【感想・演劇】ウーマンリブvol.11「七人は僕の恋人」
演劇行くのも久々。2006年5月に本谷有希子「密室彼女」、大人計画「まとまったお金の唄」を立て続けに見て以来か。
それ以降は鹿児島→静岡→大阪と転々としたことを考えると、特に演劇好きにとっては東京以外は辛い(大阪ですら辛い。フライヤーの束を見てつくづく痛感した。ある程度規模の大きい演劇しか関西には来ない……)ってのは紛れもない事実だなあ。
久々のクドカンだったが、期待以上でも期待以下でもなく、期待通りのくだらなさ。
くだらなさも下ネタも時事ネタも相変わらず(「夢」のオチは強烈だった。協力のあの方をそこに持ってくるか、と)。相変わらずすぎて最近遠ざかっていたけど、この相変わらずさなら機会見つけてまた行きたいところだな。
一方で、大人計画本公演の哀しみとブラックさを久々に味わいたくなってきた。とはいえ、前も書いたけど最初に見た「ヘブンズサイン」(1998 年7月)の衝撃が余りにも余りにも大きすぎて(未だに2年に1回は本屋で脚本を全部読み返すくらい)、なかなかそれ以上に心動かされることがないのが逆に残念でもあるのだが。
……と思ったらニコ動に「ヘブンズサイン」の一部がアップされてた(あんまり哀しみとかブラックさのない場面だけど)!技術の進歩は恐ろしいだよ。
遠山景織子がコントをやるのは「笑う犬」でさんざん見てきてはいるんですが、やはり生、自分の視線十数m先で実際に息をしていて、そして動いているのを見るのは、ファンならずとも格別だなあ。
それにしても細い。メシ食ってるのかと思うくらい細い……と思ったらこんな動画が。
「僕の見たビートルズはTVの中」meets「高校教師」(映画版)。ともに橙の高校時代だなあ。関クイ連の打ち合わせのときにその手の話をよくしていたことを思い出した。
閑話休題、場面転換などのシーンで動画を使うのは相変わらずなんですが、Quiz-NAの前に見なくてよかったなあ、と。影響受けて「またプロモーションビデオ撮ろうぜ」とか言い出しそうで……。
そうそう、7つのパートのタイトルは映画からきているんだけど、「友だちのうちはどこ?」って久々に聞いたな。キアロスタミの名前をすっかり忘れていてちょっとショック。
にしても、出てくる固有名詞が「本谷有希子」「大人計画」「クドカン」「笑う犬」「斉藤和義」「遠山景織子」「キアロスタミ」……サブカル臭がプンフンするチョイスで我ながらげんなり。
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