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2005年8月13日 (土)

【近況】Plan-Do-Check-ActionとSee-Think-Plan-Do

 xyzのスタッフ募集を書き始めています。
 関西4が終わり、いよいよ東京5の準備。
 スタッフ募集はできるだけ早い方がいい……との考えからです。

 で、スタッフ募集を書くにあたり、あらためてxyzの置かれている状況を整理しています。
 その際、自分自身切り口としているのが……。

 ISO・国際標準化機構の環境管理・品質管理などの基本となっているアルファベット4文字の言葉で、「計画」「実施」「確認」「対策の行動」というサイクルのことを、それぞれの頭文字から何という?
 Ans.
PDCAサイクル
 (劇団「魯鈍」(仮)2003年06月例会「早押しボード」にて出題。今思うと「別名をデミングサイクルという」という切り口の方が良かったかな)

 また研修ベタですね。
 「社会人正答率はそこそこ高く、学生正答率は低い」問題かもしれません。
 
 さて、PDCAと非常に類似した考え方に、「See-Think-Plan-Do(以下STPD)」があります。
 一見同じように思えますが、メッセージとしては実はかなり違ってきています。

 【PDCA】

 PDCAのメインメッセージを一言で言うと、「ちゃんと見直しして、改善しろよ」ということだと認識しています。
 「Plan」と「Do」は意識しなくてもできるけど、「Check」と「Action」は意識しないとなかなかできない。Plan-Do,Plan-Do,Plan-Do……の繰り返しにとかくなりがちだし、ひどい場合だと計画もなしにひたすらDo,Do,Do,Do……となってしまう。だから、「Check」「Action」をしっかりしよう、というのがPDCAの考え方です。

 あらかじめ計画が立てられること、進むべき目標が明確な場合、ある程度定型のことを繰り返すことであれば、PDCAの考え方で問題ありません。たとえば旧ソ連とかの「5カ年計画」のように。
 が、「そもそもどんな計画を立てればいいか」ということについては、PDCAのスタイルだとあまり助けにならないのです。

 【STPD】
 See-Think-Plan-Doのメッセージを一言で言うと、「まずありのままを見て、それから分析して、プランを書け」ということです。
 そもそもどんな計画を立てればいいかわからない、どっちに行けばいいのだろうか。そんなときに使う考え方です。
 PDCAが「計画をまず立てる」ところからスタートするのに比べると、STPDは「まず現状を把握しよう」というところからスタートしています。

 自分も含め、普通に何かやろうとするときには、まず具体的な「打ち手」から考えることがほとんどです。そして、「打ち手」の質の高さを挙げることにとかくこだわりがちです。
 しかし、本当にその「打ち手」が必要なのか?別の「打ち手」の方がいいのではないか?

 たとえば、「xyzを継続させるためのプランを書こう」と考えたとします。すると、「xyz」という枠組みが大前提となってしまい、目に映る現実は、「xyz」というカテゴリーに限定したものになってしまう。すると、「本当にxyzが必要か?」「xyz以外にも、目的(初心者にクイズを楽しんでもらう)を達成する方法があるのではないか?」という発想にはならない。
 もちろん、「打ち手」が先に決まってしまうこともありますが……。


 で、どのような「打ち手」をとればいいのかを考える際に、現状を分析する必要があります。
 そのとき注意しなければならないのが、「客観的な事実」と「主観的な解釈」を分けることです。

 たとえば、「マンオブの参加人数が、前年約30名減の88名である」これは客観的な事実です。
 しかし、「大学クイズ研はどこも危機である」「クイズに将来性はない」というのは、事実ではなく解釈です。
 人によっては、「80人もいれば充分だ」という解釈もあれば、「たまたま減っただけで、危機ではない」という解釈もありえる。
 どの解釈と事実とあわせるかで、同じ「マンオブ30人減」という事実から、全く違う結論が出てきます。


 まず、対象をありのままに見る(see)。「事実」と「解釈・分析」が混じらないように注意する。
 そこで集めた事実をもとに、分析したり結合したりして、「解釈」したり、「想い」を抱いたり、「仮説」を立てたりする(think)。
 その解釈や目的をもとに、計画を立てる(plan)。目的を明確にし、具体的な打ち手までブレイクダウンする。
 そして実行する(do)。
 その結果として状況が変わるので、再び対象をありのままに見て、解釈して、計画を立てて……以下略。

 xyzは、ある意味定型に近いイベント、工場のように「一定の質のクイズを安定供給する」ことを念頭に置いたイベントです。だから、「一定の質」ということを重視すれば、PDCAの考え方が使える側面もあります。
 が、その一方で、「初心者やクイズに初めて触れた方向けに、クイズの楽しさを伝える」経験は私たちにはありません。どこに進めばいいか、はっきりした道があるわけではない。xyzを続けること自体が目的ではないのです。現実を見直してみると、目的を達成するためにベターな手段は他にもあるかもしれない。さらにいえば、状況の変化により目的も変わってくる可能性がある……。
 そういう意味では、xyzは「PDCA」よりも「STPD」のフレームの方が適しているように思えます。quiz_too_funにしてもQuiz Parkにしても。

 そんなこんなで、まず「see」から捉えなおしている状況です(自分の動機を見てみよう、というのもこの一環だったりします)。
 17日まで休みなので、それまでにxyzについてはなんらかのアウトプットを出します。 

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コメント

はじめまして、PDCAサイクル、勉強になりました。
また遠くからXYZに参加するかもしれません。

>あかさん
 xyzの参加&書き込み、ありがとうございました。
 次回のxyzの参加、お待ちしています。

はじめまして。
社会経験はあっても、このような知識のない会社役員にどのようにして「会社の経営方針をきちっとしてほしい・その大切さ」みたいなものを説明しようかと考えている時でしたので、参考になりました!
どうぞこれからも面白いトピックのUPされてください。
ありがとうございます。

>れいかさん

 ありがとうございます!
 こちらを長い間チェックしていなかったので、レスが遅れ申し訳ありません・・・。

 上記のことは、前の会社の先輩に教わったことです。どちらかというか研修というよりは、飲み会のようなインフォーマルな場で。

 前の世代から得た分以上のことを、次の世代に伝えてあげたいですねえ。

大変勉強になりました。
早速、実務に活用させて頂きます。
出来れば、貴方が執筆した他の記事もぜひ拝見したいので、
記事を掲載したURLを教えて下さい。

尚、私は電子回路の技術屋なので、何か問題を抱えていたならば、
協力させて頂きます。

それでは、よろしくお願い致します。

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