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2006年8月20日 (日)

【quiz_too_fun】クイズ論メモ「"人"から見たクイズの変遷」~(8)なぜ社会人は、新歓・人材育成機能に関心を抱くのが非常に難しいか~

 *まだ書きかけ段階の「メモ」につき、読みにくい点、不明確な点はあるかと思います。ご意見・ご指摘などありましたら、橙武者までご連絡いただければ幸いです。

 「なぜ社会人は、新歓・人材育成機能に関心を抱くのが非常に難しいか」を考えてみると、次のようなことが言えます。

【帰属意識】……大学サークルに帰属意識を持てても、「クイズ界」や「複数入会しているクイズサークル」に帰属意識は持ちにくい。帰属意識があれば「このサークルに貢献したい、存続させたい」という思いが強くなるが、逆に帰属意識が持てなければ「存続」に対する思いも持ちにくい。
【新歓の一般性】……「新歓・人材育成はやるのが一般的」の大学サークルに対し、社会人サークルは新歓・人材育成を行うことは必ずしも一般的ではない。新歓活動を全くしない大学サークルはほとんどないが、社会人サークルは意識が高くなければ新歓活動を行わない。
【時期】……大学の新歓時期はごくごく限られた一時期だけだが、社会人の新歓時期は存在しない。「期間を区切って新歓活動をする」ことがやりにくい。
【手段】……大学は新歓時期のパンフ・ビラにより新歓活動を行うことができるが、社会人サークルは明確な打ち手がない。
【先輩・後輩関係】……高校・大学クイズ研の場合、先輩・後輩関係のもと、人材育成が行われることが多い(メリットもあれば、もちろんデメリットもある)。社会人サークルの場合はフラットな関係である分、人材育成に関する意識は持ちにくい
【時間】……大学生に比べ、社会人の方が自由になる時間がとりにくいことが多い(家庭を持てばなおさら)。
【新歓の必要性に対する意識】……「クイズをやりたい人は、こちらから働きかけなくても自分から入ってくるし、そういう人でなければクイズは続けられない」という認識をお持ちの方もいる。
【「新歓=学生」という意識】……「新しい人が入らないとクイズ界は長続きしない」と認識している方の中でも、「”新しくクイズを始める”=”高校・大学でクイズを始める”。高校・大学クイズ研はもっと頑張ってほしい」「しかし、社会人が何かを行動を起こす必要はないし、その打ち手もない」という認識の方もいる。

 つまり、各サークルレベルで「存続」を認識でき、「存続」のための「新歓」活動がやりやすかった「大学クイズ研の時代」に対し、「脱・大学クイズ研の時代」は、その点が非常に見えにくくなっています。
 さらに昨今の環境を見ると、コアなクイズ愛好者にとって、プレーヤーとして楽しめる場は充実してきています。また、社会人になっても続ける人が多くなってきているし、abcの参加人数も増加していることから、「新しく始める人が減ってきている」ことが実感しにくい。
 結果、「プレーヤーとして頑張ろう!」という意欲が高まる一方で(そのこと自体は非常によいことですが)、「新歓・人材育成機能」を何らかの形で担おうとする人はなかなか増えない……。

 逆に言えば、「新歓・人材育成機能」がうまく担われているサークルは、上の状況がなんらかの形でカバーされていることが多い、とも考えられます。
 たとえば、地方クイズサークルは「新歓」に対する意識が高いところがいくつか見られます。「そのサークルがなくなる」=「自分がクイズできなくなる」なので、「存続」に対する意識、サークルへの帰属意識が高い。「時期」と「手段」についても、アタック25の予選会や公民館へのポスターという形で限定されており、それほど負担なく新歓活動が実施できる。
 また、イベントの場合でも同じようなことが言えます。たとえばabcにしてもxyzにしても、元・参加者がスタッフ側に回っていただいていることが、「存続」の大きなキーとなっています(もちろん、元・参加者以外のスタッフの方々にも支えられていることは言うまでもありません)。「自分が参加者として楽しんだので、次はスタッフとして担う側に回りたい」「このイベントが今後も続いてほしいから、何らかの形で手伝いたい」、これも一種の「帰属意識」といえるかと思います。「クイズ界の存続」に比べれば、「サークル・イベントの存続」ははるかにわかりやすいし、行動を起こすモチベーションの源泉になりやすいのです。

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 繰り返しになりますが、「新歓・人材育成機能」に関心を持たないベテラン層を批判するのが目的ではありません。関心を抱くことは「自然」にはできないことです。
 自分自身にしても、「関東クイズ連合」や「日本学生クイズ連盟」に入る機会があったこと、「自分のアクションで、クイズを変えられる」と考え実際にアクションに移している先輩が周囲に何人かいたこと(それもそれぞれ違うベクトルで)、KITSCHのスタッフ会議やSystemFなどのサークルで下の世代と会う機会があったこと……といった環境にいたからこそ、「新歓・人材育成機能」について危機感を感じている、という面が強いのかもしれません。
 「新歓・人材育成機能」にように関心を抱いている人が、無関心なかたがたにうまく「伝わるように伝え」、巻き込んでいかなければならない。その点自分のやり方があまりうまくないのは確かです。「なぜ社会人がわざわざ新歓活動をする必要があるか?」についてはあまり認識されていませんし、「新歓活動、どうすればいいか?」についてもあまりアピールできていません。

 では、「社会人が新歓・人材育成機能を担うにはどうすればいいか?」
 それも、時間や立場、資金など諸々の制約条件の下で。
 それについては、次回で考えます。

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