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2006年8月15日 (火)

【quiz_too_fun】クイズ論メモ「"人"から見たクイズの変遷」~(4)脱・大学クイズ研の時代(2003年頃~)・時代状況篇~

 *まだ書きかけ段階の「メモ」につき、読みにくい点、不明確な点はあるかと思います。ご意見・ご指摘などありましたら、橙武者までご連絡いただければ幸いです。

 さて、2003年以降のクイズの状況を見てみると、このようなことが言えるかと思います。

 (1) ネットクイズ・「クイズマジックアカデミー」の活況

 以前から行われてきていたネットクイズですが、現在の活況の一つのポイントになるのは、2003年秋にスタートした「SAKUGE」と思われます。「高校生クイズ」をモチーフにしたこの企画により、高校生クイズを見る→googleで「高校生クイズ」と検索→「SAKUGE」に参加→ネットクイズの魅力を知り、他の企画にも参加→定着する……という流れができあがりました。
 また、一般的にクイズの魅力を再認識させたものとして、「クイズマジックアカデミー」の力は非常に大きいといえます。アーケードゲーム好きの方々だけではなく、「クイズに興味はあったけど触れる機会がなかった方」「以前クイズをやっていたけど、最近離れていた方」もクイズに引き寄せる大きな力となりました。1998年の「今世紀最後ウルトラ」クラスの「黒船」(クイズ関係者によるインパクトではなく、外部からもたらされた衝撃という意味で)と言えるでしょう。

 (2) 有志によるクイズイベントの定着

 「abc/誤」「×」「xyz」といったイベントが始まったのが2003年。それぞれ異なる思惑からスタートしていますが、共通点として、「サークルの枠を超えた有志が企画側であること」「シリーズ化が当初から想定されていたこと」が挙げられます。また、「abc/誤」「xyz」については、長期継続のために「元参加者が企画者側に回る」という流れを色濃く打ち出しています。
 一方で、サークル主催のクイズイベントについては減少しています。伝統的な大学クイズ研主催のイベントが行われなくなる一方で、社会人クイズサークル主催のクイズイベントはほとんど開催されていません。

 (3) 大学クイズ研の維持、情報発信力の低下

 大学クイズ研をとりまく状況は引き続き厳しくなってきています。特に「クイズ王ブーム」から10年以上経過し、もはや世間的には「クイズ研」や「”やる”クイズの存在自体」が認識されないようになってきています。そんな状況の中、他大学の生徒などを取り入れるなどにより、各大学のクイズ研はなんとか命脈を保っています(このことはもっと評価されるべき点だと思います。少なくともクイズ王ブーム時代と現在では、新歓活動に対する新入生のリアクションは大きな差があるのですから)。
 しかし、命脈を保つので精一杯の状況であり、クイズイベントやホームページ・問題集での情報発信については、現役大学生はほとんどできていない状況です。時代の象徴としては、学生クイズ王決定戦「Man of the Year」の企画人数・参加人数の大幅減、ついには終焉に至ったことが挙げられます。

 (4) 社会人クイズプレーヤーの長期継続化がさらに促進

 社会人になってもクイズを続ける方が増加しました。イベントで決勝に残るレベルの「トップ層」だけではなく、予選通過するレベルの「予選常連層」を見ても、数年前とあまり顔ぶれが変わっていない状況です。
 これは、クイズを続けられる環境が整ったという意味では、間違いなくプラスです(一時期のように「クイズは学生の間だけ、社会人になったらクイズも卒業」というのも、あまり健全とは思えません。クイズに対する取り組み方は変わるにしても、クイズは一生続けていける趣味だと考えます)。しかし、このことは「クイズプレーヤー全体のレベルアップ」につながっており、新しくクイズを始めた人にとっては乗り越える壁が年々高くなり続けていることにも繋がります。「イベントで上位に食い込む」だけではなく、「イベントで予選を通過する」こと自体、数年前に比べると初心者にとっては大幅に難易度が上がってきています。これについては、壁が高くなり続けることよりも、「それぞれの実力・スタンスに合ったクイズが提供できていない」ことに問題があるように思えます。

 総じて言えるのが、「大学クイズ研」が絶対ではなくなった……ということかと思います。大学クイズ研は存続しているのですが、以前のように「大学クイズ研からクイズを始める人が一般的」とは言えなくなり、他のルートでクイズを始めたり、大学クイズ研を経ずに定着したりする人が増えてきている。また、クイズイベントや情報発信の担い手も、「学生クイズ研」から「社会人」にシフトしてきている……このような点から、2003年以降を「脱・大学クイズ研の時代」と呼びたいと思います。

 つづく。

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