今週は仕事が結構立て込んでたり、飲み会続きだったり。
というわけであまり「Quiz-NA」のことが書けなかったので、さっと書ける内容(というかコピーできる内容)ということで、「橙が提出した問題」のうちお気に入りのものを。
今回、自作問題を180問、既存問題集の改題(といってもほとんど自作に近いくらいいじってますが)を120問、計300問提出しました。
問題の並び替え・採用は金谷さんにお任せしてました。9割くらいの採用率だったかな。さすがに「深澤直人(infobarをデザインした、日本を代表するインダストリアルデザイナー)」は無茶だったか……。
今回は社会人篇から何問か。
(1) 日本で広く使われているものは、千葉みはるが考案したことから正しくは「ミハルス」という、2枚の小さい木の板を打ち合わせることで音を出す楽器は何でしょう?(カスタネット)
つまり、僕達が「カスタネット」と思ってるアレは、正確にはカスタネットとイコールではないらしいのですよ。カスタネットは「くぼみ」、ミハルスは「突起」がついている、という点でも違いがあるそうです。
(2) アメリカにおける車の競走の一つ「ドラッグレース」のことを、日本ではその距離からカタカナ4文字で何というでしょう?(ゼロヨン)
ヤンキー漫画とかでときどき聞く割に、よく意味がわかってない単語。1/4マイルが約400mで、「0のところから400のところまで走ろうぜ」みたいな感じ、だったかな。
(3) アメリカの俳優マット・デイモンとベン・アフレックが、映画『グッド・ウィル・ハンティング』で獲得したアカデミー賞は、ともに何賞でしょう?(脚本賞)
(4) 大相撲の力士で、白鵬(はくほう)は宮城野部屋の力士ですが、千代白鵬(ちよはくほう)は何部屋の力士でしょう?(九重部屋)
脚本賞は新井さん、九重部屋は尾林さんと、魯鈍のお二人が凄いポイントで掻っ攫っていった問題。前者は「俳優なのに脚本賞」という意外性が狙いです。後者は頻出問題かもしれませんが、相撲を知らない人でも「千代」からひねり出せるだろう、と。
(5) 貨物を輸出・輸入する際、他の人の代理で税関と手続きするにはこの資格が必要となる、財務省が管轄する国家資格は何でしょう?(通関士(つうかんし))
(6) 一般的な日本の領収書において、収入印紙を貼る必要があるのは、額面が何万円以上からの場合でしょう?(3万円)
ここらへんは仕事から。特に後者は、「自分も仕事でやった」という人が多いんじゃないかな。そういう意味で、「社会人篇の方で出してください」と主張してました。
(7) そのサービスの悪さから「じっと立ってるバカ」と批判されることもある、旅行・観光業界のガリバー企業といえば何でしょう?(JTB)
日経ビジネスから。
確かにこのフレーズで検索すると結構JTBがヒットするんです。ネットの発達で出しやすくなったのが、この手の「~と言われている」系の問題。当然辞書とかには乗ってないですしねえ。
これを正解されたのは旅行好きのGENくんということで、やはりというか、さすがというか。
あと、飲み会で余り問題を出したとき、「2000年にはイグノーベル経済学賞を「効率と安定成長を集団結婚産業に持ち込んだ」功績で受賞した」くらいでやっぱりGENくんが正解しました(正解は調べてみてください)。これまた凄い。
(8) (早押し)Jリーグのチームで、「オレンジダービー」「野田線ダービー」「さいたまダービー」のすべてに含まれるチームはどこでしょう?(大宮アルディージャ)
(9) (敗者復活)そのユニフォームは、ドジャースの青、ジャイアンツのオレンジ、そしてヤンキースのストライプと、3つの球団に敬意を表してデザインされたという、大リーグの球団の一つは何?(ニューヨーク・メッツ)
「共通項問題」ということでお気に入りを二つ挙げたんですが、ともに「スポーツ」でしかも「オレンジ」だった……。
メッツは前々から知っていたエピソードではあったんですが、ボードの形で出すのが相応しいかなあ、と。この3チームが全てニューヨークのチームであること、メッツのユニフォームがカラフルなことをイメージできると出てきやすいかな。
(10) イタリアの1ユーロコインにも描かれている、円と正方形に接する人体を表したレオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチは何でしょう?(『ウィトルウィウス的人体図』)
今回は「同時に早押し機につく人数が多い」こともあり、意図的に「今まであまりクイズに出題されていないジャンルの問題」「やや難しめの問題」も提出しました。10人のうち5人知ってる問題をスピードで競うのもいいけど、知識を持ってる1人が自信持って押せる問題も入れたい、と(それこそ前述の「深澤直人」はまさにこれ)。
んで、今回の問題群の中ではかなり難しい方に入るのがこの問題。「どんな絵かは絶対イメージできる」とはいえ「正解は案外知られていない」という点、それでも「あ、あれか!」という興味を引けるという点でお気に入りの問題です。小学生のときに真似しなかった、あれ?
西日本ではhiro-yukiさん、東日本では中野さんと両ベテランが、読みきってから正解を導き出しました。お見事。
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