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2006年9月

2006年9月17日 (日)

【quiz_too_fun】クイズ論メモ「"人"から見たクイズの変遷」~(13)あとがき~

 「クイズの現状や将来像に対して、どう考えているのかを整理し、何をすべきかを考える。それを今後のアクション(xyzなど)に反映させる」……という目的で始めたこのクイズ論。
 1ヶ月強続いてきましたが、ようやく最終回です。

 -目次-

 (1)まえがき

 <歴史篇>
 (2)テレビクイズの時代(~1993年頃)
 (3)大学クイズ研&OBの時代(1993年頃~2002年頃)
 (4)脱・大学クイズ研の時代(2003年頃~)・時代状況篇
 (5)脱・大学クイズ研の時代(2003年頃~)・時代状況篇Ⅱ

 <現状篇>
 (6)新歓・人材育成機能の変遷
 (7)新歓・人材育成機能の今後の担い手
 (8)なぜ社会人は、新歓・人材育成機能に関心を抱くのが非常に難しいか

 <将来篇>
 (9)社会人が新歓・人材育成機能を担うにはどうすればいいか?
 (10)基本方針1・「初心者がクイズを楽しめる」ようなサークルの増加
 (11)基本方針2・既存サークルの存続
 (12)基本方針3・オフラインクイズ自体の普及広報活動

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 簡単なまとめ。

 <クイズの現状や将来像に対して、どう考えているのか>

 ・愛してやまない「”やる”クイズ」というものが、スタイルは変わっていくにせよ、今後もずっと続いていってほしい。
 ・「”やる”クイズの存続」のためには、誰かが何らかの形で「新歓・人材育成機能」を担う必要がある。
 ・「学生クイズ研だけが新歓・人材育成機能を担う」のは、内部環境・外部環境を考えると厳しい。社会人主体のアクションを起こす必要がある。
 ・とはいえ、自然にやっている限り、社会人は新歓・人材育成機能については関心を抱くのが難しい。「クイズ界を一つのサークルと認識して、そこへの新歓活動と捉えてアクションを起こす」人は少数派(自分の場合、このような「クイズ界=大サークル」という認識が無意識的にあるのだと思います。良くも悪くも)。
 ・そのため、フォーカスを「クイズ界」「クイズ文化」ではなく、「サークル」に当てる。「”初心者がクイズを楽しめる”ようなサークルの増加」「既存サークルの存続」により、総体として「”やる”クイズの存続」という目的を達成する。あわせて、「オフラインクイズ自体の普及広報活動」については、ローコストでできる範囲で継続する。
 ・具体的には、各サークルが個別に新歓活動を行うのに加え、”クイズ界新ポータルサイト”→”xyz”→”初心者限定サークル”→”サークル見本市”→”その他サークル・イベント”……といった形で「クイズ界共通新歓活動」のようなものを実施するのが効果的・効率的と思われる。

 <何をすべきか>

 ……の前に、一つおことわりを。
 「クイズ界共通新歓活動」は、誰か一人が指揮して行うよりは、色々な方が主体になって動く、いわば「頭がいろいろあって、それが相乗・補完しあう」形が理想的です。
 初心者限定サークルや、クイズ体験イベント、サークル見本市も、私以外にいろいろな方が担ってほしいと思っています。現に「クイズ体験イベント」は「あなたクイズできますか?」がそんなコンセプトでしたし(少なくとも私が見学した第1回は)、サークル見本市は今度さいやが実施するようです。これらのイベントが相乗効果を発揮できるよう、情報共有できるところはしていきたいと考えています。
 (12/10に一部修正しました)

クイズ界新ポータルサイト
 ・準備期間=現在、準備中
 ・halさん主体で実施中。スタッフ募集しています。

○クイズ体験イベント”xyz”
 ・実施予定=2007年5月~7月、東京・大阪・名古屋・福岡+α
 ・準備期間=2007年2月~5月
 ・来年以降も継続するが、回数を年1シリーズに。
  その代わり、より「初心者向け」の色を濃くする予定。また、東京・大阪については、「同じ内容の問題・企画セット」で年2回開催することを検討(コンサートの「××公演2」のイメージ)。
 ・各地方については、一連の「クイズ界共通新歓活動」の必要性・流れをご説明した上で、あくまで各地方の方が主体で実施。こちらから出張していかなくても実施できる形で(名古屋・大阪・福岡は既にそうなっているので、他の地域でも可能であれば、地元主体で実施)。

○初心者限定サークル
 ・東京のnextstepsは、橙武者の手を離れて会員主体で順調に運営中。
 ・名古屋・博多の初心者限定サークルも、順調に活動を実施。
 ・関西にて初心者限定サークルが発足予定
 ・できれば仙台でできればなあ……。こちらは地元に協力者を作ることから。

○サークル見本市=("colorful bridges")
 ・2006年11月23日に無事終了
 ・2007年の開催については検討中

○「Quiz Park」の発刊
 ・「xyzの企画・問題」の掲載。
 ・それに加え、「初心者がクイズを楽しむ」「初心者とクイズを楽しむ」情報を掲載する。
  4号は「レク・余興・イベントでのクイズ」特集(2006/10)、5号は「QMA」特集(2007/1)、6号は「サークル」特集の予定(2007/06)。
 ・7号では、ファンサイトや高クイウォッチャーの方々を取材させていただき、「クイズを見る」楽しさを、題して「みてるひと」で特集……という案を考えていたら、元ネタの討ち死に。一旦白紙に。
 ・記事部分についてはクイズポータルに移管、の方向性も。

○「企画(問題・形式)の各地のサークルで共有化」
 12月に一次案を提案。
 まずは2~3のサークルで共有できれば……。

 (この記事は書きかけです。残りは帰宅後書きます)
 (……と思っていたら体調崩しました(喉がエラいことに)。しばらくお待ちください(9/19))

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 ここから12/10追加分。
 さて、最後に肝心なことを。

 quiz_too_funやxyzなどいろいろやってきましたが、いずれも「やりたい」と思えたから始めたし、「楽しい」と思える部分があるから続けられる。という面は非常に強いです。

 もちろん、金・時間・労力などの負担は当然あるし、「誰かがやらねば」という義務感のようなものもある。しかし、義務感だけでは始められないし、続けられない。
 いろんな人と会えた、アイデアや事前準備がうまくはまった、「自分が楽しいと思ったこと」を他の人と共有できた、打ち上げで仲間たちとビールを美味しく飲めた……などなど。割合としては「負担」「大変なこと」の方が大きいかもしれないけど、「楽しい」と思える瞬間があるからこそ、続けられる。
 これについては僕だけではなく、クイズサークルを運営する人、クイズイベントを企画する人、クイズ関連のサイトを運営する人……の大半に当てはまるのでは、と思います。
 
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 その一方で、「楽しい」と思えなければ続けることは難しい……というのも、また確かです。
 どんなことであれ、何かを「立ち上げる」ことは大変ですが楽しいものです。しかし、時間が経つにつれ、慣れによって「楽しさ」も「モチベーション」も逓減し、一方で「負担」だけが募っていく。

 さらに難しいのが、「担当者をバトンタッチして続ける」こと。
 もともと創業者は「やりたいからやってる、だから楽しい」という人が多いと思われます。しかし後継者は、「やりたい/やりたくない」は別として、既にあるものを引き継ぐ立場です。創業者ほど慣れていないので「負担」を感じやすい一方、「楽しさ」や「使命感」「義務感」は創業者ほどは感じにくい。
 「負担」を軽くし、「楽しさ」「義務感」を感じてもらうのが前任(創業者)の役割……と書いてしまうと簡単ですが、これがとんでもなく難しい……。

 長々と話してきた今回のテーマからすれば、クイズ関係者に「新歓・人材機能を担いたい!」とどう思っていただき、どうそれを引き継いでいくか……。
 このテーマについては、「新歓・人材機能」だけにとどまる問題ではありません。引き続き「継続について」と題して考えていきたいと思います。
 

2006年9月16日 (土)

【quiz_too_fun】クイズ論メモ「"人"から見たクイズの変遷」~(12)基本方針3・オフラインクイズ自体の普及広報活動~

 -目次-

 (1)まえがき

 <歴史篇>
 (2)テレビクイズの時代(~1993年頃)
 (3)大学クイズ研&OBの時代(1993年頃~2002年頃)
 (4)脱・大学クイズ研の時代(2003年頃~)・時代状況篇
 (5)脱・大学クイズ研の時代(2003年頃~)・時代状況篇Ⅱ

 <現状篇>
 (6)新歓・人材育成機能の変遷
 (7)新歓・人材育成機能の今後の担い手
 (8)なぜ社会人は、新歓・人材育成機能に関心を抱くのが非常に難しいか

 <将来篇>
 (9)社会人が新歓・人材育成機能を担うにはどうすればいいか?
 (10)基本方針1・「初心者がクイズを楽しめる」ようなサークルの増加
 (11)基本方針2・既存サークルの存続

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 というわけで、基本方針その3。
 オフラインクイズ自体の普及広報活動です。
 今回もさらに走り書き。

 広報活動を大きく分けると、対象が「もともとクイズに興味を持っていた人」なのか「持っていない人」なのか、に分けられます。
 このうち、「興味を持っていない人」向けの普及活動としては、「イベント等で実際にクイズをやってもらう」機会を作るのがメインになるかと思います。同人誌即売会などで「クイズに触れる機会」を設けるのも手ですし、自治体などに早押し機をレンタルすることで間接的に機会を増やすのも手です。
 とはいえ、この分野に本腰を入れて取り組むとなると、多大な資金・労力が必要です。それこそマスコミを使うくらいの。現状は「クイズに興味を持った人」に対する環境自体ほとんど整備できておらず、万が一再び何かの視聴者参加型クイズ番組がスタートしたとしても、中長期的には「”やる”クイズ」にはほとんどプラスの影響を与えないと予想されます(2002年頃に「ウィーケストリンク」「タイムショック」「天」と視聴者参加番組が並ぶプチクイズバブルがあったのですが、それらがきっかけでクイズに興味を持ち今も続けている人は多くありません)。

 なので、「クイズに興味を持った人に、クイズを楽しんでもらう機会を作り、サークルなどで継続的にクイズを楽しめるところまでつなげる」ことが優先順位としては上になります。「もともと興味のない方に、興味を持ってもらう」アクションについては、当面のところ同人誌即売会(コミケ・コミクリ)やレンタルにおいて、ローコスト・草の根・趣味の一環として(即売会に参加したい+それがクイズであれば尚良い、といった形で)実施……というのが現実的かと思います。
 
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 で、「クイズに興味を持った人」への手として、「現在ほとんど行われていない割にローコストでスタート・継続できそう」なのが、「クイズ界新ポータルサイト」構想です。

 かつては「鈴木舟太のクイズホームページ」、現在「クイズナビゲーションサイト 一心精進」が、クイズ関係の情報サイトとして半ばオフィシャルな部分を担っています(お二人のインタビューは「Quiz Park」第2号で!)。クイズイベント情報(告知・結果報告)が充実しており、ここ数年のクイズイベントはこの両サイトの存在なしには成立しなかったでしょう。
 とはいえ、どちらかといえば既存クイズプレーヤー向けの情報であり、「クイズに興味を持った人に対して、その後サークルやイベントにてクイズを続けてもらえるように、クイズ情報を提供する」機能については、クイズ界全体を見たときに充分とは言えません(一心精進には「オープン大会に参加しよう!~大会参加マニュアル~」という便利なコンテンツがありますが、サークルに対する情報をまとめたサイトはありません)。
 とはいえ、ニシダさんの奮闘によりギリギリのラインで支えられている「一心精進」に、これ以上負荷をかけられません(お体、大丈夫でしょうか……)。「クイズに興味を持った人」向けのサイトは、別に設けた方がベターかと思います。

 また、テレビ番組やQMAで「クイズに興味を持った人」は、検索エンジンで「クイズ」「高校生クイズ」「QMA」と検索することが多いようです。これだけインターネットが発達した今となっては、クイズに限った話ではなく、何かに興味を持ったらまずは検索……というのが増えてきているでしょうし、今後はさらに一般化するでしょう。
 ということで、いろいろと検索してみました。使ったのはgoogle、yahoo、gooですが、あまり検索エンジンによる差は感じませんでした。なお、2006/9/16時点のデータです。

 ○「クイズ」○
 「やる"クイズ系」のサイトは殆ど出てきません。一心精進はもちろん、quiz_too_funも出てきませんし、老舗のFQUIZ.JPもしかり。
 上位は「パズル・頭の体操系」か「テレビ番組系」が多いようです。

 ○「高校生クイズ」○
 さすがに公式サイトが一番上にきます。
 以下、「高校生クイズWEB Come on a Fire!」「高校生クイズを極めるページ」と続きます。
 ネットクイズからクイズに入られた複数の方から「高校生クイズで検索したら、SAKUGEにヒットしたのがきっかけ」とお伺いしましたが、2006年9月16日の調査では確認できず。SAKUGEの企画モチーフがウルトラクイズにシフトしたのが原因でしょうか?

 ○「ウルトラクイズ」○
 まずはスポンサーサイトが先頭。「お笑いウルトラ」も含む。
 その後はwikiの他、「ウルトラクイズ ハットちゃん」「mischievous - クイズのおはなし」といったファンサイトが上位でヒットします。

 ○「クイズマジックアカデミー」○
 公式サイトに続くのが、「クイズマジックアカデミーファンサイト」。いろいろなルールがコンパクトにまとめられてわかりやすい……と思ったら、舟太さんのサイトでした。
 次が「クイズマジックアカデミー(QMA)予備校」。管理人さんにはxyzでもお世話になっています(トップからリンクを貼っていただいています)。
 
 いずれも、せっかく「クイズ関連」に興味を持っていただいたにも関わらず、「”やる”クイズ」にはダイレクトに結びつかない。xyzの告知を番組やQMAのファンサイトに載せていただいています(ありがとうこざいます)が、「”やる”クイズ」の情報をダイレクトに得ることができれば、もっと「”やる”クイズ」に興味を持つ人が増えるかもしれません。

 ……といったように、クイズに興味を持った人からすれば、現状は「質・わかりやすさ」「量・アクセスしやすさ」のいずれにしてもまだまだ充分とは言えません。まだまだ開拓の余地はあるかと思われます。
 
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 そこで、「クイズに興味を持った人」中心に、「わかりやすい」情報を、「アクセスしやすい」サイトにて提供する。
 さらに、(10)で書いた「サークル情報(会員募集情報、活動内容など)をわかりやすくまとめた」ものがあれば、既存のクイズプレーヤーに対してもメリットが大きい。
 これが、「クイズ界新ポータルサイト」構想です。
 現在、halさんを中心にプロジェクトが進んでおり、今年中には始動の予定です。

 内容としてはまだ未定ですが、上記のことを考えると必要となるのは……
 
 【情報の内容】 
 ・「クイズとは何か?」を、クイズにあまり触れていない方にわかりやすく伝える情報、FAQ
 ・サークルについての情報(各サークルへのリンク、特に初心者歓迎サークルへのリンク)
 ・クイズ番組、QMAに関するニュース
 ・ネット上でできるクイズ企画・問題
 ・各クイズサイトに対するリンク

 打ち合わせのときに「参考になる」という声が上がったのが、全日本かるた協会です。いわば「このサイトのクイズ版」を作りたい、と思っています。
 基本的に、従来のクイズサイトで担っている部分はそのまま現状維持(イベント情報の「一心精進」、通販・早押し機レンタルの「quiz_too_fun」、各ネットクイズサイトなど)とし、そこへの「入り口」としてのサイト設計を行うのが、労力面から見るとベターと考えています。

 【情報のアクセスしやすさ】
 ・「クイズ」「高校生クイズ」などで検索したときに上位に来ること
 ・既存クイズサイトとの相互リンク
 
 サーチエンジン最適化については詳しくないですが、おそらく「キーワードとなる単語を含む(”やる”クイズだけではなく、”高校生クイズ””QMA”場合によっては”パズル”なども)」「更新の頻度」「他サイトからのリンク」といったあたりがキーになるかと思われます。
 コンテンツの一つに「クイズ番組、QMAに関するニュース」があるのは、そこを狙ったものです。もちろん、更新頻度を上げるとなると「負担が偏らないようにどう運営するか」という問題が出てくるのですが。
 クイズ企画・問題については、当初は「あまり更新しなくても成立するもの(既存のクイズ問題を掲載する、など)」で立ち上げますが、これも定期的に更新できるものであればベターです。これについては、エキスパートであるネットクイズ関係者の方のご協力を得たいと思っています。

 近日中に、「こんな形のサイトにしたい」という案を出します(10月予定)。
 中長期的に継続するため、「一人が全て管理する」タイプのサイトではなく(少なくとも自分には中長期で関わるのは難しいです)、「投稿されたものを、複数の有志がチェックすることで、負担の集中と不適切な情報を防ぐ」システムが作れれば……と現在模索中です。
 このプロジェクトに興味がある方、ネットサーフィンのついでに手伝ってみたい方は、ぜひ橙武者までご連絡いただければと思います。

2006年9月15日 (金)

【注目】「スローモー」って表現、最近聞かないよね

 スローモーションの略、なのかな。
 今日はそんな話。

 FMラジオを聞きながらの会社帰り、金曜日の21時30分。
 ちょうど番組と番組の切れ目なのか、少し多めのCM。なんか番組が始まるっぽい。
 ラジオ、特にFMから流れてくるのは、普通はパーソナリティの軽快なおしゃべり。
 それこそラジオネーム「恋するウサギちゃん」からのお便りが似合いそうな。

 ところが、そうじゃなかった。
 流れてきたのは、予想を遥かに覆すほどの……凄まじくのんびりした女性のしゃべり。
 一音一音がえらく長い。本当に長い。しかも話す内容がえらく真面目なもんで、何かの経文を聞いているようでいたたまれなくなるくらい。

 新手の声優、それもいかにも大きなお友達狙いかと思ったら、福井静という鹿児島在住のシンガーソングライターだった。
 インターネットラジオで声が聞けるようなので、この衝撃を是非貴殿にも体感していただきたい。
 今あらためて聞いてみてまた腰が抜けそうになった。 

2006年9月14日 (木)

【問題】systemF 2006年2月例会についてのお願い

 以前書いたかもしれませんが、USBメモリが5月にご臨終になりました。
 2月にバックアップをとっていたし、3月のQuizzesの問題はプリントアウトしていたので難を逃れたのですが、大ショックだったのが2月のsystemF企画のデータがふっとんだこと。
 
 当日やった問題の答え、メモしている人がいたら、ぜひ送ってください!
 ボード&早押しボードだったので、マメな方だったら持っているかも、と一縷の願い。
 バーンが7月まで持っていた、というのが悔やまれるところ……。
 ご協力の程、よろしくお願いします。

 ちなみに、こんな問題を出したというのを、記憶からサルベージ。

 *9月16日更新。2世73タロー(vostok)さんのおかげでかなり埋まりました!ありがとうございます!!

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 【ボード】(サルベージ完了)

 ・東横インのマークにも描かれている「4&5ポリシー」とはどんな意味?(まあ、会場が蒲田=東横イン本社そばだったもので)
 ・森永乳業の「プティポ とろふわプリン」。パッケージにも描かれている「この商品の売り」とは、どんな人が作ったこと?(おおしまさん単独正解)
 ・静岡市の区と区の境界線。清水区と残り2区の境界線となっているのは「旧清水市か旧静岡市」という身も蓋もない基準ですが、葵区と駿河区の境界線の由来になっているのは、おおむね何?(おおしまさんまた単独正解)
 ・ポール・ニザンの「アデン・アラビア」の有名な一節。「ぼくは二十歳だった。」これに続く言葉は何?(大体あっていれば正解)
 ・工業デザイナーとしては「車止め」でグッドデザイン賞を受賞した、夏には欠かせない芸能人は誰?(ほとんどの方が正解したんだけど、この前フリって有名なのかな。それとも後限定?)
 ・一般には「ルーブ・ゴールドバーグマシーン」と呼ばれコンテストも行われる装置。日本では特に、あるテレビ番組の名前が冠された名前で呼ばれることが多いですが、その名前とは何?
 ・ネットなどでも「印象に残る言葉」としてよく見かける、韓国の小説・映画「カシコギ」の一節。「あなたが虚しく過ごしたきょうという日は」どんな人にとってのどんな「あした」?(大体あっていれば正解)
 ・名門女子大学の「津田塾大学」。英語で表記するとどうなる?
 ・中国で進められている「五縦七横(ごじゅうななおう)」「7918」というプロジェクトは、どんなものを作るためのもの?
 ・90年代のNHKの大河ドラマで、毎回「アテブレーベ・オブリガード」というポルトガル語の別れの挨拶で終わるのは何?(最終問題)

 (vostokさんに教えていただいた9/16追加分)

 ・角川書店の雑誌「ザ・テレビジョン」の表紙でレモンを持つことを拒否した唯一の人物は誰?(早ボかと思ったらボードで出してました。正解は長渕剛。オダギリジョーは嫌がったけど、結局腰のあたりで目立たないように持ちました)
 ・JR東日本が発売する清涼飲料水「大清水」。これは、由来となった地名とはわざと違った読み方が付けられています。それはどんな理由から?
 ・ホンダのCMでおなじみの、ハイロウズの曲「日曜日からの使者」。ファンの間で伝わる有力な伝説では、この「日曜日からの使者」とは、自殺寸前の甲本ヒロトが見た誰のこと?
 ・(写真を見せて)この人は誰?(「きっこのブログ」のきっこ)
 ・定番の待ち合わせスポットの一つで、京都・三条駅のある銅像前のことを、その銅像のポーズから通称「何前」という?(実は前フリベタ!)

 正解は書かないので、「これは」というのがあったら書き込むかご連絡ください。

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 【早押しボード】(確か30~40問)

 (幸いにもデータが残っていたもの)

 ・昨年発売されたCDで、シングル「*~アスタリスク」をリリースしたのはオレンジレンジですが、そのアスタリスクに横棒一本加えたような形のタイトルであるベストアルバム「米 ~Best of Best~ 」をリリースした往年の人気バンドは、「まあ、そう聞かれたらそれしかないだろう」としか言いようのない何?
 Ans.
米米CLUB

 ・大分国際情報高から日本体育大を経て大崎電気に入社。全日本のエースとして活躍するハンドボール選手で、今年元旦に放送されたTBSの「筋肉バトル!!スポーツマンNO1決定戦」において見事総合NO.1に輝いたのは誰?
 Ans.
宮崎大輔

 ・元たまの知久寿焼(ちくとしあき)のバックバンドを一緒に務めたのがきっかけで結成された、「帝国のマーチ」のカバーやNHKの「ピタゴラスイッチ」などで知られるユニットで、その名前は「栗原正己(くりはらまさき)らが結成した」「ある縦笛を演奏する」「4人組」ということから名付けられたのは何?
 Ans.
栗(くり)コーダーカルテット

 ・父の賢章(けんしょう)は映画「ゴジラvsスペースゴジラ」の監督。「アニメ・声優界を変える!人材バンクの設立を!」「巫女さんの将来に希望を持てるサポート体制を!」などの斬新な施策を引っさげ、昨年の衆議院選挙に東京22区から立候補、見事2,483票を獲得した若干25歳の自称政治家は誰?
 Ans.
山下万葉(ばんば)

 ・名前だけで結構です。白岩玄(しらいわ げん)の小説「野ブタ。をプロデュース」で、転校生・信太(のぷた)をプロデュースする主人公の名前は、どっち?
 Ans.
桐谷(きりたに)修二

 ・三谷幸喜監督の映画「The有頂天ホテル」ではオダギリジョーがこの係を演じている、招待状などの手紙や、式典などの看板などに字を書くこと、またはその専門職のことを何という?
 Ans.
筆耕(ひっこう)

 ・smorgasの智恵子、jitterin'jinnの入江美由紀、アンダーグラフの谷口奈穂子(なおこ)。彼女らがよく「珍しい」と言われるのは、男女混成バンドでの女性では確かに珍しいどのパートを担当しているから?
 Ans.
ドラム(ドラムス)

 80年代のNHKの大河ドラマで、毎回「今宵はここまでにいたしとうございまする」というナレーションで終わるのは何?(最終問題)
 Ans.
武田信玄 

 (vostokさんに教えていただいた9/16追加分)

 英語に翻訳された時には「You've got a ways to go」と訳されたが、日本語版で突然英語を話し出す……という展開のときには「You still have lots more to work on...」という文章が使われた(後略)
 Ans.
「まだまだだね」 

 本名は「薔薇」の「薔」に「子供」の「子」と書く予定だったが、役所に認められなかったため「薔」の部分がひらがなになった(後略)
 Ans.
中川翔子 

  現在、創業者一族の信一郎と信三郎の間で相続争いが勃発(後略)
 Ans.
一澤帆布店 

  「イギリス出身のロックバンド」「当時の彼女の名前と自分の名前の頭文字」「好きな電車の種類」の頭文字をそれぞれつないで名付けられた(後略)
 Ans.
レミオロメン 

  「こどものじかん」などで知られる漫画家の「私屋」、グループ魂のMC・「港」、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の登場人物「渚」(後略)
 Ans.
カヲル 

  実際にやってみようクイズです。千葉ロッテマリーンズのエース・清水直行がホームスタジアムで先発する際、マウンドに登りながら必ずやる、千葉ロッテならではの行動は何?
 Ans.
タオルマフラーを回す(清水直モデルのタオルマフラーが販売されている) 
 
  「高名だが年配の科学者が可能であると言った場合、その主張はほぼ間違いない。また不可能であると言った場合には、その主張はまず間違っている。 」「可能性の限界を測る唯一の方法は、不可能であるとされることまでやってみることである。 」「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない。」という3法則のことを、提唱したSF作家の名前から何という?
 Ans.
(アーサー・C・)クラークの3法則 

  日本の戦国時代の斎藤道三や松永久秀、中国の三国時代の曹操や劉備がこう表現される、「残忍で野心が強い英雄」のことを、「フクロウ」という漢字を使って漢字2文字で何という?
 Ans.
梟雄(きょうゆう) 

  「転職するときに相談する人材紹介会社の窓口」「藤田晋が社長を務める会社」「かつてはスチュワーデスと呼ばれた職業」共通するアルファベット2文字の略称は何?
 Ans.
CA(キャリアアドバイザー、サイバーエージェント、キャビアアテンダント) 

  スープ、落とし穴、麦畑を作る……というのが2番以降の内容だが、一般には「おくつ」を作る1番が有名な(後略)?
 Ans.
いとまきのうた 

  スターバックスやドトールコーヒーなどでテイクアウトする際に使われる、蓋の中でも飲み口のついた蓋のことを特に何という?
 Ans.
トラベラーリッド 

  株式会社ワイイーシーソリューションズ システム開発事業部 BPOセンターに所属するシステムエンジニアとしての顔を持つ(多分2006年9月現在は違うと思うが)(後略)
 Ans.
瀬川晶司 

  (前略)「すっげー多英」(後略)
 Ans.
山崎修(おさむ) 

 見事なまでに芸能ばっかだなあ。

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 (早押しボード・正解だけ思い出したもの)

 ・クリティカルマス(臨界点→新しい商品・技術が広がる際の境目になる点)
 ・オズボーンのチェックリスト(発想法の一つ。ブレーンストーミングの人)
 ・ゆうがたクインテット(NHKの番組)
 ・「やないただし」(ユニクロ)から「やないひろし」(ぴあ)へのパラレル
 ・富士ファブリック株式会社(フジファブリックの名前の由来)
 ・ダ・ヴィンチコード(雑誌「ダ・ヴィンチ」における、オンライン発注時のコードのあんまりな名前)
 ・武田双雲(東京理科大学→NTT東日本という、この職業にしては異色の経歴を持つ書道家)
 ・藤田志穂(sifow)(ギャル革命)
 ・埼玉県立浦和西高校(山本鈴美香・ひぐちアサの母校で、「エースをねらえ!」の県立西高校・「おおきく振りかぶって」の西浦高校のモデル)
 
 (vostokさんに教えていただいた追加分)

 ・ダマスカスナイフ
 ・クロス(美容室などで、髪を切ってもらうときに飛び散らないようにかける布)

2006年9月13日 (水)

【注目】一目ぼれ

 重い話が続いたので、たまには。 
 system Fについて検索したら、こんなblogがヒットしました。
 
 ホレた。
 デザインに。
 2日に1回くらいは更新しないとカッコ悪くなりそうだけど。
 なんかの特設記事で使おうかな、このスキン。

 あ、そう、クイズの方のsystem Fなんですが、10月例会には参加できそうです。
 前日がKQKのOB会なので、前日入りしてカラブリの打ち合わせ→OB会→上限の月→蒲田宿泊、日曜日はsystem F→蒲田でもう一泊、翌日は有休で餃子→羽田→鹿児島って感じかなあ。

2006年9月12日 (火)

【quiz_too_fun】クイズ論メモ「"人"から見たクイズの変遷」~(11)基本方針2・既存サークルの存続~

 -目次-

 (1)まえがき

 <歴史篇>
 (2)テレビクイズの時代(~1993年頃)
 (3)大学クイズ研&OBの時代(1993年頃~2002年頃)
 (4)脱・大学クイズ研の時代(2003年頃~)・時代状況篇
 (5)脱・大学クイズ研の時代(2003年頃~)・時代状況篇Ⅱ

 <現状篇>
 (6)新歓・人材育成機能の変遷
 (7)新歓・人材育成機能の今後の担い手
 (8)なぜ社会人は、新歓・人材育成機能に関心を抱くのが非常に難しいか

 <将来篇>
 (9)社会人が新歓・人材育成機能を担うにはどうすればいいか?
 (10)基本方針1・「初心者がクイズを楽しめる」ようなサークルの増加

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 (9)でも書いた通り、基本方針2は「既存サークルの存続」です。また走り書きです。

 サークル単位で見ても、「新しく入る人≦辞める人」という状況が続けば、いつかはそのサークルは立ち行かなくなります。もちろん、「辞めさせない環境を作る」ことも重要ですが、就職や結婚・出産など、どうにも動かせない理由でクイズから離れる人もいる。中長期的に続けようと思うのであれば、やはり「新しく人を入れる」必要性があります。
 しかし、単にサークルのホームページを作り、その中に「会員募集!」と書いたところで、手を上げる人はほとんどいない(ゼロでないだけまし、ではありますが……)。そのサークルに興味を持っている人しか見ないわけで、「興味を持ってもらう」方法を考えなければいけないわけです。
 これについては、(1)で述べた初心者サークルにも当てはまります。初心者サークルを結成し、ホームページを作っただけでは人は集まらない。何らかの形で外に打ってでる必要があるのです。

 そこで提案するのが、「共通新歓活動=xyz・見本市」と、「クイズ新ポータルサイト」です。このうち後者については、前回にも出てきた「サークル情報(会員募集情報、活動内容など)をわかりやすくまとめたサイト」が相当します。次回の「基本方針3・オフラインクイズ自体の普及広報活動」の方にも密接に関連するので、そちらで説明します。
 今回は「共通新歓活動=xyz・見本市」について。ちょうど「xyzは効率が悪いのでは?」という指摘を受けましたので、それに対する反論という形で進めていきたいと思います。

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 ある方から、「xyzは非効率的ではないか」という指摘を受けました。
 「初心者サークルが必要な点については同意。
 しかし、”初心者サークルを立ち上げる”とホームページ上で告知すれば、もっと短期間で成果を出せたんじゃないか?
 3年・6シリーズもxyzを全国で開催するのは、非常に非効率的ではないか?」
 
 xyz、nextstepsでの自分の経験からお答えします(もちろん、もっと違う経験をした方からは、全然違う意見が出てくると思いますが・・・)。
 
 【結論】

 xyzをやらずにいきなり初心者サークルを立ち上げ、それをホームページ上で告知しても、ある程度の成果は出たでしょう。
 が、今よりはずっと参加人数は少ないし、特に「それまでオフラインクイズとはあまり縁がなかった」方はほぼ皆無……と推測します。
 地域によっては、サークル自体成立しなかったでしょう。

 【要因】

 (1) 継続的にサークルでクイズを楽しもう、と考えるのは、もともとある程度やる気のある層。それ以外の層は、いきなり継続的にクイズを楽しもう……とは思っていない。

 nextstepsの参加経験者は、僕の知る限りだいたい約50名です(名古屋と博多は把握できていないので除外します)。このうち、

 ○もともと他のオフラインクイズサークルに入っていた層=10名(OZ、開成など)
 ○xyzがなくても、初心者サークルの告知だけで来たと思われる層(もともとサークルを求めていた層)=15名
 ○xyzでオフラインクイズを楽しんだからこそ来た……と思われる層=25名
 
 感覚的な数値ですが、だいたいこんなところなのでは。
 ちなみに、nextstepsは卒業制度を強いており、「もともと層」と「xyzがなくても層」の大多数は、ネクステ卒業生によるサークル「丼」に移行しています。

 いきなり「サークルをやりましょう」という告知では、もともとやる気のある層しか来ない(上で言うところの「もともと層」と「xyzがなくても層」の25名です)。その層を集めることが最大の目的であれば、確かにxyzは非効率的です。でもxyzが狙っている層はそこではなく、もう少しライトな層です。「まずxyzでクイズをやってみて、そこでのクイズが楽しかったからnextstepsなり初心者サークルに来る」というのが理想的な展開なのです(中には「1年に2回、xyzでクイズができれば満足」という方もいらっしゃいます。そういうスタイルもアリだと思います)。
 nextstepsもサイト上で告知をやっていますが、xyzを経ずにいきなりnextstepsに入会しようという人はほぼ皆無です。大半の新規入会者はxyzの参加経験者です。それも何回かxyzなどに参加して、「クイズを継続的にやってもいいな」「雰囲気も悪くなさそうだな」と思えるようになってから、ようやく初心者限定サークルの門をくぐる場合が多いのです。
 
 (2) 「サークル」に対する抵抗感、「イベント」に対する気楽さ

 前述の「やる気」の問題以外にも、まだ理由はあります。
 クイズに限らず、新しい世界に飛び込む際、いきなりサークルなどのコミュニティに入ろう……というのは結構勇気がいることです。 
 行動を制約されるかもしれない。煩わしい人間関係があるかもしれない。続けなければいけないかもしれない。……などと考えると、「サークルの一員」よりも「イベントの一参加者」の方がはるかに気楽で、はるかに敷居が低いのです。
 で、何度かイベントに参加して「住み慣れてきた」場合でも、コミュニティに入る人もいるし、入るのを望まない人もいる。クイズの場合は「クイズをやる機会を確保するためには、クイズサークルに入らなければ厳しい」という状況なので、基本的にサークルに入ります。が、野球観戦とかコミケだったらどうでしょうか?コミュニティ(応援団とか、コミケつながりの仲間とか)に入る人は必ずしも多数派でない。どっぷりはまっていて、かつ人付き合いがすごく良いかすごくさびしんぼうな人でしょう。尾美としのりとか。

 新興宗教やマルチ商法の勧誘を想像しましょう(我ながらひどい例ですが、これが一番わかりやすいのがなんとも)。いきなり道場やオフィスといった自分のテリトリーに連れてこうとしてもうまくいかないし、それで来るのはよっぽどその宗教なり商法なりに関心がある層でしょうね。で、そんなコアな人だけを対象にしていたら成り立たない。おそらく最初は「運気が良くなる」「小遣いのチャンスかも」というセミナーを自分のテリトリーの外で開催して、そんなに関心がない層を勧誘しようとするでしょうね。で、セミナーにおびき寄せておいて、「気に入れば残っていただければいいですよ」といった感じで(もちろん、なんとかしてスタッフは残そうとするんだけど)。

 閑話休題。
 クイズにしても、いきなり「サークル」ってのは敷居が高いのではないでしょうか。たとえどんなに「初心者向け」「新しいサークル」をうたったとしても、イベントに参加するのに比べれば抵抗感は強いのでは、と。
 少なくとも僕の場合、新しい趣味を始めるとして、いきなり「サークルに入れ」って言われたら腰引けます。
 ワンショットで行けるイベント(初心者向けの体験会であればベスト)に何回か出てみて、そこで知り合った人がいい人そうだったら残る……って、その「いい人」が壷とか塩とか砂とか売ってきたら嫌だなあ……。洗剤でも嫌だなあ……。

 (3) 「サークル」の告知って・・・どこで、どうやってやるの?

 前述の通り、サークルのホームページで告知したところで、そこを見にいくのはそのサークルによほど興味がある層だけです。となると、どこかで外部に告知を打たなければならない。
 インターネットの発達により、告知は打ちやすくなりました(xyz自体成立しなかったでしょう)。たとえばxyzの場合、各地区開催が決まると、「番組ファンサイト」「QMAサイト」「ネットクイズサイト」「ローカル情報サイト」に書き込んでいます。どこに書き込むか、どんな文章にするかは既に過去のノウハウがあるので、手間はほとんどかかっていません。
 ……で、もしxyzなしにサークルが新しく人を入れようとするならば、各サークルが同じやり方をすればいい。でも、あちこちのサークルが全てこれをやるのでしょうか?少なくとも現時点、このようなことをやっているサークルはほとんど見かけません(「じゃま~る」に掲載したグランドスラムくらいか)。手間はたいしたことないですが、サークル内外・クイズ界内外の心理的障壁の高さを考えると……いかがでしょうか。
 
 もう一つ。ここは明確な根拠というより、イメージ的なものが強いんですが。
 「サークル」の告知ってやりにくいんですよ。あまりそういう場はないし、インパクトも残らない。クイズに限らず、「○○というサークルです。ぜひゲスト参加してください!」って告知、見たことあります?
 それよりは「イベント」の告知の方が、割とイメージしやすいし、記憶にも残りやすいように思えます。
 おそらく「普段にない場面」「非日常」だからこそ……でしょうね。「日常」のPRは難しい。
 
 以上の理由により、、”初心者サークルを立ち上げる”とホームページ上で告知しても、それ単体ではあまり効果を生まないように思えます。
 xyzのようなクイズ体験イベントの存在意義は、「それほど熱心ではない層に対しても」「敷居を下げ」「そのことを告知する」という点にあると思っています。

【今後】

 ……といったように、xyzには存在意義があると私は考えているし、今後も定期的に続けていきます。
 とはいえ、確かに「効率」という観点で見ると、成果の割に負担をかけすぎな面がないわけではない。各シリーズ自体については、初期に比べるとはるかに省力化されています(1~3の頃の基礎固めがあったからこそ、省力化しても運営できている要素が強いです)。とはいえ、半年に1シリーズというペースはどうなんだろうか。
たとえば年1シリーズにして、もう片方は違うイベントをやってみてもいいのではないか。たとえば「初心者も楽しめるけど、もう少し上の層も楽しめる」「xyzではなかなかできない、違った傾向のクイズもできる」少し毛色が違うイベントにするのはどうだろうか……などとxyzスタッフと討論していった結果、JINGくんの案で開催が決定したのがxyz presents "colorful bridges"です。
 xyzの今後については、いずれ書く予定です。

 ところで、xyz以外の初心者向けクイズ体験イベントがあってもいいのになあ。複数の傾向があった方が、それだけ間口も広がって効果的だと思うのですが。
 誰かやりませんか?ノウハウについてはご協力します。

--------------------------------------
 
 A.オフラインサークルの外の世界(ネットクイズ、QMA含む)
 B.初心者限定サークル
 C.卒業生の受け皿となるサークル
 
 こう分けたときに、AとBの架け橋になるのがxyzのようなクイズ体験イベントです。
 一方で、BとCの架け橋になるものがこれまでなかった。ここについてはcolorful bridgesにて担う予定です。
 この両者を、クイズ界全体、複数サークル共同の「共通新歓活動」として位置づけることで、これまでよりもさらに多くの方にご賛同いただくことができるのではないか。もちろん、「なぜこのイベントを必要なのか」「どの程度の負担なのか」「どのような点で効率化されているのか」を積極的にPRしなければならない。そういった意味で、今までPR=「相手がわかるように伝える」努力を怠っていた……のが当方の反省点です。

 サークル運営のローコストオペレーション化、企画の共有化については、後日余裕ができたら改めて提案の予定です。
 次回は基本方針3。クイズ界新ポータルサイトについて考えてみたいと思います。

2006年9月11日 (月)

【quiz_too_fun】クイズ論メモ「"人"から見たクイズの変遷」~(10)基本方針1・「初心者がクイズを楽しめる」ようなサークルの増加~

 -目次-

 (1)まえがき

 <歴史篇>
 (2)テレビクイズの時代(~1993年頃)
 (3)大学クイズ研&OBの時代(1993年頃~2002年頃)
 (4)脱・大学クイズ研の時代(2003年頃~)・時代状況篇
 (5)脱・大学クイズ研の時代(2003年頃~)・時代状況篇Ⅱ

 <現状篇>
 (6)新歓・人材育成機能の変遷
 (7)新歓・人材育成機能の今後の担い手
 (8)なぜ社会人は、新歓・人材育成機能に関心を抱くのが非常に難しいか

 <将来篇>
 (9)社会人が新歓・人材育成機能を担うにはどうすればいいか?

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 まずは3つの基本方針の一つ、「初心者がクイズを楽しめる」ようなサークルの増加について。
 メモというより、もはや走り書きの域ですが……。

 【初心者「限定」サークルの意義=「初心者」「上級者」共存のサークルでは駄目なのか?】

 ・「初心者がクイズを楽しめる」というのはどういう状態か。
 いろいろ見方はあるが、やはり「問題の難易度が適切」「解答機会がある程度確保される」ことは必須と考える。
 例会でても答えが全くわからない、答えがわかっても全然答えられない……だと、モチベーションも持続しないだろうし。

 ・とはいえ、上級者も忙しい中、自分の時間を費やして参加している。
  また、Quiz Road Cupや勝抜杯、イージオス主催イベントなどの目標となるイベントがあり、「レベルアップ」については上級者も意識している。
  上級者のニーズとして、「もっとたくさん」「強い相手と真剣勝負したい」というのが自然、と思われる。傾向によっては、「もっと難易度・新奇性の高い問題で」という要素も付け加えられる。

 ・一方で、上級者と初心者がともに楽しむとなると、「問題の難易度を落とし」「解答機会を均一にする=上級者の機会を減らし(勝抜け制、シード制など)、初心者の機会を増やす」ことが必要。となると、上級者にとっては自分のできるクイズの質・量ともに下がる……という懸念がある。
 「自分のやりたいクイズを我慢してまで、新しい人を入れる/合わせる気はない」と上級者が思っても、なんら責められることはない。現に劇団「魯鈍」(仮)における自分のスタンスがまさにこれだし(「遠慮一切なしのガチンコ勝負で」「自分が好きな難易度・傾向のクイズができる」というのが魯鈍の有難さだと思っている)。
 
 ・「上級者のクイズの質・量を減らすことなく(むしろ増やして)」「初心者のクイズの質・量を増やす」提案をしていかないと、上級者にとっては「積極的に新歓・人材育成機能に関わろう」というモチベーションが上がらない。「自分がクイズできないのに、なんで新入りに対して貢献せにゃならんのだ」というのは、むしろ自然な反応。自分自身にしたって、魯鈍やSystemFで「自分がクイズをやること」に満足できていたからこそ、xyzやnextstepsなど「自分がクイズをやらないこと」に携わろうと思えたわけで。

 ・全くの初心者に対しては、上級者と一緒にクイズをする=既存サークルに入会するのではなく、初心者を第一に考えたサークル、できれば初心者「限定」サークルでクイズをやっていただくのがベストと考える。初心者にとっても、上級者にとっても。
 初心者に「限定」するために、「参加資格を制限する」「サークル内で経験を積んだ場合は、”卒業”してもらう」形となる。また、企画・運営については、初心者だけでやるよりは、上級者がサポートメンバーとしてつくのが、「提供できるクイズの質・量をキープする」点で理想。

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 【初心者限定サークルを卒業した人の受け皿となる、「初心者も上級者もともに楽しめるサークル」の増加・告知】

 ・ネクステの場合でも、「ネクステから”卒業”という形で送り出すにも、どこのサークルに送り出すか……」というのが悩みどころだった。どんなサークルがあるかあまり知られていないし、レベル的に「卒業生」にちょうどいいところはあまり多くないし。結局ネクステの場合は「丼」という形で卒業生向けサークルが自発的にできたので良かったのだけど。

 ・初心者と上級者がともに楽しむためには、「上級者も初心者もともにクイズの質・量をキープする」ことがカギとなる。
 「勝ち抜け制を導入し、上級者には早めに抜けてもらうことで、参加機会・解答機会を均一化する」
 「複数の会場を取り、実力別で部屋分けをする」
 「他の参加者と比べてあまりに強すぎる/まだクイズに不慣れな参加者については、”上級者向けの会””勉強会”などの形で別途フォローする」
 「初心者向けの企画については、全国のサークルで共有。わざわざ準備しなくてもいいようにする」
 ……などの工夫・一手間かけることが考えられる。

 ・また、「どんなサークルがあって、どんな活動をしているか」という情報をわかりやすく伝えることが重要。
  そのためには、サークル情報(会員募集情報、活動内容など)をわかりやすくまとめたサイトを作ることが、「あまり労力をかけずに成果を出す」コストパフォーマンスの点でも先決かと思われる。詳しくは次回以降で。

 ・とはいえ、サイト上の情報だけではなかなか実感しにくい。
 やはり「実際にクイズをやってもらう」ということが重要となるが、かといって各サークルへの「ゲスト参加」に対しては躊躇する人も多い(特に「卒業生」の方はまだそれほど情報・人脈があるわけでもないし)。
 となると、「各サークルの活動・雰囲気を味わえる」ようなサークル見本市を実施し、「卒業生」中心に実体験してもらうのが効果的と考える。各サークルの既存企画を持ち寄ればそれほど労力的にもかからない。
 ……という考えから、「"xyz""nextsteps"と、他のサークル・イベントとの架け橋」というコンセプトで、
xyz presents "colorful bridges"というイベントを11月23日(祝)に開催します。ふるってご参加ください!
 
--------------------------------------

 次回は基本方針2、「既存サークルの存続」について扱います。その中でも特に、「なぜ、いきなり初心者限定サークルではなく、xyzのようなクイズ体験イベントを実施する必要があるのか?」について考えてみます。
 

2006年9月10日 (日)

【quiz_too_fun】クイズ論メモ「"人"から見たクイズの変遷」~(9)社会人が新歓・人材育成機能を担うにはどうすればいいか?~

 「クイズの現状や将来像に対して、どう考えているのかを整理し、何をすべきかを考える。それを今後のアクション(xyzなど)に反映させる」……という目的で始めたこのクイズ論。
 だいぶ長くなってきたので、目次を。
 
 (1)まえがき

 <歴史篇>
 (2)テレビクイズの時代(~1993年頃)
 (3)大学クイズ研&OBの時代(1993年頃~2002年頃)
 (4)脱・大学クイズ研の時代(2003年頃~)・時代状況篇
 (5)脱・大学クイズ研の時代(2003年頃~)・時代状況篇Ⅱ

 <現状篇>
 (6)新歓・人材育成機能の変遷
 (7)新歓・人材育成機能の今後の担い手
 (8)なぜ社会人は、新歓・人材育成機能に関心を抱くのが非常に難しいか

 そしてこの(9)からが「将来篇」となります。

--------------------------------------

 「社会人が新歓・人材育成機能を担うにはどうすればいいか?」ということを、今回は考えていきます。
 箇条書き中心となります。あらかじめご了承ください。 

 【目的】

 「”やる”クイズの存続のために、”オフラインクイズへの新歓・人材機能を、社会人がなんらかの形で無理なく分担する”システムを整える。」
 (ネットクイズ、QMAについてはわかりかねるため、オフラインクイズに絞って考えます)

 【数値目標】

 「オフラインクイズを継続的に楽しむ人」を、社会人主導のアクションにより、全国で年間に50人増やす。

  <算定するにあたっての仮定>
 2006年現在のオフラインクイズ人口(継続的にサークル・イベントに参加する意志のある人)を、約2000人。
 うち、2006年中になんらかの都合(「飽きた」「クイズに魅力を感じなくなった」などクイズ自体の要素が強い場合もあるし、卒業・就職、引越し、結婚・出産などクイズ以外の要素が強い場合もある)で抜ける人を約100人(人口の5%)とする。
 やるクイズの存続のためには、100人が新しくクイズを継続的に始める必要がある。
 100人のうち、高校・大学クイズ研で50人が入会(以前に比べると大幅に減っている)。そのため、100-50=50人を社会人主導で増やす必要がある……というのが、「50人」の算出基準。

 【「社会人が担う」上での制約条件】

 ・高校・大学クイズ研のような「新歓活動」は一般的ではなく、その環境も整っていない。主体的に環境を作っていく必要がある。
 ・時間・労力は、学生に比べればあまりかけられない。
 ・「クイズ文化/クイズ界」という、大きすぎるカテゴリーに対し時間・労力を費やそうとする社会人は、残念ながら非常に少ない(→(8))。貴重な時間・労力を提供いただくためには、別の切り口が必要。
 ・学生であれば「代々、先輩から後輩に代替わりしながら、サークルで何かを担う」ということがやりやすい。しかし社会人の場合、代替わりが発生しにくく、中長期で何かを担うことが「負担」「志・モチベーションの伝承」の双方でやや難しい。(単発であればやれることもあるが、中長期的に複数回何かをやるのが難しい)
 
 【基本方針】

 (1) 「初心者がクイズを楽しめる」ようなサークルの増加

 初心者と中級者・上級者の実力格差は、年々開いていっている(中級者・上級者でクイズから離れる人が少なくなってきているため)。
 そんな中、「初心者が楽しめるサークル」がもっと必要。もちろん、中級者向け・上級者向けのサークルもさらに増えることが望ましいが、優先順位としては「まず、初心者が楽しめる場を確保する」ことが重要と考える。

 ○初心者「限定」のサークル(参加資格の制限、卒業制度などが存在)・・・現状はnextsteps、博多クイズコミュニティ、名古屋xyz発クイズサークル→これがもっと増える必要があり

 ○初心者限定サークルを卒業した人の受け皿となる、「初心者も上級者もともに楽しめるサークル」の増加・告知→新サークル設立、既存サークルでの初心者対応の促進(初心者向け企画を各サークルで共有するなど)

 また、「ベテラン層が新歓活動をやりたくなる=”中長期にわたって存続してほしい”と思えるサークル、いわば帰属意識を持てるようなサークル」であるのが理想。
 (「クイズ界の存続」に興味がある社会人はほとんどいないが、「ご自分が所属するサークルの存続」であれば、興味を持って自発的に動いていただける方は多いと考える)
    
 (2) 既存サークルの存続
 
 ○各サークルの新歓活動のサポート
  各サークルが個別に新歓活動を行うのはもちろんのこと、「クイズ界への共通新歓活動」として、”xyz”→”初心者限定サークル”→”サークル見本市(colorful bridgesなど)”→”その他サークル・イベント”という流れをさらに固めることで、さらに各サークルの新歓活動・存続を支える
  (なぜ「いきなり初心者限定サークル」ではなく、クイズ体験イベント「xyz」を実施する必要があるのか?については後述)

 ○「クイズ新ポータルサイト」を作成・継続し(詳しくは後述)、各サークルの会員募集情報を集約する。

 ○各サークル存続のためのローコストオペレーションを進めるため、企画(問題・形式)を各地のサークルで共有化。詳しくはこちら→【提案(サークル)】企画の共有化

 ○サークル運営のノウハウ共有(新ポータルサイト、Quiz Parkの特集)

 (3) オフラインクイズ自体の普及広報活動

 <クイズに興味を持った人を対象>

 ○クイズ新ポータルサイトの作成・継続。クイズ番組などをきっかけにクイズに興味を持った人に対し、クイズのさまざまな楽しみ方(サークル/イベント/番組/ネットクイズ/ゲーム等)の魅力を伝える。
 *「クイズ」と検索すると先頭に出てくるよう、SEO対策を行う。

 ○QMA・ネットクイズ・番組ファンサイトなど、「オフラインクイズ以外のクイズ」へのxyz等の告知。
 
 <もともとクイズに興味を持っていない人を対象>

 ○同人誌即売会(コミッククリエイション、コミックマーケット、コミックシティ)へのクイズブース出展

 ○早押し機レンタルの促進

 *「もともとクイズに興味を持っていない人」を対象にするのは、多大な資金・労力が必要。現状では「クイズに興味を持った人」に対するアクション自体ほとんど整備できておらず、そちらが先決。「もともと興味のない方に、興味を持ってもらう」アクションについては、当面のところ即売会・レンタルにてローコストで草の根的に実施。

--------------------------------------

 (1)~(3)をまとめると。
 中心となるのは、クイズイベントではなく、クイズサークルです。ニューカマーもベテランも、初心者も上級者も、ともにクイズサークルという場で楽しめる……というのが理想であり、そのためには初心者「限定」サークルが必要となってきます。
 また、4月の新歓活動がある高校・大学クイズ研に比べ、社会人クイズ研はそのような明確な新歓時期・手法がないため、自分で環境を整えていかなければならない。そのために、各サークルが個別に新歓活動を行うのに加え、”xyz”→”初心者限定サークル”→”サークル見本市”→”その他サークル・イベント”といった形で「クイズ界共通新歓活動」を実施するのが効率的・効果的と考えます。

 なお、新しく始める部分というのは、実は多くありません。
 xyzやQuiz Parkについては、位置づけを明確にし、無理なく実施するためにコストを抑えながら、今後も継続していく予定です。
 新規の部分については、特に以下の2つ。

 ・"colorful bridges"="xyz"・"nextsteps"とその他サークル・イベントとの架け橋
 ・クイズ新ポータルサイト

 次回以降は、各項目をもう少し突っ込んで考えてみます。

2006年9月 8日 (金)

【注目】にかほvs○須賀

支配人「得意なジャンルは何ですか?」
○須賀「得意ジャンルは・・・野球です」

試合結果: にかほ 4-3 ○須賀

にかほ「関東勢の中では野球が得意なんですよ。世間を知らないっていうか」
支配人「世間レベルじゃない、と・・・。強気ですねえ」
にかほ「まあ、関東勢ってのはどっちかというと凝り固まった集団なので、その中での野球といっても多寡が知れてるんですよ」
実況「どこから彼に、この自信を持ってくるんでしょうね?見事な自信、にかほ市」

 *言うまでもなく、上記会話はフィクションです。
  というか、元ネタの番組もある意味フィクションだしなあ。

参考1(にかほ市vs○須賀市)
参考2(にかほ氏vs○須賀氏)

 

 さいや氏以外からのリアクション、まずなさそうなネタだ。
 クイズ論以上に。

----------------

 これから福岡に出張です。
 まだ指宿枕崎線が動いてないよう(始発が5時56分なので、それ待ってると間に合わない)。 

2006年9月 7日 (木)

【注目】三段論法というか数学的帰納法というか

 橙武者は、椎名林檎が好きだ。
 橙武者は、小島麻由美も好きだ。

 故に。
 橙武者は、倉橋ヨエコも好きだ、と。
 最近、「モダンガール」ばかり聞いてるなあ。

2006年9月 5日 (火)

【注目】平成の浜木綿子

仲里依紗

……「なかざと よりさ」だと思ってました。
沖縄出身ぽいし(実際は長崎)。

2006年9月 2日 (土)

【近況】8月下旬レビュー&9月の展望

 8月10-16日の夏休みについてはこちらで。

 19日(土)。
 午前中は会社の用事で枕崎へ。
 枕崎といえばかつお。というわけでかつお節の工場見学。貴重なものを見せていただきました。
 夜は花火大会。背伸びすれば自宅から花火が見られる、背伸びしなくても桜島と錦江湾が見られる……という環境は贅沢。

 20日(日)。
 インター杯にも興味があったが、台風により中止ということもあり、鹿児島の例会へ。
 有田くんの「四則演算クイズ」が面白かった。各ラウンドで順位点を出していって、最後のラウンド、早押しクイズに正解すると各ラウンドの順位点の間に加減乗除のいずれかを入れ、それが全員に適用される……というルール。
 何が面白いかって、どんなにトップをひた走っていても、集中砲火で「-」をくらうと一気に点数がマイナスになりかねない、ということ。たとえば「1位・1位・1位・2位・1位」で、順位点が1位=10点、2位=6点だとすると、4Rと5Rの間に「-」を入れられるとそこだけで「6-10=-4」点になってしまうし、さらに「×」をくらうと10倍になってしまうわけで、被害が甚大になる。
 今回は最後のラウンドが普通の早押しクイズだったのでパワープレイで勝てたが、ここで右脳系とか○×とかを入れるとさらに紛れの要素が強くなりそう。
 終了後はとんかつ。ごまやしょうゆだれで食べるのも結構乙でした。
  
 26日(土)は休み。あ、仕事の進捗が良かったので31日(木)も休み。
 「Quiz Park」の編集作業とかに取り掛かる。
 あとはここで書いた通り。
 あ、一点補足。「嫁が買いかぶりすぎ。そんなところでは押せない」と土橋さんから連絡がありました。でも嫁は「うーん、HQSの例会で誰かがそこで押してたんだけどなー」とのこと。一体どなたなんだろう?

 27日(日)は予定が空いたので、熊本クイズ愛好会にお邪魔することに。
 企画者は苛性さん。「ポイント」や「誤答できる権利」などを金で……もとい、善意(この日と前日に放送される例のヤツ)で得ることができるというシステムで、クイズ界に新たなビジネスモデルが誕生した瞬間を見てしまったような気がする。
 終了後はえらく鉄分の強い飲み会。是が非でも「鉄道オープン」にご参加を!
 ところで鉄道オープンのサイトのFAQ、(ウノ)が(ウソ)に見えてしまうのはどうしてだろう。おそらく幼い日に読んだ「LOGiN」の読者ページの影響か。ウヒョ。
 
----------------------------

 9月の予定。

 2日(土)と3日(日)は特になし。そろそろQuiz Parkを完成させたいところ。少なくとも後半のxyz部分は2号先まで済んでいるわけで……。
 9日(土)。前日は福岡出張→夜遅くて帰れないので宿泊。ということで奇しくも福岡にいるので、福岡クイズ愛好会にお邪魔の予定。
 10日(日)。鹿児島クイズ愛好会に参加。
 16日(土)。休日。そろそろ妻子を砂に埋めるいい時分か。ところで何歳以上OKなんだろう?
 17日(日)。オール九州・山口クイズフェスティバル。本大会もさることながら、飲み会がとても楽しみ。
 18日(祝)。フリバカ。詳しくはこちら
 23日(土)。休日。
 24日(日)。xyz=6鹿児島
 30日(土)。休日。
  
 おまけ。今後の遠征予定(九州以外)。

 9月=九州から出ない予定。いや、それが普通なんだけど。だいたい九州内だけで5日もクイズやるわけで(しかもうち3回はスタッフ側)。
 10月=日本シリーズ観戦。名古屋に加えて、近ければ福岡。遠ければ北海道。千葉は……かなり厳しいか。
 11月=xyz後継イベント(23日)は確定。前後の何日かは久々の東京滞在予定。石火矢とタージマハル新橋店はマストだな。
 12月=SystemFは行きたい、けどなあ。ところで今後の例会はいつごろ?

2006年9月 1日 (金)

【注目】高校生クイズの感想2006

 とても面白かったです。これだけ面白かったのは20回大会以来か。
 クイズ的に見ても、通常のテレビ番組としてみても。

 鹿児島に越したこともあり、ラサールを応援してました。
 クイズ研も復活したとのことだし、今後も頑張っていただきたい次第。
 それにしても木原くんは強い上に爽やかなんだが……どうもKOのOBのとある方に似ているような気が……うーん。

 しかし、木へんは要らないよなあ。
 最後の最後でありがちな誤植を。

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