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2005年11月 6日 (日)

【近況】「クイズマジックアカデミー2」店内対戦イベントに行ってきました

 もう2ヶ月も前の話となりますが、9月11日に開かれた「クイズマジックアカデミー2(以下、QMA2)」の店内対戦イベント「賢王杯」を観てきました。

 きっかけとしては、SYSTEM-Fに参加しているemetchくんから、「QMA2の店内対戦があって、他のクイズイベントとはまた違った層が参加してきているので、一度どんな雰囲気か見にきませんか?」と誘われたのが最初。
 xyzにも、「QMAがきっかけでクイズをやろうと思った方」が何人か参加されてきています。また、「元クイズ研で、ここ何年かクイズから離れていたけど、QMAがきっかけでまたクイズに戻ろう」という方も、何人か耳にしています。とはいえ、僕自身QMAをやったことがないし、まして店内対戦イベントも見たことがなかったので、一度どんな雰囲気か見に行った……という経緯。
 
 会場となったのは、小竹向原にあるゲームセンター「ゲームシティ板橋」。
 月1回(第2日曜日)、「賢王杯」というクイズイベントが開催されており、今回で第26回。通常QMA2は全国のプレーヤーとネット対戦ができるが、賢王杯のような店内対戦の場合はネットワーク接続を切り、4名が店内で同時対戦することで勝敗を決める形となっている。「メモを見ながらのプレイ」「後ろの人に教えてもらってのプレイ(”スタンド”というらしい。大亜門先生ばりのジョジョ好きがいる模様)」などは禁止。

 今回の参加者は27名で、回によってまちまちだが一番多いときで60人参加したらしい。客層を見ると、10代後半~30代前半くらいで、ボリュームゾーンは20代と思われる。性別で見ると男性が圧倒的に多く、女性は1~2名程度。ゲームセンターなどではよくカップルでQMAを楽しむ人を見かけるが、やはり女性一人ではなかなか飛び込みにくい世界なのか、もしくはそもそもクイズというものに興味を持つのが男性>女性なんだろうか(それにしてもこの男女比はなんとかしたいところ)、それとも他に何か理由があるのだろうか……。オフラインクイズ関係の方は余り見かけず。

 当初、会場を見る前は「ステージがあって」「そこに各プレーヤーの画面がプロジェクターで表示されて」……というイメージだったが、実際には特にステージやプロジェクターなどはなく、ゲームセンターの一角にやや大きめのグループが集まっている占拠しているようなイメージ。

 16時頃、イベントスタート。まず組分けの抽選を行い、27人を4人ずつ8組に分ける。4人がそれぞれ選んだ4形式(並び替えクイズなど)により争われ、最終的に合計点の上位2位が上のラウンドに進出する……という内容。
 で、とにかくレベルが高い高い。とにかく早いし、かつ正確。「学天則→西村真琴」はともかく、「ニンヒドリン液」って一体……。そんな難問揃いにも関わらず、全員かなり高い確率で正解していく。傍から見る限り、正解数というよりはスピードで勝敗の差が分かれている模様。
 すみすさんことemetchくん(クイズ屋さんらしい名前だ)を応援していたが、残念ながら1回戦で惜敗。どうも組分けからしてあまりついていなかったようで(結局優勝されたミランさんと同じ組)、全くもって彼らしい。
 1時間ほど観戦したあと、ジャーホワくんやHayat0くんとジンギスカンへ。

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 感想。

 ○「QMAが好き」と「クイズが好き」は、必ずしも「イコール」ではないこと。
 ゲームの一種としてQMAを楽しむ人、いわば「テーマがたまたまクイズだった」という方の方が多いと思われる。だから、「QMAを好んでやる」からと言って、イコール「クイズをやりたい」とは限らない。
 また、今回の賢王杯くらいのレベルになると、クイズ勝負というよりは、むしろビートマニアやポップンなどの「音ゲー」に近いものを感じた。クイズという「曲」を、できるだけ適切なタイミング(限定できて、かつ極力早いタイミング)で、タッチパネルという「楽器」を使って演奏する……と、そんな感じ。

 ○だからといって、「QMA」と「クイズ」が全くかぶらないわけでもないこと。
 「クイズに興味を持っていたんだけど、やる機会がなかった」という方も、QMAプレーヤーの方々の中には一定数いる。
 また、QMAが「クイズ」をテーマにしていることは事実であり、QMAをきっかけにクイズに興味を持ってもらうことも不可能ではない。ただし、「もともとクイズに興味がない方々が多い→クイズに興味を持っていただく確率はそれほど高くはない」ことは前もって覚悟する必要がある。
 ともあれ、QMAプレーヤーの方々に対し、xyzなどの告知をすることは引き続き効果がありそう。

 ○QMAの経験を積めば、必然的にクイズも強くなること。
 当たり前といえば当たり前で、「わかったところで押す」「出そうな知識を記憶する」ことについては、オフラインクイズとなんら変わらないのだから。
 特に、「わかったところで押す」というのは、クイズ慣れしている人にとってみれば「当たり前」のことだけど、実際にクイズに接してみないとなかなか経験できない。QMAを通じて、「わかったところで押す」経験を積むことができるのはかなり大きいと思う。
 違うとすれば出題形式と、「目で見るか/耳で聞くか」ということと、出題範囲がある程度限定されることか(それでも定期的に問題は追加されてるし、オフラインクイズでも「出やすい問題=ベタ」は存在するわけだし)。
 xyzの回を重ねるごとに、「初めて早押し機に触った方でも、躊躇なく早押しに対応できる」傾向が目立ってきている(特に今回の東京5)。いろいろな理由があるのだろうが、QMAの影響は確実にあるのではないか。まして稼動後2年経っているわけだし。
 
 ○QMAによって、「"やる"クイズ」の場が間違いなく広がったこと。
 どのようなマインドでQMAをやっているにしても(「クイズがやりたくて」「ゲームとして面白いから」「ネットでいろいろな人と対戦できるから」「キャラが好きだから」etc.)、クイズの場をQMAが広げたのは確かだし、それは非常にありがたい。

 通常、私達は「クイズ人口を増やそう」という場合、つい「クイズイベントやクイズサークルに参加する人を増やそう」ということを考えてしまう。しかし、サークルやイベントに参加するのは、「クイズのためだけに時間とお金(参加費+交通費)を割いてもいい」とまで思っていただける方々であり、逆に言えばそのような方は現在の日本にはそれほど多くない。「わざわざこちらからクイズに出向かない限り、クイズができない」という点、クイズの敷居はまだまだ高い(xyzにしても、この点については他のクイズイベントと同じ)。

 そう考えると、もっと気軽にクイズができる場、言い換えると「クイズのために出向かなくてもクイズができる場」を増やしていくことが、クイズの敷居を下げること、ひいてはイベントやサークルに参加する方を増やすことにつながっていく。たとえば「職場のレクリエーションでクイズをやる」「公民館などのイベントやまつり、同人誌即売会(コミクリ)などでクイズをする」とかも「敷居の低いクイズ」の一形態だし、「ゲームセンターでQMAをやる」というのもそう。
 SIB.がコミクリに関しての記事で書いているとおり、「一度はクイズをやったことがある」という人を増やしていくことが、中長期的には非常に重要になってくる。

 もちろん、前述の通り「QMAが好き」=「クイズが好き」ではない以上、QMAを楽しむ人全員にクイズを楽しんでもらう……というのは無謀。同様に「職場のレクでクイズをやる」「公民館のイベントでクイズをやる」人が、みんながみんなクイズサークルやイベントに行くようになる、というのも無理な話。しかし、そのような形でクイズに触れた人のうち、100人に1人でも「クイズを趣味にする」ようになればまずは成功だし、あとはその歩留まり率をどう増やしていくかを考えていけばいい。
 たとえば「QMA/職場レク/他イベントでクイズに興味(1000人)→xyzに参加(10人)→ネクステに参加(5人)→他のクイズイベントに参加(2人)」というような回路をまずは作ること。そして、作った回路の線を太くしていくこと……というのが、今後のクイズ界を維持・発展させていくためには必要な手と考える。

 さらにいえば、「クイズの楽しみ方」の濃淡のバリエーションが増えることも重要なことだと考える。
 「休日はほとんどクイズに費やす」「クイズをやらない休日に違和感を感じる」人がいてもいいし、「時間が空いたときにイベントに行く」人がいてもいい。さらには、「気の知れた仲間が集まるサークルなら行くよ」「半年に1回、xyzでクイズに触れればいい」「1年に1回、学園祭やコミクリでクイズに触れればいい」「機会があるときに、職場のレクや公民館でクイズに触れればいい」……いずれも、クイズに接する姿勢として「アリ」だと思う。サークルやイベントへ行くような「ヘビーユーザー」が増えるのが理想ではあるが、かといってその他の姿勢も許容されなければならない。
 で、今までのクイズ界は、比較的「ヘビーユーザー or not」であったように思える。イベントやサークルに通いつめるごくごく少数の人がいる一方で、大半の人は"やる"クイズに触れることはまずない、そんな状況。しかし、ヘビーユーザーと全くやらない方の間に、もっと濃淡があるのが望ましい形なんじゃないだろうか。いきなり最初からイベントやサークルに行くのは抵抗があるだろうし。たとえば他の趣味だったら……と考えると、僕自身抵抗がある。
 その点、「ゲーセンでQMAをやる」というのは、「クイズの楽しみ方」の濃淡のバリエーションを増やす点、非常にいい場なんじゃないかなあ、というのが感想。
 
 最後はいつものクイズ論になってしまいましたが(あまり賢王杯の話題がないのは失礼)、いろいろなことを気づけた点、いい経験になったと思います。スタッフとなったゲームシティ板橋の方々、お疲れ様でした。
 とともに誘ってくれたすみすさん、サンクス。次は頑張れ。

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コメント

こちらでははじめまして。そしてxyzではありがとうございました。板橋の大会を見てらしたと受付で聞いて、恥ずかしさのあまり逃げ出したくなりましたが、なんとか踏みとどまったおかげで、生涯ほぼ初めての「やるクイズ」を楽しく体験することができました。次回開催の折には、ぜひまた参加させていただきます。

QMAプレイヤーの男女比についてですが、ライトプレイヤーを含めるとかなり女性は多いはずです(ゲームセンターでは普通にカップルや単独の女性がやっていますし、mixiのQMAコミュニティには女性がかなり多いです)。ですが、ひとつの趣味に大半の時間とお金を使うヘビープレイヤーとなると、どうしてもご覧いただいたような比率になってしまいますね……。

ちなみに、
> ヘビーユーザーと全くやらない方の間に、もっと濃淡があるのが望ましい形なんじゃないだろうか
とおっしゃいましたが、QMAについても全く同じことが言えまして、オフ大会は縁のないものと考えている方のほうが大半で、大のオフ大会好きとしては申し訳ないようなさみしいような気持ちです。むしろ、xyzのような初心者向け大会が開催されているクイズの世界に学びたいと思った次第です。

 >ミランさん
 レスが遅くなりました。申し訳ありません……。

 >QMAプレイヤーの男女比についてですが、ライトプレイヤーを含めるとかなり女性は多いはずです

 クイズの場合だと、
 ・なかなかライトプレイヤーがいないこと
 ・「ライトに」クイズができる場が殆どないこと
 ・そもそも、クイズは「やる」ものではなく「見る」ものだと認識されていること
 というのが難しい点ですかねえ。
 「見る」ということであれば、クイズ番組を一番見ているのは「40代以降の女性」との統計もあるのですが……そこからどう「やる」につなげるかがなかなか大変です。

 とはいえ、「ライトに」クイズができる場を作らない限り話が始まらないので、まずはそこから手を打っていこう、という感じですね。

 >xyzのような初心者向け大会が開催されているクイズの世界に学びたいと思った次第です。

 ありがとうございます。
 ただ、ゲーセンでのナンバーワン決定戦を主とする……というよりは、コミュニティ作りとおしゃべりを主においてQMAのプレイはあくまで副……という形がいいのかもしれませんね。
 マジアカ限定イベントのような形に近いのかもしれませんが。

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