【感想・漫画】特にクイズ関係者は絶対読め!「ちはやふる」(末次由紀)
末次由紀『ちはやふる』。
前から漫画系サイトで存在は知っていた。
が、なんで早くこれを読まなかったんだろう。
最初は漫画喫茶で興味半分に触れましたが、ちょびっと読んだ後は本屋に走っていって2巻とも買いました。それほど面白い。
単純にストーリーだけ追っても楽しめる一作ですが、
クイズにせよ何にせよ、「文化系ガチ勝負」に青春をささげた人間にとっては、
心震わせるシーンの数々!
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2巻。
太一(ヒロインの友人。秀才。まつげくん)と、かるたの先生が、ヒロインの試合を観戦しながら交わす会話。
ちなみに新くんは、ヒロインがかるたをするきっかけになった、無茶苦茶強い男の子です。
太一「かるた練習して すこしずつ強くなって……
でもわかってくるんスよ おれは……
青春ぜんぶ懸けたって 新より強くなれない」
(中略)
先生「”青春ぜんぶ懸けたって強くなれない?”」
試合中のヒロイン「どりゃあ」
先生「まつげくん」
先生「懸けてから言いなさい」
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……震えた。
これだ。この気持ちだ。俺がクイズをやっていたのは。
プレーヤーとしても、企画者としても。
正直な話、末次由紀といえば、「トレースの人」くらいの認識しかありませんでした。
ところがどうだ。この熱さ。この異常な熱さ。
特にクイズ等の文化系ガチ勝負にハマっている人は、是非ご一読を!
魂を揺さぶられるのは僕だけではないと思います(いや、スポーツにせよ仕事にせよ、何科に真剣に打ち込んだ人間にとっては幅広く楽しめると思いますが)。
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最後の一文が「何科」になってることについて、mixiでツッコミを受けました。それに対する自分のレスがあまりに馬鹿馬鹿しいので、こっちにも転載。
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ヒロイン・スエコは「スエコが分類してあげる!」(家なき子2風)と言い放ちながら、ダーリン・富太郎とともに分類に勤しむ日々。
しかしそんな2人の前に、「二名法」の使い手、スウェーデンからの留学生・カールが立ちはだかる!
勝負のかたわら、富太郎とカールの間で揺れ動くスエコ。3人の分類青春の行く末はいかに……。
投稿: 橙武者 | 2008年9月26日 (金) 04時07分