【感想・本】11月に読んだ本
さすがに連戦前にはほとんど本読めませんでした。
寒くなってきたので車移動も増えてきたしね。
とはいえ月10冊か。忙しくても5冊(=週1冊)ペースは崩さないようにしたい。
☆はオススメ。って、今月はないんだけど……。
【一般】
玉野和志『創価学会の研究』(講談社現代新書)
荒俣宏『奇人は世界を制す エキセントリック―荒俣宏コレクション2』(集英社文庫)
中田安彦『世界を動かす人脈』 (講談社現代新書)
【仕事関係】
芦屋広太『話し過ぎない技術―話を「見せる」ためのコミュニケーションスキル ~「話す」「書く」「聞く」「質問する」ためのスキルセット~』([マイコミ新書)
この本のタイトルが話し過ぎだ!
という突っ込みはおいといて、仕事上のコミュニケーションの基礎という意味では参考になったんですが、肝心の「話し過ぎない技術」についてあまり触れられていないのが残念。「いかに会話のカードを切るか」というのは、仕事にしても家族にしても雑談にしても難しいところですよねえ。そこにフォーカスあてて、「伝わるコミュニケーション」を掘り下げていくとより参考になったのですが。
まあ、一番うーんと思ったのが、著者がネット上で発表しているこの文章の方が面白くて役に立つ、ってことか。無料>有料ってのもなあ。
【小説】
万城目学『ホルモー六景』(角川書店)
森見登美彦『美女と竹林』(光文社)
阿部和重『グランドフィナーレ』(講談社)
伊坂幸太郎『砂漠』(実業之日本社)
吉田修一『パーク・ライフ』(文藝春秋)
石田衣良『下北サンデーズ』(幻冬舎)
しいて一冊薦めるならば『砂漠』。スタンダードな青春小説という点では面白いんですが、伊坂幸太郎ということで期待値が高くなりすぎているきらいもあって☆つけず。
『美女と竹林』は「森見ファンブック」でしょう。森見初作品がコレだった人はちょっと可哀想。『夜は短し~』と『四畳半神話大系』あたりから入ることをオススメします。
『下北サンデーズ』。☆。といっても5段階評価の☆1個。内容が凄まじく薄い。ありがちなストーリーとありがちなキャラクター、なんか小説そのものというより粗筋を読んでいるような気になりました。演劇をテーマにした小説なのに、肝心の演劇の描写が全く伝わってこない、ってのはなあ。一方で日常の貧乏生活も、ステップアップも、人間関係のこじれも、どうにもこうにもステレオタイプだし。
途中、小劇場系の劇団のパロディが出てきます。ただそれもどうも薄い。「とりあえずここらへんの名前を挙げておけば演劇好きが喜ぶだろう」みたいな感じで。
ところで、「おこさま企画」という人気劇団、田中ヤマダ・九問勘十郎の元ネタは当然わかったんですが、新田旧作の元ネタって誰?そんな名前の人いたか?……と思ってググった結果「古田新太」。
ああー、確かに古田新太はよく大人計画の舞台とかクドカンドラマに客演で出てるけど、でも大人計画の一員じゃないだろ……。
とか書いてるうちに舞台行きたくなってきた。
ウーマンリブ、チケット取り忘れたんだよな。と思ったら平日ならまだチケットある模様。行こっかなー。
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