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2008年12月24日 (水)

【スタッフ・イベント】2連戦を振り返る・その5~「わかりやすい」サイトを目指して

 今回、Quiz-NAのサイト設計については、特に意識を使いました。
  
 最近のクイズイベントの告知サイトを見ていると、blogを使っているものが散見されます。
確かに手軽に更新できる、という点はいいのですが、自分がいざ参加しようとしたとき、わかりにくくて戸惑うことが時々あります。
 辛口ですが、具体的には……

(1) どこにどんな情報があるのか、よくわからない。特に文章量が増えれば増えるほどわかりにくくなる(「文中検索すれば」という意見もあるかもしれないが、文中検索しなければ目当ての情報にたどり着けない……という設計はとても不親切)
(2) 複数の記事が繋がって表示されるため、「短時間でどんな大会か把握する」(目次だけをさっと見ていく)のが困難。
(3) (1)(2)により、実態以上に量が多く見える。全部読み込んでから参加するようなヘビーユーザーならともかく、ライトユーザーにとってみると「読む気」がうせる可能性がある。
(4) 「少しずつ更新」することは、確かにヘビーユーザーに対しては興味を惹く可能性もある。が、逆に言えば定期的なチェックが必要であり、言い方を変えれば「不親切」。また、「伝えたい」「伝えなければならない」ことが、きちっと「伝わらない」おそれがある。

 特に今回は団体戦であり、「公式サイトをスミのスミまでじっくり読む」ヘビーユーザーから、「まったく読まない。チームメートに口頭で説明を受ける(まあ、さすがにチーム一人は見ていただけるでしょうが)」ライトユーザーまで、様々な方が参加される可能性があります。
 そのため、ヘビーユーザーにとってもライトユーザーにとっても「わかりやすい」サイトにする、ということについては特に気を使いました。

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 では、どんなことを意識したのか?
 それは「概略」と「構造」です。

 あまりじっくりサイトを見る余裕のない、「ライトユーザー」にとって、最適の表現は何か。
 もう少し突っ込んで考えてみると、「Quiz-NAってどんな大会?30秒で説明して」と聞かれたときどう答えるか、かつ、「もっと知りたい」と思わせるにはどうしたらいいか。
 (ちなみにこれを「エレベータートーク」と言います。エレベーターの中で社長と会って、自分の仕事をどう説明するか、って奴ですね)。

 こういう場合、必要なのはまずは「概略」です。
 大体の概略=「5人一組の団体戦で、11/16に新大阪でやります。社会人篇と学生篇に分けます。複数の人が正解した方が有利だけど、全員正解できないと勝てない、という形式じゃないですよ。問題はそんなに難しくないです。エントリーが必要ですよ」というのが先頭に来る。
 これはサイトでいえば、トップページ(最初に表示される画面)です。

 んで、そこで興味を持った人や、もしくはもともと興味のあるヘビーユーザーに対して、わかりやすく説明するためには、「構造」を示す必要がある。
 というのも、人や時によって興味の対象やレベルが違うからです。「どんな団体ならエントリーできるの?」というのが興味ある人・時もあれば、「どんな問題?」「どんな形式?」というのが興味ある人・時もある。また、たとえばルールについては、「だいたいわかればいい」という人・時もいれば、「問題限定は?このシチュエーションでの誤答は?」と、かなり突っ込んだ情報まで知りたい人・時もいる。人と時によって、対象もレベルもまちまちです。
 それに対応するためには、blogのように「時系列ごとで情報が羅列された形」よりは、「区分された形で構造化されてて、しかも目次がついている」とわかりやすいですよね。

 そこで、トップページにまず「基本情報」を掲載する。会場・時間・アウトラインなどで、極端な話「このページだけ見ても、Quiz-NAの大まかなところがわかるように」ってことです。
 それから、事前にどんな情報提供をしておけばいいか、もろもろの情報を区分する。今回は、「目的」「形式」「問題」「エントリー・参加資格」「参加サークル」「スタッフ」の6項目に分けて説明しました。一般的にクイズ大会の事前情報って、大体これらの項目で網羅できると思います。で、もっと知りたい人については、それぞれの項目を深掘りしていってもらう、と。
 んで、ここらへんのことを意識すると、必然的にピラミッドストラクチャーになります(参考)。

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 で、具体的にはどのようにサイト設計したのか。
 以下の4点を強く意識しました。
 いずれも、冒頭に挙げた「他のクイズイベントサイトに対する不満点」に対する僕なりの回答です。

 (1) ナビゲーション
 「どの情報がどこにあるか」の明確化。そのため、一番目立つサイドバー左上に、カテゴリー6項目(いわば目次)を配置する。

 (2) 階層化
 ざっと大会内容を知りたい人は「トップページ」を見ればいいし、もっと細かく知りたい人はたとえば「形式」、さらに知りたい人は「1・2回戦の形式」となるように、興味のレベルによって深掘りできるように構成。

 (3) 適切な文章量・小見出し
 複数ページ・複数の章に分けることで、文章の一塊の量を減らし、理解しやすくするとともに、「長い文章に対する抵抗感」を和らげる。また、小見出しをつけることで、忙しくて/興味が薄くて飛ばし読みする方にも対応する。

(4) 発表のタイミング
 情報を小出しにするのではなく、一気に出す。
 また、どこが更新されたかの表示をサイドバー左下に明記。

 どれもビジネス文章にも共通するところがありますねえ。
 社会人になって仕事で学んだことが、クイズ運営にあたって非常に生きている、ということを痛感します。一方で、クイズの場で試行錯誤しながら実践することが、逆に仕事にも生かされてたりもして。

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 以上を踏まえて、今回は「クイズポータル」と同じく@wikiを使用しました。blogと更新の手間はあまり変わらず(最初少し慣れが必要ですが、blogの慣れとそんなに変わらないと思います)、複数の人間による管理が可能で、なおかつ上記の目的を大部分達成することができました。
 つくづく思ったのが、「わかりやすいサイト」を作るには、技術力が云々ではないんだなあ、ということ。もちろん最低レベルの技術力は必要ですが、それよりも多岐にわたる大会情報を整理して、さまざまなユーザーや場面に対応して、適切に情報を伝えるための、「論理的思考力」と「想像力」、そしてそのベースになる「ホスピタリティ」が重要だなあ、と。先進的なプログラムを組めたところで、わかりにくかったら何にもならない。
 とかく広報担当を決めるときに「技術力」や「ネットに詳しいかどうか」で判断しがちですが、本当に重要なことは、上記のように仕事にも通じる能力なんじゃないかな、と思います。幸い、技術の進歩によって、技術力がそんなになくてもわかりやすいサイトが組めるようになりましたし(昔のようにHTMLやホームページ作成ソフトを使いこなす必要は全くないわけで)。

 今回のこの構造ですが、他のイベントについてもぜひ参考にしていただければ嬉しいです。自分も参加者として、「わかりやすいサイト」が望ましいことに変わりはないので。
 もっともblogによる告知が全て×、というわけではありません。情報量が少なければ充分対応できますし、ある程度情報量が増えても、カテゴリーをわかりやすい場所に配置すればカバー可能です(ただ、他のサイトを見ていると、カテゴリーが凄く見づらい場所にあることが多い……一番重要なので、サイドバーの一番上に配置してほしいところです)。
 あと、「こうすればもっとわかりやすくなる」というご指摘もお待ちしております。
 

 と、散々自画自賛しまくったにも関わらず、ここからは反省。
 一方で早押王・新人王の方のサイトは……というと、言いたいことが多すぎて非常にわかりにくいサイトになってしまいました。といっても基本的には前回のサイトをそのまま継承しているわけで、市川くんではなくベースを作った僕の責任なんですが……。「表現方法」だけではなく「もともと情報量が莫大」というのもあるので難しいところ。
 もし次回をやる際には「わかりやすく伝える」、それも「新人王世代でまだイベントに慣れていない人」も、「兼任スタッフを希望する人」(ここが入ってくるので必然的に情報量が多くなる)も、どちらに対しても、適切に情報を伝えられるようなサイトにするよう、再編集する必要があると思っています。

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