ウルトラクイズと大学クイズ研」の関係と一緒です。自分自身まさしく「対策を練ってきたクイズ研」なのですが、視点を変えると「クイズ研は鬼っ子」だなあ、とつくづく負の側面を痛感します。
 
 並行して、ネット普及によるテレビ番組のポジション低下により、「みんなが参加したい」という魅力も低下。
 ますますもって、「みんなが参加できる」「ひと夏の青春」としての「高校生クイズ」が成り立ちにくい環境になってきています。

 高校生クイズに「ひと夏の青春」を求める気持ちもわかるし、「みんなが参加できる」という点を重視する意見もわかります。自分自身、心情的には圧倒的にそっちの方です。
 ここ最近で好きだったのも、ロードムービーの第20回「特Qファイヤー号」と、オリラジが兄貴役としてうまくハマッていた第26回ですし。
 
 ただ、だからといって、もう高校生クイズに「みんなが参加できる」「ひと夏の青春」を声高に求めるつもりはありません。
 上記のように「みんなで参加できる」というのは「クイズ研」の存在により既に厳しい状況ですし(書かなかったですが、当然予算減の影響も大きいです)、「ひと夏の青春」ものとしては、需要も大きいけれどライバルも小説・漫画・映画・ドラマ・スポーツなどひしめいている、そして現に「クイズ=青春」は徐々に受け入れられなくなった、というのも寂しいながら理解しています。

 オールドファンだけが喜ぶ路線に拘って高校生クイズがなくなるくらいなら、どのような形になっても高校生クイズが存続する方が、クイズ界にとっては明らかにプラス、と僕は思っています。
 仮に往年のFNSのような「イタキャラ博覧会」的演出をされても(出演されていた皆さんがイタい、という意味ではなく、過剰に「イタさ」を強調されていた、という意味ですのでご了承を)、それでもクイズ自体の魅力に惹かれる人は出てくるわけで。

 あまりまとまらならなかったですが、こんな雑感。

« 【感想・本】8月に読んだ本 | トップページ | 【感想・漫画】8月に読んだ漫画 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73624/46196560

この記事へのトラックバック一覧です: 【注目】「ひと夏の青春」としての「高校生クイズ」考:

« 【感想・本】8月に読んだ本 | トップページ | 【感想・漫画】8月に読んだ漫画 »

<告知>

  • 1.mono-series~クイズNo.1物知り決定戦~
     2013/12/8、東京・大阪・福岡+αで開催!ペーパー・早立ちを用いた「幅広い知識を競う真剣勝負」です。兼任スタッフエントリー受付中!
  • 2.クイズサークル「シンサクール蒲田」
     2011年に発足したクイズサークルです。蒲田を中心とした東京周辺で、1~2月に1回活動を行っています。初心者から強豪まで、若手からベテランまで参加者募集中!
  • 3.クイズ企画共有化計画"Q_loud"
    「クイズの企画を共有化し、各サークルで実施しよう」という試みです。
  • 4.クイズポータル
     「クイズ」に関連する情報を集めたポータルサイト。「クイズ」で検索したときに上位に出るよう、サイト・ブログをお持ちの方はリンクを貼っていただけると有難いです!

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

twitter