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2008年12月12日 (金)

【感想・漫画】祝・3巻発売!「ちはやふる」布教活動

 わざわざコミックスの発売日を確認して、本屋に買いにいったのは久々だなあ。
 というわけで「ちはやふる」3巻発売です。
 参考

 熱いだけではなく、構成が巧いなあ。
 コミックス1巻分という短い中で、チーム5人のうち4人にそれぞれに違った見せ場(挫折→成長)を見せ、かつ無理に詰め込んだという感じがしない。
 前も書きましたが、クイズにせよ何にせよ、「文化系ガチ勝負」に青春をささげた方には是非オススメします。

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 にしても、かるたの団体戦ってのは興味深い。
 「一対一の対決が」
 「同じ場所・同じ基準・同じ時間で並行に進行して」
 「その勝ち負けの総数で勝敗を競う」
 という団体戦は、漫画にせよ他の競技にせよ、かなり珍しいのでは。
 特に2番目。たとえば「キン肉マン」の対七人の悪魔超人戦は「一対一」を並行で進行してるんだけど、場所や基準は全然違うわけで、だからこそストーリーとして幅が出てくる。
 一方かるたの場合、団体戦でありながら一対一で、にも関わらず同じ場所・同じ基準(読手は一人だけ=同じ歌で取り合う形)・同じ時間で行なわれる。今回の3巻のように、他の漫画や競技では見られない心理模様が見られるように思えます。

 で、クイズの形式に生かせないかな、と思い、こんな形式を考えてみました。

 ・2チームに分かれての団体戦。両チームとも同じ人数とする。
 ・一対一の対戦を並行して実施。対戦相手と向かい合い、間に消しゴムを一つ置く。早押し機は使用しない。
 ・問題を出題。わかったら手元のボードに「正解の頭3文字」を書いた上で、消しゴムを取る。
 ・全対戦、消しゴムを取り終わったら、そこで問い読みストップ。逆に言えば、全対戦が取り終わるまでは問題は読み続ける。
 ・各対戦とも、先に消しゴムをとった方が解答権。ボードに続きの正解を書き、採点。 
 ・正解+1、誤答は相手のポイント。
 ・これを繰り返し、各対戦ごとで勝者を決定。勝者が多いチームが勝ち。

 「正解の頭3文字」にしたのは、全部書くとなると「早書き競争」になってしまうからね。テンポとしてはそれでもいいんだけど。
 ある程度準備の手間がかけられるようならば、「あ~ん」の札を対戦分用意して、それを先に抑えた方が解答権、とすると、よりかるたっぽい。手間はすごくかかるけど。
 「勝者の数」ではなく、「合計点」で判断するのもアリかも。これだと途中でメンバーチェンジができる。天×天×天のように「1チーム3回までメンバーチェンジができる」形で。

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