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2005年8月

2005年8月29日 (月)

【近況】コスプレイベントに行ってみました

 前も書きましたが、蒲田には大田区産業プラザPiOという集会施設があります。
 普段はその名の通り、「産業」を振興させるような催し物や会議(~商工会とか)が開かれています。
 が、休日はその様子が一遍。カートを引いた女性陣が多数集まるメッカとなっています。

 そう、この大田区産業プラザは、即売会やコスプレイベントの聖地でもあるのです。
 誰が呼んだか、別名「オタク産業プラザ」。

 我が家から自転車で行ける距離にも関わらず、なかなか行く機会がなかったこの「オタ産」。
 一度興味本位で見にいきたいと思っていた中、探し当てたのがこのサイト
 調べてみると、JCF in Last PiO(57th)というイベントが開催されるらしいのですよ。内容は「総合コスプレイベント」。
 同人誌即売会については、夏のコミケに二度ほど行ったことがあります(といっても某先輩がクイズ本を売るときの売り子だったのですが)。で、コスプレコーナーなんかも見学に行ったので、なんとなく雰囲気はわからなくもない。
 しかし、コスプレオンリーイベントは未見。どういう人が来て(着て)るんだろう?男女比は?どんな店が出ているのか?……などと興味がわきました。
 「初心者向けイベント」や「女性をどのようにクイズに呼ぶか」のヒントにもなるかもしれないし。何事もまずは「現場」を見てみないと。

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 ここから文章を常体に。
 午前中はだらだらと過ごし、昼食後想人を寝かしつけようと思ったら自分も寝てしまい、気づいたら15時。
 そんなに長居するつもりもないし、外から様子を窺うのでもいいかなと思っていたので、まあ出発するには手ごろな時間。
 JR蒲田駅を過ぎ、京急蒲田の方向に。と、そこにカートを引っ張った女性4人組が。第一コス発見!顔にはところどころまだ化粧が残っている……ような気がする。
 時間が時間だけに、そろそろ帰る人も多いような雰囲気。

 PiOに入る。会場のコンベンションホールはガラス張りになっていて外から見えるのだが……そこはもう既にコスコスコスコ……3コス半ではとても済まないコスプレの嵐嵐嵐。そして大音量のユーロビート。なんで?という疑問は入ってすぐに氷解。
 とりあえず入ってみる。入場料はコスプレしようがしまいが1000円。撮影許可証は500円。会場費だけで40万近くかかっているはずだが、1000円とればなんとかペイできそうなラインだよなあ、とつい主催者側の視点で見てしまう自分がそこに。


 以下は箇条書きで。

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 <会場>

 ・薔薇、ガーデニング、ミリタリー、夏祭りなどの背景セットが。なるほど、写真撮影用か。
 ・ステージと踊るスペースが用意されており、そこでは大音量でパラパラが。なるほど、さっき聞こえたのはこれか。ざっと見ると100人くらいのコスプレーヤーさんがみんなでパラパラを踊っており、しかもそれがずっと続いている。トークイベントとかはなく、ひたすらダンパ(という表現が合っているかどうかわからんが、パンフには「ダンパスペース」と書かれていた)。写真撮影は予想していたが、ダンスは思いつかなかったなあ。
 ・即売スペース。同人誌などは全く売られてなく、衣装・ウィッグ・小物などコスプレ関連の店が10店ほど。後は即席の名刺とか。あとはホットドック屋さん。ネイサンズではなかったのが心底残念。おそらくバイトへの教育指導は徹底されてるんだろうなあ。
 ・あとはスクリーンにアニメ(僕が見たときには「セーラームーン」)が投影されてたり、リクエストを募集してたり。ただ、あまりこのスペースは盛り上がっていなかった模様。

 <客層>

 ・15時半時点で、会場には400人くらい。200人強が撮影&うろうろ、150人がダンパ、50人が休憩スペースでおしゃべり、って感じ。
 ・男女比は8:2で女性が圧倒的に多い。年齢はおそらく高校生~20歳前後がメイン、と思われる(コスプレしているせいではっきりとはわからない)。30代以上の人は少数派。乙女心ゆれ子さん(41)のように40代以上の人はほぼいなかった模様。
 ・コスプレしている人が圧倒的に多数派。9.5:0.5くらい。ほとんどの人は「写真を撮り合っている(コスプレした人が、別のコスプレした人を撮る)」ようであり、撮影オンリーで来たカメラ小僧諸氏はかなり少数派。
 ・一人で来るというより、2~4人くらいのグループで来ている人がほとんど。男女混成のグループも多く見受けられた。一方、一人でぽつんとしている人はほとんどいなかった。
 
 <感想>

 ・当たり前かもしれんが、「コスプレーヤーのためのコスプレイベント」。コスプレーヤー以外の人は思ったより少なかった。同人誌とかは他のイベントとかで買うんだろうなあ。
 ・女性がここまで多いのは意外。また、「男性コスプレーヤー」はいても、「撮影だけの男性」がほとんどいなかったのも意外(コミケの影響か、もっと多いと思っていた)。
 ・ダンス(パラパラ)のニーズが高いのは全く想像してなかった。コスプレの世界観とかとは全く関係ない普通のパラパラで、違うのはほぼ全員コスプレしてることと、漂うオーラ力くらい。
 
 <xyzとの比較>

 ・このコスプレイベントは事前登録の必要がなく、1000円さえ払えば参加可能。
 事前登録がないということは、人が予想以上にたくさん来ちゃった場合はどうするんだろう?
 もちろんクイズイベントとは「参加」の意味合いが違うとはいえ、キャパオーバーはありえる話なわけで、少し興味あり。

 ・xyzでは、話の題材になるべく「居住市町村」と「My Favorite」を名札に記入し、着用をお願いしている。
  これがきっかけで会話で盛り上がる側面、「ふらっと参加する」意味では敷居を高くしてしまっているのは確か。
 とはいえ「雰囲気作り」「会話の盛り上がり」という点はxyzの生命線であるため、「ある程度身元を明かす」xyzと、「完全にふらっと参加できる」イベントが別にあってもいいのかもしれない。「初心者にクイズを楽しんでいただくイベント」がxyzだけ、というのも問題があるかと思うし。
 (コスプレイベントの場合、服装でお互いの趣味がわかる……という点は強みなんだろうな)

 ・xyzはある意味、「交流(スタッフ―参加者間、および参加者―参加者間)」の促進を前提にしている。
 一方、同人誌即売会だと、「交流」は必ずしもmustではない(したい人はできなくもない)。
 で、コスプレイベントはその中間、って感じがした。もちろん「そのキャラクターになりきれれば満足!」という動機もあるんだろうけど、写真撮影のときに何らかの交流は生まれるだろうし、「同好の士を探したい」という人もいるだろうし。
 ただ、匿名・および実生活と乖離したキャラクターで参加できるコスプレイベントと、実名前提(*1)・および自分自身のキャラクターや知識で参加するクイズイベントでは、「参加」だけではなく、「交流」の意味合いも違ってくる気がする。どう違うかは、まだうまく説明がつかないが。

 *1 ハンドルネーム可のイベント(xyzもそう)もあるが、クイズ番組からスタートしたクイズ文化は、まだほとんどが「実名でないとなんか気持ち悪い」感覚が残っている気がする。

 <クイズをやる女性を増やす……という点では参考になった?>

 ・ダイレクトには参考にはならない、というのは当初からの予想通り。もともと志向が違うわけだし。
  もしこの層に対してアプローチするとしたら、「クイズやりませんか?」といっても効果は全くないと思われる。そうではなくて、コスプレで得ることができるメリット、コスプレをする動機と似たものが実はクイズにも共通してある……というアプローチの仕方だろうか。自己顕示欲とか、イベントという「祭」感であるとか、普段と違った自分であるとか。
 
 ・「女性は一人ではなく、複数で行動する」という点はあらためて実感。その点現在のクイズ界は「単独行動できる女性」しか呼び込めてないわけで、この点には明確に課題があり。

 ・マジアカブームが続いているうちは、この対象層につながりを持てている。逆に言うと、マジアカブームが終わると、接点はかなり持ちにくくなりそうだ。
 何かのイベントで、「ブースで早押し機(ピンポンブー)を用意する」「売り子はマジアカのコスプレをする」ってのもきっかけとしては面白そう。ただ、コスプレイベントというよりはマジアカイベントの方が効果ありそうだな。
 とりあえず10月23日(日)にこんなイベントがあるっぽいので、さっそくスタッフと検討に入りたい。

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 帰り道。カートをひっぱった女性たちが、駅に向かってガラガラガラガラ歩いていく。
 魔法の解けたシンデレラたち、彼女らの普段の生活はどんななんだろう?クラスとか会社の中での位置関係は?どんなサークルに入ってるんだろう?他にどんな趣味があるんだろう?など興味があるが、何も接点がないと声かけられないよねえ。
 誰かいないかなあ、コスプレーヤー兼クイズプレーヤー。
 
 ついで。オタ産から自転車でちょっと行ったところに、京急の梅屋敷駅がある。
 「笑う犬の冒険」の「トシとサチ・梅屋敷の若者の全て」の舞台となったところ。
 よくある小さな街だと思ったら、予想以上に商店街が長く伸びており、一通り店が揃っている印象。
 確かに居心地が良さそうで、あまり他の街に出て行く必要がないといえばなさそうだ。

 次は「区役所とか生活センターが行っている趣味・文化・レクリエーション講座」へのチャレンジだな。
 とりあえず大田区でなんかないか……と思って検索したこのYahoo!地域情報、明らかに趣旨から外れたものが一つ混じっているような気がするぞ。

 *余談。
 今回参考にしたのは、「ケットコム」という”漫画、アニメ、ゲーム、特撮等の好きな方を対象としたイベント(特に同人誌即売会、コスプレイベント)”なんですが。
 このサイトにクイズ関連のイベントを掲載するのも面白いのでは、という気がしてきた。普通のクイズイベントだとふさわしいかどうか微妙(でも「同人誌」を「即売」してるし、「クイズオンリーイベント」と言えなくもないし、いっそ「メガネオンリー」にしてそういう趣向の人を集めるという手もあるし)だが、少なくとも「アニソンイントロ」「漫画カルト」はストライクゾーンど真ん中なのでは。

2005年8月28日 (日)

【注目】息子って何者?

 毎日新聞・8月27日の記事から。

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 タイのタクシン首相が25日、記者会見に〇と×が書かれ、音が鳴る仕組みのしゃもじ形の札を持参。好ましい質問には〇印を掲げる一方、気に入らない質問には×印を掲げ回答を拒否した。

 首相は、イスラム過激派の犯行とみられるテロが相次ぐタイ南部の治安問題に関連した質問をされると×印を掲げ、ブザー音が響いた。回答拒否の理由は「質問が建設的でない」ため、という。

 一方、石油価格高騰についての政府対応を質問した女性記者には〇印を出し、×印の時とは違う心地よい音が流れた。

 首相は「(〇×の札は)息子が日本から持ってきた物で、場の雰囲気を和まそうと思った」と冗談めかして説明した。ただ、これまでにも首相が批判的な質問に怒り回答をしなかったことがあり、記者たちは「われわれには質問する権利がある」と憤慨。今後の会見でも、この札を使い続けるかどうかは未定という。(バンコクAP共同)

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 どんな札かと思ったら、コレでした(引用元・同じく毎日新聞の記事)。

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 我が家で使用している「ガラガラ」、まさかタイでも使われているとは……。

 それにしても、これが「YES・NOマクラ」だったらもっと面白かったんだけど。
 「誰か正しい使い方を教えてやれよ」って感じで。

 <ここで皆さんに質問> 
 「YES・NOマクラ」の正しい使い方に気づいたのはいつ頃ですか?
 橙武者は16歳のときでした。

【73タロー】(9) マッチメイク王選手権(仮)

 5部屋に分かれての早押し企画については、これまで説明してきました。
 今回は、「大部屋に集まってのステージ上企画」について。
 おそらく今までほとんど行われていなかった、その仕掛けとは……。

 タイトル=マッチメーク王選手権(仮)
 
 ○事前にあらかじめ、対戦カードを公募。一人3つまで応募可能。
 ○公募する内容は、以下の2つ。
  ・参加者(2~5人)
  ・問題傾向(長さ、傾向、作成者など。指定なしでも可)
 ○ルールはもちろん「7○3×」。
 ○当日、公募した対戦カードのうち、可能なもの(参加者が揃ったもの)を実施。
 ○マッチメーカーによる「事前のネット上での盛り上げ」、出場選手による「事前の挑発合戦」は大いに可。
 ○終了後、「一番面白かった対戦カードは?」という投票を行い、一番多くの票を獲得したマッチメーカーが優勝。
. 
.
.
 このblogの冒頭

 >半ば思いつき。というより妄想(と書いて「ソウゾウ」と読む→リライト)。
 >そんな構想の数々。
 >(中略)
 >「あらかじめ対戦カードが決められているクイズイベント」(それこそ格闘技の方の「PRIDE」みたいに)
 >……のように、(誰かがやりそうだから)あまりやる気のないものもあれば。

 と書いたのですが、実際による方がなかなか出てこないので、自分でやってみることにしました。
 各部屋企画で、クイズをやる機会を「他よりも多く」「均等に」提供することができるからこそ、この「事前に対戦カードが決まっている」という試みが可能となっています。

 次回はここまでの一旦まとめを。
 

2005年8月27日 (土)

【問題】どうせみんな作ってるんだろ

 そんな今更感あふれる2問をお届け。

 「日本語に訳すと"俺を連れていけないんだろ"という悲しい意味になるにも関わらず、なぜか飲酒する際のかけ声だと勘違いされている/~」

 陳腐化した上に、いまいち裏取りが取れないのでボツ。
 英語で言うとyou don'tを繰り返しでいってるんだっけ(自信なし)。

 そうそう、「現地の言葉で"菩提樹の下/~"」では押せなくなりましたな。昔はウンター・デン・リンデン一択だつたんだけど。
 「現地の言葉で"菩提樹/~」だとライプツィヒがあるけどね。
 
 「"わたし・・・あたたかい光と一緒に東京タワーからうまれたの・・・"という書き出し/で~」
 
 それなりに「出す必然性のある書き出し」ではある。けれども完全に陳腐化してるしなあ。
 本屋で立ち読みした際に記憶してきたので、細部が微妙に違うかも。 

2005年8月26日 (金)

【注目】あんまりだ

 橙が好きな映画のひとつに「キッズ・リターン」があります。
 で、「キッズ・リターン」の名シーンといえば、なんといってもあのラストシーン。

 自転車に二人乗りした安藤政信と金子賢。
 安藤「俺たち、もう終わっちゃったのかなあ」
 金子「馬鹿野郎、まだ始まってもいねえよ」

 
 ところでこれが安藤昇だったらリアルすぎるし、金子貴俊だったら台無し。
 金子昇だったら、まあ、まだなんとかなりそうだけど。

 閑話休題。 
 で、開く予定であったクイズ大会を「KITSCH Return」というタイトルにし、ラストシーンを生かし「団体戦の決勝が
終わったと思ったら、本当の決勝は"まだ始まっても"いなくて、その後に個人戦の決勝がある」という仕掛けにした……なんてことがあったので、映画自体にもこのシーンにも思い入れが余計にあったりするわけですが。

 上の金子賢のセリフを検索したらヒットしたのが、このページ

 ……うまいなあ。
 うまいんだけど、釈然としないものを感じる……。

2005年8月21日 (日)

【73タロー】(8) 問題

 ……といっても、現在1問も手元にはないんですけどね。

 問題については、(6)でも書いたとおり、皆様より募集いたします。
 ご協力いただいた方については、(7)でも書いたとおり、参加費が割引になりますので、この機会にぜひご協力いただければ幸いです。

 で、どのような問題を出題するか、なんですが……。
 今回の「73タロー」で拘りたいことの一つに、「さまざまな傾向の問題で、クイズを楽しむ」ということがあります。 

 ベタ、時事、新作短文、難問短文、前フリ→ベタ落とし、長文難問、SystemF風、愚問……などなど、現在「クイズ」にはさまざまな傾向があります。
 関東では現在、それぞれの傾向ごとにサークルやイベントがあって、それぞれのクイズを楽しむことができる。関東でいえば、短文をやりたければ「A」、長文難問なら「コンモリ」、SystemF風なら「SystemF」(そりゃそうだ)と。イベントにしても同じことが言えます。いわば「すみわけ」の状況。

 「すみわけ」は「それぞれのクイズを楽しむことができる」メリットがある一方で、「違った傾向に触れる機会がなかなかない」というデメリットもあります。かといって、いろいろな傾向を詰め込んだイベントは、最近あまり見かけません。
 たとえば予選は「短文」、決勝は「長文難問」というイベント(7~8年前はよくありました)は、短文が好きな人からすれば「長文難問をやらなければ優勝できない」、長文難問の人からすれば「短文をやらなければ、そもそも長文難問が出されるステージまで進出できない」となり、双方ともに満足しきれない。で、「短文だけやるイベント」「長文難問だけやるイベント」が多くなってきている、と。 
 
 で、「73タロー」では、違った傾向のクイズに触れられるようにしたいと考えています。
 そのためにも、できるだけ多く、かつさまざまなバックボーンの方に、問題製作に回っていただきたいと考えています
 「73タロー」は、「全員、参加機会は同じである」「"勝ち残り式"ではない」イベントです。だからこそ、「前のセットで勝ったから、次のセットに参加できる(参加できない)」ということが全くないため、違った傾向のクイズを揃えることが可能になります。
 
 どのような問題を出すかは、基本的には出題者の方にお任せします。
 ただ、一つ念頭においていただきたいのは、「自分が楽しいと思っているクイズを、他の人に伝える」ということです。
 短文の楽しさを伝えるセット。長文の楽しさを伝えるセット。SystemF風の楽しさを伝えるセット。
 ……などが入り混じるような、そんなイベントにしたいと考えています。
 ご協力、よろしくお願いします!

 次回は、「大部屋に集まってのステージ上企画」について。
 これまでにはなかった仕掛けを用意しています。

2005年8月20日 (土)

【近況】知識を得て、心を開き、自転車に乗れ!

 ここ1ヶ月、よく自転車でちょっと離れた駅まで行っています。
 もともとはダイエット目的(10年前より10kg太ったのはまだやむを得ないとして、半年前より3kg太ったのはまずい。ワードローブ的にも影響が出てきます)ではありました。しかし、普段は電車で行くところに自転車で行くのは、ちょっと子供っぽいですが妙な達成感を覚えます。

 また、遠いと思っていた駅が案外近い……というのも新たな発見。
 橙は蒲田在住で、よく品川で山手線に乗り換えます。だいたい蒲田―品川間は電車で10分。で、自転車を使ってみると、せいぜい30分の距離なんですよね。京浜東北線は駅と駅の間がかなり距離がある印象があったのですが、自転車だと平均10分ってところ。川崎も案外近かったですし。東急・京急はもっと短い。静鉄ほどではないけど。
 あとは、鹿島田(南武線)までせいぜい10分なので南武線を使うときはそっちルートで行ったり(途中通る某総合電機メーカーの工場・研究所って、確か某クイズ関係者が勤めていたような)、日吉(東横線)までせいぜい30分なので、サイクリングがてらマリーン(スパゲッティ屋)に行ったり……。
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 で、前々から路線図を見ていて気になってた駅に、自転車で行ってみました。
 「川崎新町」駅。 
 よく電車に貼ってある路線図を見ると、南部線と鶴見線(KingTowerさんのblogを参照)は同じ黄色で色分けされています。で、ごちゃごちゃと分岐している路線の一部が、南部線の尻手(しって、と読みます)につながっています。そういえば尻手駅で降りたときに、「浜川崎方面」って表示を見たような気がする。これってどういうことなんだろう……。
 で、尻手と浜川崎の間に「川崎新町」という駅があります。ここだったら蒲田から自転車でいけそうな距離だ、ということでチャリチャリと行ってみました。

 8月15日、熱い熱い夏の日の午後。
 川崎駅までは自転車で10分強、というのは一度行ったことがあるので承知の事実。六郷土手を越え、「ビッグブリッヂの死闘」(ここでも取り上げたやつ)を口ずさみながら多摩川を渡り(危ない人だ)、さらにペダルをこいで西へ。
 南に伸びる線路にぶつかる。これか?地図を見るとどうもこれらしい。ので、左折して線路沿いを南へ。しばらく走ると、住宅街の中にポツポツと店がある、そんな街並みに。
 しばらく走ると……あった、川崎新町駅。こんな駅でした。川崎市からせいぜい数kmとは思えない、実にのどかな風景。というより、駅中心に発展しているわけではなく、住宅街のはずれに突如駅がある(駅の近くは、車が入ってこれないような細い道)、そんな感じ。

 駅の時刻表を見てみる(参照)。7~9時は1時間に4~5本あるが、昼間はせいぜい1~2本。
 こんな駅なのに、Suicaが使えるってのが凄い(こういう簡易型のSuicaの精算機、初めてみました)。

 で、路線図を見て、ようやくこの近くの鉄道状況を理解。
 この川崎新町を通っているのは、南武線の中でも「南部支線」といわれる路線。
 南部線ってのは、川崎からひたすら北上して立川にいたる路線です。で、尻手からこんな感じで分岐してるんですよ。

 立川~登戸~武蔵小杉~矢向-尻手-川崎 
                      ↓
                    八丁畷→川崎新町→浜川崎(鶴見線)

 「南部支線」は尻手~浜川崎の間を走っており、4駅・約10分・2両の単線という、実にのどかな路線。
 関東に10年住んでても(それも川崎の近くに)、あまり意識することのないマイナー路線です。
 ここで「ぶらり途中下車の旅」やったら凄いんだけどなあ。
 
 川崎新町の人からすれば、川崎に出るのにこの路線を使うと非常に不便なわけで。本数は少ないし、尻手で乗り換えないといけないし。おそらくバスや車を使うんだろうなあ(自転車でもせいぜい15分くらいの距離)。

 ついてではありますが、八丁畷駅にも行ってみることに。ここは京急との乗り換え駅なんですが……あれ、京急の八丁畷駅はあるのにJRの方がない!15分くらい近くを自転車でぐるぐる回ったんですが、見当たらない。で、京急の八丁畷駅の改札を見てみると……京急の券売機の隣に、申し訳無さそうにJRの券売機がちょこんと。どうもこの京急の改札がJRもかねているらしい。駅の中をのぞいてみると、確かに階段のところに「浜川崎・尻手方面こちら」といった掲示が見える。
 にしても、看板のどこにも「JR」の文字がないのは一体……。

 ところで、タイトルの元ネタを知ってる人はどれくらいいるんでしょうね。

2005年8月17日 (水)

【xyz】スタッフ募集ページ、アップしました

 以前から準備を進めていました「スタッフ募集ページ」、ようやく完成しました。
 こちらになります(右の「Action」や、xyz公式サイトからもリンクを貼っています)。

 単純に「スタッフを募集する」ということだけではなく、「どのような想い、状況認識で始めたのか」「今までどのような経緯だったのか」「現状はどうなのか」ということも含めて、整理しました。
 現時点ではまだ針路がはっきりとしていない「現状」「未来」については、近日中(8/20のスタッフ会議の後)に更新する予定です。
 
 また、この募集ページを作ったからあとは待つだけ……ではなく、いろいろな方に一対一で(これが重要!一斉送信では全く響かない、ということを痛感しました)、xyzの必要性や意義、xyzをやることによるメリットを訴えていく必要があります。
 今後、xyzの準備と並行して、「想い」を直接伝える作業に取り組んでいきたいと考えています。

 もしxyzのスタッフに興味のある方、橙武者までご連絡をいただければ幸いです。よろしくお願いします。

2005年8月16日 (火)

【近況】8月前半レビュー&8月後半の展望

 【レビュー】

 2日(火)、代休。部屋を掃除したりQuiz Parkの編集したり。

 6日(土)、7日(日)も同様。Quiz Parkの編集やらblogの文章やら。それと久しぶりに日吉まで自転車で行き、「マリーン」でパスタを。ペペロンチーノ中盛り。懐かしい。

 13日(土)、妻の実家である岡崎へ帰省。
 途中、名古屋に寄り、テツくんルックスくんと昼食をとりながらxyz名古屋の話を聞こう……と思ったんだけど、テツくんと連絡がすれ違いであえず、結局ルックスくんと食事をとることに。「名古屋在住でもなかなか食べる機会がない」ってことで、ひつまぶし。
 関西の中高生事情、名古屋の今後(xyzをどうするか、他に何ができるか……など)、貴重な話をすることができました。しかしルックスくん14歳、俺28歳、倍も歳が上の人と食事ってのも気苦労をかけてしまったかも(少なくとも自分が14歳のときには、28歳の人と2人で食事したことはなかったわけで)。
 そうそう、名古屋駅の太閤口に凄い名前の薬局を発見。その名も千里馬薬局。隣にロゴがあって、読み方はご丁寧にも「チョンリマ」らしい。うーん、パッと見てどれくらいの方が読めるのやら……。
 その後、岡崎へ。3日ぶりくらいに会った想人に泣かれ凹む。

 14日(日)。午前中は想人と走り回ったりした後、昼からは食事、その後東京に戻る。
 途中豊橋で時間が空いたので、前から乗ろうと思っていた市電に。路面電車に乗ったのは岡山か札幌以来かな。
 
 15日(月)。一仕事終えた後、自転車に乗ったり、ビデオの編集を始めたり、ブックオフで「ケロロ軍曹」を立ち読みしたり(中学生か)。
 夕食はまたタージマハルへ。昨日食べたのは「空芯菜カレー」でした。これで30種類くらいは食べたか。「鮫」を食い損ねたので、また出てこないかな。
 
 安田美沙子(23)。
 今までグラビアだけで声聞いたことなかったのだが、この一日で2回ほど(月光音楽団とはなまる)テレビで見かけ、はじめて声と話し方に接してかなり印象変わった。もちろん良い方向に。凄まじく良い方向に。
 あのアクセント(本当に「京都弁」?違う気がする。でも宇治市出身ってことはそんなに田舎じゃないし)、10年後も絶対矯正しなさそう。三田寛子の後釜か。
 しかしこの時計、起きてもまた眠たくなりそうだ。

 【17日までのto want to doリスト】

 ビデオの編集、一人分のインタビューが完成。
 たった15秒だけど、この一歩がかなり大きい。
 というわけで気分が良いので、休みを有効活用すべく途中経過を。

 (1) Quiz Park第3号のチェック→完了。スタッフからの返事待ち
 (2) xyz=4振り返り会の準備&xyz=5の今後の流れのプランニング。→完了。あ、後で20日の場所取りにいかないと。

 (3) xyz、quiz_too_funなどのスタッフ募集ページ作成。→書く内容はほぼ固めている(STPDを何期かに分けて整理してきていた)ので、今日の午後あたりからhtml化。
 (4) abc/誤のビデオ製作。→一人分のインタビュー完了。ちなみに人身御供になったのはこの方。abcの1問目を押したことだし、ちょうど良かった(最初にとったのがたまたま彼だったからなんだけど)。

 なお、サムギョプサルは16日(火)本日決行します。結局現時点で3名。まだまだ空席はあるので、興味がある方はdiedie_16@ybb.ne.jpまで!

 【後半の展望】
 
 19~23日は昨日書いたので略。
 27日(土)はネクステ。28日(日)は特に予定なし。子守りとビデオ編集頑張ります。あとはParkを印刷所に送らないと。

【注目】政治の季節が来た

 ……誰が使い出した言葉だっけ、「政治の季節」って。
 それとも自然発生的なもの?

 さて、橙が住んでいる選挙区から立候補を表明したのが彼氏
 「一日一モミ」事件からジャスト半年(事件は3月10日未明)というのは、笑うところなんだろうか?
 (それにしてもこの地元支持者の言語センス、凄い。セクハラの反面教師として流行語大賞にならんもんだろうか)

 >今でも、地元に政治的な空白を作ったことを、深く反省いたしております。
 反省する内容が全然違うような気がするが。

 >あの日以来、本来の自分の原点に立ち戻るべく、謹慎し自己を見つめ直してまいりました。
 >この世に生を受けてから41年間、今までの自分がどんなに甘かったか、痛切に思い知りました。
 ここは理解できなくもない。でも、

 >そして、かくなる上は、皆様への恩返しは、政治の場しかないとの結論に至りました。
 どうつながるのか、そのロジックがよくわからない。「そして」の意味を教えていただきたい。

 なお、ホームページの掲載されている「国会ニュース」の中の見出し、「両親のDNAを、わが子孫に伝えたい」がツボに入った。
 なるほど、一日一モミも、遺伝子を後世に伝えようとする、いわば「利己的遺伝子」の働きから、ってことなんだろうか。

 ところで、この方も再!起!働!したみたいで、オープニングのflashが変わっていた(前は古畑みたいな奴だった)ので必見。3分くらい笑いが止まりませんでした。

2005年8月15日 (月)

【近況】夏休みはやっぱり短い

 ……といったようなタイトルのblog、多いんだろうな。
 案外知られていないですが、この曲のタイトルは「夏の決心」。まあ、橙はタイトルどころかメロディーもこの部分以外忘れてるんですが。

 今年の夏のスケジュールですが、こんな感じの飛び石。竜神池の如く。
  13日(土) 休み。午後、妻の実家・岡崎へ。想人に泣かれへこむ。
  14日(日) 休み。夕方、岡崎から帰京。妻子は引き続き岡崎に残留。
  15日(月) 半日出勤→休み。今日(もう終わりかけ)。
  16日(火) 休み。ビデオやらxyzやら。ここらへんでサムギョプサル。
  17日(水) 休み。引き続き作業続行中。
  18日(木) 出勤。妻子が帰京予定。
  19日(金) 休み。高校生オープンのビデオ撮影。
  20日(土) 休み。午前は想人の子守り。午後からxyz=4の振り返り会。
  21日(日) 休み。午前はやっぱり想人の子守り。午後からSystemF若手企画。
  22日(月) 出勤。ミーティング4連発。
  23日(火) 休み。想人とぐたーっとなってる予定。

 というわけで15-17日は一人きり(仕事があるのでやむを得ないが)、19-21日はクイズ三昧。
 「育児をほったらかしてクイズには出かけない」というkanaupapaさんに対し、駄目だこのsotopapa。

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 で、歌詞の続きではないが、やりたいことが目の前にありすぎて。
 「やるべきこと」と考えると足が鈍るので、「やりたいこと」と考えると少しは前向きになれそう(実際には「やるべきこと」であるのは確かなんだけど)。 

 【15日午後~17日にかけてのto want to doリスト】

 (1) Quiz Park第3号のチェック。そろそろ完成間近。最終チェック段階。9月発売予定。
 (2) xyz=4振り返り会の準備&xyz=5の今後の流れのプランニング。「どうするか」は後でいいんだけど、「どのように決めていくか」「何を先にやっておくべきか」は先に見通しを立てていかないとスタッフが動きにくい。あわせて、BBSとかメーリングリストといった細かい部分も用意。11月3日(祝)に東京5開催のため、10月中に全準備を完成させる。
 (3) xyz、quiz_too_funなどのスタッフ募集ページ作成。ここ最近掲載してきた「動機」やら「see-think-plan-do」は、全てここにつながる話。xyzについては17日までにアップ、それ以降については今月中においおいとアップしていく予定。
 (4) abc/誤のビデオ製作。若手からの目がさすがに冷たくなってきたし……。パソコンを買い換えた都合で動画編集ソフトも替わったので、一から慣れないと。9月中旬までの完成を目論む。

 (1)は自分がやるべき点は完成し、スタッフに回覧しているところ。なのでひとまず完了。
 それ以外を見ていくと、まずは(2)。優先順位をつけていくときに、「他の人が関わることか、関わらないことか」ということは重要なポイント。その点、多くのスタッフにイメージを持ってもらうためにも、既存スタッフ向けの(2)は先にやる必要がある。これが後にずれると、全ての準備が後にずれていくからね。
 「スタッフ」という点では、今回のxyz=5ではより多くの方にスタッフに加わっていただきたい。そう考えると(3)も連動してくる。ただ、即効性のある話ではないので、それほど急務ではない(逆に言えば、効果が出るまで時間がかかるから、早めに手を打っておく必要がある。17日アップと期限を決めたのはそれ故)。

 (4)については、さすがにそろそろ一歩目を踏み出す必要がある。Quiz Parkも目鼻がついたことだし。
 「問題集を作る」「ビデオを編集する」などクイズ関係のアクションって、一歩目を踏み出すまでがすごく時間がかかる。それこそwordなりexcelを立ち上げて、問題のファイルを開くまでの時間が。ただ、いったん作業に入ってしまえば、あとはスピードアップしていける。
 さしあたりこの休み中にやるのは、その「一歩目を踏み出すこと」。ソフトの操作に慣れる、全体の構成を考える、作業スケジュールを考える……といったようなこと。で、できるだけ一歩目はたやすいステップの方がいい。まずはソフトをインストールすること(今日、買ってきた)。一人分のインタビューを加工することから。

 で、これだけいろいろあるにも関わらず、「考えをまとめる」名目のもと、自転車に乗ってたり。
 最近「隣の駅まで自転車で行く」のが好きなんですが、慣れてきたのでもうちょっと先の駅まで乗ってたりします。
 そんなこんなで、前々からすごく気になってた駅まで行ってきたもので、いずれその記事も。

 とりあえず、今晩はまずは動画編集ソフトのインストールと、(2)の完了まではmustだな。

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 【サムギョプサル会@東新宿の告知】
 16-17日の夜の予定。
 今のところ参加予定は2名。っていうか俺とバーンなんだけど。
 東新宿でサムギョプサル食べたい方、diedie_16@ybb.ne.jpまでご連絡ください。4人以上で決行。

【注目】……。

 「池上遼一先生が描く、北斗&メカ沢

 余りの衝撃のせいか、コメントが思いつかない。
 語りえぬものについては、沈黙しなければならない。

【近況】聞き覚えのある高校名

 今日は「アタック25」高校生大会でしたね。
 その時間、義父母・妻・子と鮎食べてましたよ鮎(養殖)。
 ……思い切り見損ねた。誰か貸していただきたい次第。

 ところで、今日出場された方のお一人が「洲本高校」だったそうで。
 どこかで聞いたことあるな……確かドラのピッチャーで誰かそこの出身いたな……江本だっけ?
 と思って調べてみたら、江本じゃなくて川畑泰博でした。
 近藤真一、江本晃一(上宮でした)とかとともに80年代後半の期待の若手の一人ですね。

 で、検索してみると、結構渋い人を輩出してるんですよ、この学校。
 原健三郎、鎌田実、阿久悠(なるほど、「瀬戸内」なわけだ)、笹野高史(渋い!)、堀井雄二、宮地真緒……。

 それと、「淡路島唯一の市」って問題はもう使えないのか(洲本だけではなく、淡路市と南あわじ市が誕生したため)。さらに、来年2月からは「洲本五色市」らしいし。漢字4文字の市はこれで一体いくつになったのやら。 

2005年8月14日 (日)

【注目】Never Ending Story

 8月10日に関西で行われた、高校生向けイベント「Never Ending Story」、通称エンスト。
 サイトを見ていて、一つ気づいたことが。

 略称「エンスト」って……
 Never入ってないじゃん!物語終わっちゃうじゃん!
 あと、エンストって言ったら「エンジンストップ」じゃん!止まっちゃうじゃん!

 
 いや、いいタイトルだと思うんですが、略し方がちょっとなあ。
 同じカタカナ4文字であれば、「ネバエン」か「NES杯(ネスハイ)」あたりがいいかと思うのですが。

 せっかくのイベントなので、名前~正式名だけではなく、どう呼ばれるか~についても拘っていただきたかった次第。
 老婆心ながら(ところで男性の場合でも「老婆心」でいいのだろうか。老爺心?)。

 *ウィニングアンサーについては、その手の「モラルに欠ける問題」(最近では「真光元」「鉄つるぎ」など)を出しまくってきた自分に言う権利はないなあ、と思っています。「殺人」と「宗教」「18禁」の違いはあるとはいえ。

【73タロー】(7) 演出・参加費

 4大経営資源の残る2つ、「モノ」「カネ」について。
 「情報」については()、「ヒト」については()をご覧ください。

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 【モノ】

 基本的に演出はほとんど行いません。
 シンプルに、ひたすら7○3×をやっていく……というのが、このイベントの主な内容です。

 「各部屋ごとの7○3×」以外に、「大部屋に集まってのステージ上企画(ルールはやっぱり7○3×)」も用意してます。
 こちらでは若干演出が入ります。といっても入場テーマ+αくらいのシンプルなものになります。

 ……ということで、「モノ」として必要なものはほとんどありません。
 せいぜい「早押し機」と「名札」程度です。 

 早押し機については、各サークルからお借りしたいと考えております。リザーブも含め6台必要となります。なお御礼につきましては、微額ではありますが2000円(quiz_too_funと同額)お支払いします。
 名札については、ホワイトボードに貼るもの(A4)と、胸につけるもの(ハガキサイズ)の2種類です。

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 【カネ】

 参加費については、以下の通りです。

 社会人   =1500円
 大学生以下  =600円
 
 なお、スタッフ兼任の方の参加費は、、、
  社会人   = 100円&「73タロー」問題集贈呈
  大学生以下=100円&「73タロー」問題集贈呈&quiz_too_funで1500円分の商品を購入できる権利

 *「73タロー」については、問題集を発刊しない可能性もあります(その場合はweb上にて公開します)。
  その際は、「quiz_too_funで600円分の商品を購入できる権利」として換算します。

 <他のクイズイベントと比べると高いんじゃないの?>
 
 「1500円の価値があるからこそ、1500円という価格設定をしています。」

 「とにかくいろいろな人と」「いろいろなクイズで」「ひたすらクイズをやる」。
 73タローで実施する企画内容は、1500円が妥当と判断しました。

 他のクイズイベントではなく、他の趣味と比較をしています。
 ハードカバーを一冊買う。映画を見に行く。ボーリングを3ゲームやる。
 それと同等以上の価値を、73タローという形で提供します。

 また、つねづね「クイズイベントの参加費は安すぎる!」と考えていました。
 基本的に参加費だけでは大赤字。問題集を出してようやくトントン。
 かけた労力からすれば、クイズイベントの主催は金銭的には報われません。
 それに対しての問題提起、という側面もあります。

 また、「参加者」と「参加者兼スタッフ」に明確な差をつけたかった、というのも理由の一つです。
 500円-0円よりも、1500円-100円の方が差額が大きいわけですから。

 <スタッフからも金とるの?>

 「参加者兼任である以上、参加費をいただきます。」

 有料だからこそ、「払った分のモトをとりたい」と参加意識が高まる、という面は無視できません。
 参加者である以上、スタッフの方にも、身銭を切っていただきます。

 ただし、73タローを成立させる上で、兼任スタッフの方々は必要不可欠です。
 その御礼として、ささやかではありますが「問題集」と「購入権」により、最終的にはプラスになるようにしています(それでも労力を考えると、わずかながらのプラスなのですが……)。
 
 <黒字になったらどうするの?>

 「xyzの運営費用として、より多くの方にクイズを楽しんでいただくために活用します。」

 この「73タロー」は、初級者~上級者、いわば「既にクイズ界にいる方」向けのイベントだと考えています。
 「既にクイズ界にいる方」に、正当な価値のイベントを提供することで、正当な利益を上げる。 
 その利益を、「新しくクイズ界に入る方を増やすために」活用する。
 ……ある意味、この73タローは、「利益を上げる」ことを前提に設計しています。

 この流れを作るためにも、「1500円という参加費に見合う」、それだけの価値を提供しなければならない。
 そのためにも、参加者の方により満足していただけるためのシステム作りに、頭を絞る毎日です。 

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 次回更新は、いよいよ気になる「問題」について。

2005年8月13日 (土)

【近況】Plan-Do-Check-ActionとSee-Think-Plan-Do

 xyzのスタッフ募集を書き始めています。
 関西4が終わり、いよいよ東京5の準備。
 スタッフ募集はできるだけ早い方がいい……との考えからです。

 で、スタッフ募集を書くにあたり、あらためてxyzの置かれている状況を整理しています。
 その際、自分自身切り口としているのが……。

 ISO・国際標準化機構の環境管理・品質管理などの基本となっているアルファベット4文字の言葉で、「計画」「実施」「確認」「対策の行動」というサイクルのことを、それぞれの頭文字から何という?
 Ans.
PDCAサイクル
 (劇団「魯鈍」(仮)2003年06月例会「早押しボード」にて出題。今思うと「別名をデミングサイクルという」という切り口の方が良かったかな)

 また研修ベタですね。
 「社会人正答率はそこそこ高く、学生正答率は低い」問題かもしれません。
 
 さて、PDCAと非常に類似した考え方に、「See-Think-Plan-Do(以下STPD)」があります。
 一見同じように思えますが、メッセージとしては実はかなり違ってきています。

 【PDCA】

 PDCAのメインメッセージを一言で言うと、「ちゃんと見直しして、改善しろよ」ということだと認識しています。
 「Plan」と「Do」は意識しなくてもできるけど、「Check」と「Action」は意識しないとなかなかできない。Plan-Do,Plan-Do,Plan-Do……の繰り返しにとかくなりがちだし、ひどい場合だと計画もなしにひたすらDo,Do,Do,Do……となってしまう。だから、「Check」「Action」をしっかりしよう、というのがPDCAの考え方です。

 あらかじめ計画が立てられること、進むべき目標が明確な場合、ある程度定型のことを繰り返すことであれば、PDCAの考え方で問題ありません。たとえば旧ソ連とかの「5カ年計画」のように。
 が、「そもそもどんな計画を立てればいいか」ということについては、PDCAのスタイルだとあまり助けにならないのです。

 【STPD】
 See-Think-Plan-Doのメッセージを一言で言うと、「まずありのままを見て、それから分析して、プランを書け」ということです。
 そもそもどんな計画を立てればいいかわからない、どっちに行けばいいのだろうか。そんなときに使う考え方です。
 PDCAが「計画をまず立てる」ところからスタートするのに比べると、STPDは「まず現状を把握しよう」というところからスタートしています。

 自分も含め、普通に何かやろうとするときには、まず具体的な「打ち手」から考えることがほとんどです。そして、「打ち手」の質の高さを挙げることにとかくこだわりがちです。
 しかし、本当にその「打ち手」が必要なのか?別の「打ち手」の方がいいのではないか?

 たとえば、「xyzを継続させるためのプランを書こう」と考えたとします。すると、「xyz」という枠組みが大前提となってしまい、目に映る現実は、「xyz」というカテゴリーに限定したものになってしまう。すると、「本当にxyzが必要か?」「xyz以外にも、目的(初心者にクイズを楽しんでもらう)を達成する方法があるのではないか?」という発想にはならない。
 もちろん、「打ち手」が先に決まってしまうこともありますが……。


 で、どのような「打ち手」をとればいいのかを考える際に、現状を分析する必要があります。
 そのとき注意しなければならないのが、「客観的な事実」と「主観的な解釈」を分けることです。

 たとえば、「マンオブの参加人数が、前年約30名減の88名である」これは客観的な事実です。
 しかし、「大学クイズ研はどこも危機である」「クイズに将来性はない」というのは、事実ではなく解釈です。
 人によっては、「80人もいれば充分だ」という解釈もあれば、「たまたま減っただけで、危機ではない」という解釈もありえる。
 どの解釈と事実とあわせるかで、同じ「マンオブ30人減」という事実から、全く違う結論が出てきます。


 まず、対象をありのままに見る(see)。「事実」と「解釈・分析」が混じらないように注意する。
 そこで集めた事実をもとに、分析したり結合したりして、「解釈」したり、「想い」を抱いたり、「仮説」を立てたりする(think)。
 その解釈や目的をもとに、計画を立てる(plan)。目的を明確にし、具体的な打ち手までブレイクダウンする。
 そして実行する(do)。
 その結果として状況が変わるので、再び対象をありのままに見て、解釈して、計画を立てて……以下略。

 xyzは、ある意味定型に近いイベント、工場のように「一定の質のクイズを安定供給する」ことを念頭に置いたイベントです。だから、「一定の質」ということを重視すれば、PDCAの考え方が使える側面もあります。
 が、その一方で、「初心者やクイズに初めて触れた方向けに、クイズの楽しさを伝える」経験は私たちにはありません。どこに進めばいいか、はっきりした道があるわけではない。xyzを続けること自体が目的ではないのです。現実を見直してみると、目的を達成するためにベターな手段は他にもあるかもしれない。さらにいえば、状況の変化により目的も変わってくる可能性がある……。
 そういう意味では、xyzは「PDCA」よりも「STPD」のフレームの方が適しているように思えます。quiz_too_funにしてもQuiz Parkにしても。

 そんなこんなで、まず「see」から捉えなおしている状況です(自分の動機を見てみよう、というのもこの一環だったりします)。
 17日まで休みなので、それまでにxyzについてはなんらかのアウトプットを出します。 

【注目】関係者の皆様(特に女性社員)がかわいそうだ

 その1
 その2
 

【近況】そういえばクイ研を「食い歩き研究会」と勘違いしてKQKに入った人がいた

 最近、いろんな意味で「重い」記事が多かったので、最近美味しいと思ったものを備忘録的に。

 四川(白金高輪の都ホテル、中華)
 上司に連れていっていただいた店。ディナーで行くとかなりの金額(一品3000円前後、トータルだと一人あたり8000円……っておい!)ですが、ランチだと2000円くらいなので、この味を考えると狙い目かもしれん。
 とにかく陳麻婆豆腐が強烈!食べた後ずっと痺れが残るので、会話が成り立たないくらいでした。
 苦瓜の炒め物も美味でしたよ。ちゃんぷるーだけじゃないんだなあ。

 7025フランクリン・アベニュー(五反田、ハンバーガー)
 最近、高級ハンバーガーに興味があります。佐世保バーガーとか、モスの匠味とか。
 「高級感」と「親しみやすさ・価格」、言い換えればハンバーガー「なのに」とハンバーガー「だから」の絶妙なバランス。

 そんなこんなで、職場から徒歩20分くらいのこの店に行ってきました。
 バーガーが旨いのはもちろんのこと、付け合せのポテトが美味でしたよ。
 一食2000円出す価値はありますよ。

 朝日堂(池上、広島風お好み焼き)
 もともとは和歌山にあったらしいお好み焼き屋。
 「せち焼き」が美味しかったです。
 が、一人で行くもんじゃないよな、お好み焼き屋は。

 丸一(蒲田、とんかつ)
 甘い。
 ソースの甘さじゃなくて、肉自体が甘い。実に旨い。

 前々から行っていた店ではあるんですが、最近試してみたのが、「とんかつを塩とレモンで食べる」「ソースに浸すのではなく、食べる直前にちょっとだけつける(それも肉の部分に)」こと。もうあからさまにdancyuの影響。
 こうすると、衣のサクサク感を堪能できたり、味が一本調子にならなかったりするんですよね。一度お試しあれ。
 
 タージマハル(蒲田、カレーライス)
 最近でもなんでもなく、ここ1年週1回食べている店。最近は週2~3回に増加。
 この時間の閉店時間に間に合うように、残業時間を調節してるくらい(まあ、土日出勤が多かったので、結果的に残業が少なくて澄んだという面もあり)。
 

 それ以外だと、品川Wing3階のビアガーデンにも行ったりしましたが、いまいちだったなあ。
 うるさいし、料理はあんまり美味しくないし、その割に高いし。
 ビアガーデンはあくまで「雰囲気を楽しむもの」。5年に1回くらいいけばもう充分って感じ。

 【告知】
 15-17日の夜は空いています。
 誰か東新宿でサムギョプサル食べたい方いませんか?予算は4000円くらい。
 興味がある方はdiedie_16@ybb.ne.jpまでご連絡ください。4人以上で決行。

【動機】なぜクイズを始めたのか(3):自分自身篇

 というわけで、「なぜクイズを始めたのか」。
 前回の「環境篇」に引き続き、「自分自身篇」です。
 同じ環境であっても、性格・価値観・能力などによって、反応は全然変わってくるわけで。  

・競争志向、ジャンプ的価値観

 もともと「人と競いたい、勝ちたい」という競争志向が強い。
 また、「勝利を目指して、仲間との友情を大切しながら、努力を重ねる」、そんなジャンプ的価値観に強く影響を受けている。
 これは、クイズを始めた理由として大きな要素を占めています。

 これは世代的なものに大きく影響されるのかもしれません(ある意味、教育や文化の影響であり、「環境」といえなくもない)。クイズに限った話ではなく、他の世代の人と話していると、このあたりの「競技志向」「ジャンプ的価値観」というものに世代的な差があるように思えます。
 20歳前後の人はここらへんが(クイズ関係者に限らず)薄くなってきているように感じるし、一方で自分+5歳くらいの方は第二次ベビーブーム世代=受験の激化ということもあり、競争志向やジャンプ的価値観が自分らよりもさらに強いように思えます。
 たとえば、KingTowerさんのクイズに対する姿勢が一つの実例ですし、KingTowerさんのご同期のKanaupapaさん(「天」の覆面クイズ集団のボス)にしても、あれだけ温和な一方で闘争心とか負けず嫌いな点では相当強いわけで(その点を橙はすごく尊敬しています。もちろん「知識の深さ・幅の広さ」「はっきりとした答え方」という点も)。もちろんこのお二人が「クイズ王」だから……という側面もありますが、平均的に見ても競技志向の強い代、と感じます。

 ・運動音痴
 
 競争志向やジャンプ的価値観。これを追求する最適の場の一つが、体育会です。
 最近、「橙さん=体育会系の性格」といわれたことがありました。確かに競技志向だし、気合とか努力とか好きだし、良くも悪くも「先輩-後輩」視点で対人関係を見がちだし……その一方で、クイズの文化部っぽいとこはあまり好きになれない(ぬるい雰囲気とか。もちろんそれを好む人がいる以上「あり」であることは承知していますが、好き嫌いで言えば「好き」にはなれない)……なるほど。
 しかし、橙は体育会には行かなかった。

 運動音痴。この一語に尽きます。
 運動が苦手で、ケンカも弱い。「動物」としての劣等感(生存本能に根ざしたもの)を常に持っていました。
 
 今も昔も、「運動音痴なのに、競技志向」の人が選べる選択肢はほとんどありません。
 クイズは、その数少ない選択肢でした。なんせ、「史上最強」のキャッチコピーは「クイズは頭の格闘技!」だったわけですから(このスレ見てたら、いきなりこのフレーズが>>89に出て驚いた)。
 「運動さえできれば体育会を選んだ。が、運動音痴だからクイズを選んだ」という方も、結構いるように思えます。

 *逆に、「もともとスポーツをやっていたので、”クイズ王番組”の競争志向なところに魅かれた」という人も多いです(というよりこちらの方が多いかも)。中・高は運動部に所属していたクイズ関係者もかなり多いことですし。
 そう考えると、「知的競技としてのクイズ」という点でもクイズはまだまだチャンスがあると信じているのですが、それはまた別の話。

 ・「新しいことを覚えること」「本を読むこと」について、もともと抵抗がなかった

 運動が苦手な一方で。
 「駅の名前を全部言えるようなガキ」ではありませんでしたが、
 「幕府の歴代将軍の名前を全部言えるようなガキ」ではありました。
 執権は言えなかったけど。大伴弟麻呂とかは言えなかったけど(Wikipediaによると、幕府以外では坂上田村麻呂・大伴弟麻呂・源義仲だけらしいんですが……本当?詳しい方、ご教示いただけるとありがたいです)。

 本を読むことはもともと好きでした。
 さらに輪をかけたのが、小学生のときに「図書館で何冊本を借りたか、ランキングする(物語は青、伝記は緑といったような形でシールを貼って、教室の後に貼る)」という仕掛け。これにまんまとはまり、上記の競争志向もあり、「負けるもんか」と思いながらひたすら本を読んでいました。特に図書館においてある伝記を全部読んでいたのが、後でクイズをやるときの基礎知識としてかなりアドバンテージになりました。

 何かを覚えることにはそんなに抵抗がなかったので、勉強は得意でした。今思えば頭が良いわけではなく、単に勉強してただけ。運動音痴というルサンチマンを勉強で晴らそうとしていただけ。
 逆に言ってしまえば、外見も×、スポーツも×、とりえといえば勉強だけ(それもたいしたことない)、しかも負けず嫌いですぐムキになる……というヤなガキだったわけで。

 ・人とちょっと違うことを求める

 「他の人と同じ」というよりは、「ちょっと人と違う」「みんなのやっていないことをやろうとする」方を求める志向は、クイズと関係なくもともと持っていたと思います。音楽の趣味にしても、取り上げる話題にしても。
 といっても、他の人が全く知らないものでも俺は好きだ、というほどの確固たるポリシーとかがあるわけでなく、あくまで「ちょっと違う」もの。少しだけ話題になってるとか、100人いたら1人くらい知ってそうなこととか……。音楽で言えば、新曲が20位くらいに入るバンドは好きだけど、かといって無名のインディーズバンドまで追っかけるほどではない、といった感じ。

 ・目立ちたがり屋

 前段とも共通するんですが、自己顕示欲は相当強いと思います。
 クイズだろうがなんだろうが、とにかくテレビに出たかったのは確かです。

 ・女性が好き

 今となっては信じられない話かもしれませんが、昔は「クイズ王がファンが殺到する時代」がありました。しかも、うら若き女性たちが。
 外見も×、スポーツも×、とりえといえば勉強だけ……といった人間がもてるわけもない。となると、「動物」としての劣等感に加え、「オス」としても否定される日々。

 そんな橙少年からすれば、テレビで女性から歓声を浴びるクイズ王はまばゆく映りました。
 「クイズ番組に出れば自分も……」
 今となってはとち狂ったとしか思えないようなことを、この当時は真剣に信じていました。
 もうどうにもこうにもDT。
 
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 スポーツという形では、競技志向を満たせない。
 環境によっては、刻苦勉励して「東大法学部→国Ⅰ→エリート官僚」「医者・弁護士」を目指し、周囲の人間を「人生の勝者」気取りで見下す、鼻持ちならないヤツになっていたかもしれません。
 しかし。幸か不幸か、僕の周りの環境にあったのは、クイズでした。
  
 クイズは、競技としてチャレンジすることができる。たとえ運動音痴であっても。
 勝利に向かって努力することだってできる。
 新しいことを覚えることは抵抗がないし、他人が知らないことを突っ込んで知るのも面白そうだ。
 しかも、クイズに強くなればテレビで目立つことだってできるし、クイズ王になれば女性にもてるかもしれない。
 クイズだ!クイズだけが、クイズだけが俺の唯一の活路なんだ!
 ……痛い。痛すぎるよこんな10代。

 クイズをやるモチベーションが「知的好奇心」に根ざしている方もいます。
 また、時代によっては「高額賞金狙い」という方もいるでしょう。
 が、自分はそれよりも、「競技志向」だったり「差異欲」「自己顕示欲」の方が強かった。
 もちろん、知的好奇心が満たされればそれに越したことはないし、賞金をもらえば嬉しい。ですが、それはあまりモチベーションにはなっていなかったのです。それよりもとにかく「勝ちたい!」「人と違う、と言われたい!」「目立ちたい!後世に名を残したい!」(そしてその結果「彼女が欲しい!オスとして認められたい!!」)というところにモチベートされていました。
 だから、「クイズでなければならない」理由は、正直あまりありませんでした。クイズ王の代わりにオセロ王や百人一首王がもてはやされていたとしたら、そちらを選んだことでしょう。また、もし10年くらい後に生まれていたら、「大食い」を志していたかもしれません。

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 まあ、こんなきっかけであっても、クイズを通してさまざまな貴重な経験を積むことができたので結果オーライなのですが。「クイズがなかったら、今の自分はない」と信じているし、クイズに情熱をつぎ込んでいる日々を誇りに思います。
 
 経験を積む中で、自分自身の性格・価値観も変わっていくこともあるし、変わっていないこともある。もちろん、並行して環境も変わっていく。それによって、クイズへの携わり方も当然変わってくる。
 もともとクイズ王を志してクイズを始めた橙武者が、どのようにして「クイズ論」や「実践」の方にシフトしていったのか。
 その過程で、どんな環境や自分自身の変化があったのか。
 それについては、またいずれ書こうと考えています。 

2005年8月12日 (金)

【動機】なぜクイズを始めたのか(2):環境篇

 「なぜクイズを始めたのか?」
 橙武者の場合、列挙するとこんな感じになろうかと思います。
 まずは環境から。
 
 ・子供の頃(80年代初頭)のクイズ番組ブーム

 3歳のころは、すでに「早く帰ってアップダウンクイズを見る見る見る~」とダダこねる子供だったらしいです(父親談。なお、想人もアタック25を見せると大喜びします。血か……)。他には「三枝の国盗りクイズ」とかが好きでした。
 クイズの問題そのものはわからなくても、誰かが答えて、正解・誤答という形で結果が出て、最終的には勝者・敗者に分かれる……そんな「競技」「バラエティ」として大好きだったように思えます。

 ・小さい頃から見た「ウルトラクイズ」「高校生クイズ」への憧れ

 ウルトラクイズが始まったのが、橙武者が生まれた年と同じ、1977年(偶然か必然か、この年生まれのクイズプレーヤーはかなり多数)。初期の回はほとんど記憶に残ってませんが、物心ついたときからずっと「ウルトラ」を見ていたわけで、「いつかはあっち側に……」と子供の頃から思っていたのは間違いない。
 ただ、どちらかというと「ウルトラ」より「高校生クイズ」の方が好きな子供でした。世代が近かったこともあるんですが、おそらくクイズを通して泣いたり笑ったり……といったところが、ウルトラよりもストレートに訴えられていたから、かと思います。
  
 ・「クイズ研究会」というものがポピュラーな時期だった

 上の2つだけであれば、一ファンとしてクイズを「見る」立場で終わっていたかもしれません。
 しかし、自分に大きな影響を与えたのが、中学生の頃(89-92年)はまだ「クイズ研究会」がポピュラーだった、という点だと思います。

 「ウルトラクイズ」で立命館大が連覇したり、「FNS」「史上最強」などで「クイズ王ブーム」といわれていた頃。ブラウン管の向こうで活躍していたのは、各大学のクイズ研の精鋭たちでした。
 92年頃になると、その流れがさらに高校にまで流れ込みます。「高校生クイズ」の本選に出場することはまだあまりなかったのですが、事前番組で毎年なんかしら取り上げられていました。
 「高校に入ったら、クイズ研に入ろう。クイズ研がなかったら自分で作ろう」というのは、中学生の頃から考えていました。

 さらにそれを後押ししたのが、クイズ本の数々でした。
 ウルトラクイズや高校生クイズの問題集もさることながら、長戸勇人さんの「クイズは創造力」が橙に与えた影響は非常に大きいものでした。
 特に「応用篇」。いきなり書いてあるのは「クイズサークルを作ろう」ということであり、「高校のクイズ研究会」への想いがさらに募ることになりました。
 
 ・高校でクイズを始められる環境にあった

 クイズ研そのものはなかったのですが、部活紹介で「クイズもやってます」という「社会科学研究会」がありました。
 半年後、「クイズ研究会」を結成できました(10年後もまだ生き残っているのは非常に嬉しいです)。この第一歩を踏み出せたのも、社会研という母体があったからこそ(プラス、隣の棋道部もクイズ好きの人が多かったこと)。
 
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 上のような環境に置かれていた人は、当時日本中にたくさんいました。
 しかし、「クイズブーム」という同じ環境に対しても、その人の性格・価値観・そして能力によって行動は当然変わってくる。
 では、自分はなぜ、「クイズをやる」という行動を選択したのか……については、次項で書きます。

【動機】なぜクイズを始めたのか(1):はじめに

 思えば自己分析とか内面の掘り下げとか、真剣にやったのは就職活動以来かもしれません。
 そのときも「クイズ」という軸ではもちろんそれほど掘り下げていなかったので(「なぜ働くのか」「なぜこの職種・業界・会社なのか」はやったけれど)、結構新鮮だったりします。

 普通5W1Hといえば「who,what,where,when,why,how」のことですが、「トヨタの5W1H」といえば何の略? 
 Ans.
why,why,why,why,why,how

 "自分はいろいろな「クイズ論」や「実践」をしてきたのか"、「なぜ?」「なぜ?」を重ねてみます。
 クイズ界が維持・発展してほしいから
  ←クイズを今後も続けていきたいから、クイズやクイズ界に楽しませてもらった恩返しをしたい
  ←そもそもクイズやクイズ界が好きだから
 …といったように。

 すると、途中で必ず出てくるポイントがあります。
.
.

 「なぜクイズを始めたのか」
.
.
 「クイズ番組」は、世界的にも知らない人がほとんどいないメジャーなものです。
 しかし、「クイズを趣味でやる」ということについては、こと日本に限ればそれほど一般的な趣味ではありません。「クイズ研究会」というものの存在がある程度知られている(ネガティヴなイメージですが)にも関わらず、実際にそこに入ってクイズを「やる」人はそれほどいないわけです(だからこそチャンスがある、と思っているのですが、それは別の話)。

 「やる」クイズという比較的マイナーな趣味を、なぜ好きになったのか。どんなところを好きになったのか。
 そしてなぜ始めたのか。
 この点については、是非皆さんにも聞いてみたいと思います。
 コメントやトラックバックを残していただけると非常に嬉しいです。

 コメントつけづらい記事が多いせいではあるんですが、コメントの少なさにやや凹み気味なので。
 ウサギはさみしいと死んじゃうんだよ。

2005年8月 7日 (日)

【73タロー】(6) スタッフ

 「73タロー」の専任のスタッフは、橙武者ただ一人だけです。

 「え、5部屋で同時進行するんだったら、最低でも5人必要なんじゃないの?」という疑問もあがるかと思います。
 が、専任のスタッフは橙武者一人で足ります。 
 というより極端な話、この「73タロー」、専任スタッフがゼロでも成立するイベントです。
 (今回は第一弾ということもあり、専任スタッフを一人おきますが)

 その代わり、「参加者兼スタッフ」という形で、スタッフを募集いたします。
 募集内容は以下のいずれかです。
 「全て」お手伝いいただければ非常にありがたいですし、「一つだけ」でも感謝感激雨霰です。

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 ○「73タロー」 参加者兼スタッフ 募集内容○

 【1.問題作成・チェック】
 40問1セットで問題を作成願います。
 当日は「○○さん作成のセット」という形で告知して実施いたします。
 また、提出された問題について、相互チェックもあわせてお願いいたします。
 なお、「どんな問題を出題するか」については、後日あらためて発表します。

 【2.問題読み】
 当日、問題読みをお願い致します。
 問題読みをしていないセットにおいては、プレーヤーとして参加していただきます。

 【3.その他もろもろ】
 得点係(ホワイトボード)、連絡係(誰が何問正解したか、進行状況はどうか等)、機材の運搬(早押し機)等。

 いずれにしても、「スタッフをやったから、プレーヤーとして参加できる機会が減る」ことはありません。
 また、少額ではありますが、御礼をお渡しいたします。

 興味を持っていただいた方は、橙武者までご連絡ください。

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 「スタッフをやったら、プレーヤーとして参加できないんじゃないの?」とまた疑問に思う方がいるかもしれません。
 ですが、下記のシステムを使えばそれは可能です。
 (4) 概略・その2で、「基本的に、1セット参加したら次のセットは休憩……というような形で進んでいきます。」と書きました。これが一つの伏線となっています。
 
 ・まず、問題作成・問題読みの方を、「A班」と「B班」の2つに分けます。
 ・「A班出題のセット」→「B班出題のセット」→「A班出題のセット2」……といったように、A・B両班が交互に出題する形で進行していきます。
 ・A班のスタッフは、B班出題のセットにプレーヤーとして参加します。
  B班のスタッフは、A班出題のセットにプレーヤーとして参加します。
 ・それぞれの班のスタッフは、事前に問題を見せ合い、相互チェックを行います。 
  が、A班のスタッフはB班の問題を事前に見られないようになっていますし、
  もちろん、B班のスタッフはA班の問題を事前に見ることはできません。

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 このシステムの大きな利点として、 「参加者オンリーの方と、参加者兼スタッフの方、どちらも参加機会は同じにすることができることが挙げられます。

 クイズイベントのスタッフをやる上での最大のデメリットは、「自分が参加できない」ということではないかな、と思います。クイズの楽しみ方はさまざまで、「企画者としての楽しみ」「観客としての楽しみ」「スタッフとしての楽しみ」といろいろありますが、圧倒的大多数の方は、やはり「参加者としての楽しみ」を追求されています。
 で、ほとんどの場合「スタッフになる」ということは、イコール「自分の参加機会を犠牲にすること」にほかなりません(*1)。だから、「スタッフとして何かやるのも面白そうだけど、やっぱり自分はプレーヤーとして楽しみたい」という人は、義務として課さない限りなかなかスタッフに回ることができない。

 今回の「73タロー」システムは、スタッフになっても参加機会に変動はありません。
 「スタッフに興味はあるが、プレーヤーとしても頑張りたい」という方、ぜひお手伝いいただければと思います。


 *1 例外として、「参加資格が明確に限られているイベント」は、「スタッフ」=「参加機会の喪失」という関係が成り立ちません。スタッフをやってもやらなくてもどのみち参加機会はないのですから、主催者側としても頼みやすい。abcや高校生オープン(世代での参加制限)やxyz(実績での参加制限)などがこれに該当します。
 一方で他のイベントだと、「スタッフ」になるということはそのイベントに出場できないということに直結する。となると、主催者としてはなかなかスタッフとしてお願いしづらいものです(「クイズに参加するのをあきらめてくれ!」ということになるわけですから)。よっぽど「スタッフをやりたい!」と常日頃から言っている人か、友人や先輩・後輩で頼みやすい関係にある人でなければ……。

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 四大経営資源=「ヒト・モノ・カネ・情報」のうち、ヒト(今回)と情報()については軽く触れました。
 次回は残る「モノ・カネ」について触れます。

【近況】「耐える力を身につける」

 8月7日(日)10時頃、想人の散歩ついでに1階のポストに新聞を取りに行く。
 新聞とともに、挟まった一枚のパンフ。タイトルは「耐える力を身につける」
 他の部屋のポストを見る限り、どうもうちのマンションの全室に配られた模様。

 どこの宗教団体が発行しているんだろう、と(半ばワクワクしながら)見てみる。
 天理教。
 なーんだ、案外普通じゃん、と思った矢先。
 目に映ったのは、一緒に手にとった新聞の一部。
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 「国士舘(東東京) 7ー3 天理(奈良)」
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 ただの偶然なのか。
 国士舘打線に耐えられなかった投手陣を暗に批判しているのか。
 それとも大の野球ファンの信者の方が、悔しさに今まさに耐えているのか。

 などと考えていると、思わず笑いを耐えることができなかったです。
  ↑巧いこと言ったつもりか

【動機】幕間:「継続」について考えてみた

 さて、前段で「quiz_too_funやxyzを今後継続していきたい」ということを書きました。
 本来の「動機」とはちょっとずれる話ですが、この「継続」ということについて、少し突っ込んで考えてみます。

 正直な話、かつては単純に「いいものを作れば、あとは下の世代が僕の“想い”を汲み取って、代替わりしながら続けることができる」なんて思っていました。
 「作ればそこにやって来る」。まさにフィールド・オブ・ドリームス。世代は逆ですけどね。
 しかし、現状はそんなに甘くない。リアリティ・バイツ。 

 「先輩から後輩へ、代々引き継いでいく」
 「先輩が築き上げた歴史を生かしながらも、後輩がその時代に合った創意工夫をして、よりよいものを作っていく」

 ……高校・大学クイズサークルに見られる伝統的な「先輩・後輩」関係であれば、このようなことも可能でしょう。
 しかし、「先輩から後輩への継承」で成り立つ大学クイズサークルがどんどん力を失っている。「~大学オープン」で残っているものはかなり少ないですし、その総本山的な「Man of the Year」も、今後どうなるかはわからない。

 一方で、社会人も参加するクイズサークルの場合、「全員がフラットな立場で参加できる」メリットがある一方、「継承」という意味では実は不得手です。もちろん社会人サークルの中にも「先輩・後輩」関係があるにはありますが、高校・大学ほど濃くはない。

 「クイズ界」全体を見ると、かつては高校・大学クイズ研のような「先輩・後輩」関係で成り立っていました。しかし現在は、「高校・大学クイズ研以外でクイズを始めた方が増えたこと」「長くクイズを続けるOBが増えた一方で、現役が減少している=上下関係がなくなってきている」こともあり、社会人サークルのような「フラット」な関係で成り立っているように思えます。
 (そもそも、「クイズ界=大学クイズ研の現役+OBの集合体」と認識されてきたことが、冷静に見れば異常です。社会人からクイズを始めた方も昔からいらっしゃったのですが、なかなか「クイズ界」の輪の中に入りずらかった、と思われます)。

 そんな中、自分のやり方というのは、無意識のうちに「先輩・後輩」関係に沿ったものだったんだなあ、と改めて思い返します。もちろん、これはこれで良いところはある。
 しかし、今後継続させることを考えると、「代々、下の世代に引き継いでいく」のではなく、「その時々で、やれる人が責任をとりながら、代々続けていく」、新しいパラダイムが必要となってきます。これはquiz_too_funやxyzに限った話ではなく、abc/誤に関しても同じことが言えるでしょうし、「先輩・後輩」関係の総本山であるマンオブもひょっとするとそうなっていくのかもしれません。
 
 その新しいパラダイムを築き上げるためには、「想い」や「目的」の部分をいかに共有するか、にかかってきます。
 かなり困難なことではありますが、まずは自分自身を振り返ってみるところから再スタートしてみます。

【動機】「クイズ論」や「実践」の動機

 これまで10年間、私・橙武者はさまざまなクイズ論を発表したり、さまざまな形でイベントなどのアクションを実践してきました。「眞露杯」「Psy・Coro Cup」「Prom’99」「KITSCH Return」、現在では「quiz_too_fun(通販・レンタル)」「xyz(イベント)」「Quiz Park(情報誌)」「nextsteps(サークル)」などなど……。多くの方々にご協力いただいた(無理矢理巻き込んだ?)おかげでやってこれたと思っています。

 さて、「クイズ論」にしても「実践」にしても、「なんでわざわざそんな面倒臭いことをやってるんですか?」ということを、半分呆れられた調子で聞かれることが時折あります。
 「やらなければ!」という危機感や切迫感~「初心者にも楽しめるクイズを用意しないとクイズの未来はない」「マジアカブームや高校生クイズが続いている間に何らかの手を打たないといけない」など~や、現状を自分なりに整理した「思い」から来ている部分もあるにはあります。
 が、動機となっている大部分は、「好きなクイズを通して、こんなことをやりたい!」「やってみたらもっと楽しくなりそうだ」という、なんとも説明しにくい混沌とした「想い」です。

 で、これまではその点を非常に曖昧にしてきたのですが……。
 私が「クイズ論」を考えたり、初心者向けクイズイベント・サークルや通販・レンタルサイトを「実践」したりする、その動機となっているものは一体なんだろうか、と最近よく考えるようになってきました。

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 なぜ、いまさら「動機」について考えるようになったのか。
 「quiz_too_funやxyzを今後継続していくためには、今まで以上にいろいろな方に力を貸していただく必要がある」「しかし、力を貸していただくためには、今までのやり方だけでは駄目だ」というのが、そのきっかけです。

 個人的事情ではありますが、2006年7月に異動する可能性が高いです。東京を離れること、今以上に忙しくなることも多分に考えられますし、家族にも今まで以上に時間と熱意を割いていきたいし、なかなか手が回らないクイズ以外の趣味にも手を出していきたい。
 一方で、この12月にquiz_too_funも発足3周年、あらためて中長期の計画を練り直す時期。ずっと橙武者個人が同じペースでクイズを続けることは不可能なわけで、もし橙武者が手が回らなくなったときでも、初心者向けのクイズイベントや通販サイトが存続できるような、そのための仕組みを考えなければならない。そのためには、いろいろな方に力を貸していただく必要がある…・・・。

 今までは、「適切なクイズ論」「適切な実践」をすれば、似たような「考え」「問題意識」を持った人が自分から手を挙げてくれる……などと思っていました。
 しかし、仮に自分の意見なり実践が「適切」だったとしても、それだけで人を動かせるわけではない(まして、自分の意見が常に「適切」わけがない)。人が動かなかったのは、「適切」だったかどうかだけに左右されるのではない。
 人を動かすためには、まず、自分自身がどんなものによって動かされているか、つまり「何のために、何が楽しくて、クイズ論や実践をやろうとしているのか」、捉え直す必要がありそうだ……。
 
 また、「クイズに対する熱意や思い」が僕と同じくらいある人でも、方向性は人によってさまざまです。プレーヤーとして高みを極めたい人もいれば、企画者として自分のアイデアを形にすることにこだわる人もいるし、とにかく楽しみたい、という人もいるだろう。たとえば「クイズ界」の継続・発展を考えるにしても、橙武者とさいやとそうりでは当然方向性が変わってくるし、それによってアクションも変わってくる。
では、橙武者の志向は一体なんなのだろうか。そして、その背景にある「価値観」とはどんなものだろうか。
自分について分析することで、似たような志向を持つ方に強く訴えることができるかもしれない……。

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 「他の方に力を貸してほしい」「将来的に他の方に引き継いでいきたい」という最終目的からすれば、自分の動機やら志向・価値観やらについて考え直すことは、かなり遠回りな作業です。スタッフ募集について、質・量ともにPRを強化した方が有効なのかもしれない。
が、この衝動の部分をないがしろにして「実践」部分だけを引き継いでも、単なる惰性となってしまい、長続きしない。また、「クイズ論」の部分を引き継いでも、その人の衝動の部分と結びついていない限り、いつかは重荷になってしまう。

 (1) まずは自分の動機や志向・価値観を捉え直し、
 (2) その上で各アクションへの「想い」や「目的」を明確にし、
 (3) 「現状」を再認識し、それをもとに今後の「打ち手」の一次案を考えるとともに、
 (4) クイズ界内にスタッフ募集のPRを行い、「想い」や「目的」に一部でも共感していただいた方と協働できる仕組みを整え、
 (5) そうやって集まった方と、あらためて「現状」の認識、今後の「打ち手」を策定、実行に移す

 ……遠回りであっても、中長期を考えるとこの方が確実である、と考えています。

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 そんなこんなで、このblogで「0.動機」という新しいカテゴリを作りました。上で言うと(1)の部分です。
 「なぜ」「何のために」自分は、いろいろな「クイズ論」や「実践」をしてきたのか。
 そして、どのようなことが由来で、そのような動機を持つようになったのか。先天性のものなのか、クイズ以外の環境なのか、クイズの経験からなのか。
 自分自身でも曖昧にしてきたこの部分を、あらためて掘り起こそうと思います。
 
 (2)~(4)の部分は、quiz_too_funの「スタッフ紹介」の形で明確化(8月中予定)。
 (5)については、各アクションに反映させていきます。

2005年8月 3日 (水)

【近況】7月レビュー&8月の展望

 仕事とロマサガ、あとはparkなど内にこもる作業が多かったため、あまり書けるような話がないな。

 1日(金)。
 わが故郷、静岡市が、怨敵・浜松市に陵辱された記念日。

 長年、浜松50万強・静岡45万と、「県庁所在地にも関わらず人口第2位」に甘んじてきた静岡市。
 産業面でも、浜松=スズキ・ヤマハなのに対し、静岡=田宮模型(あとサンダルとかタンスとか雛人形とか)。
 学業面でも、静岡大附浜松中静岡大附静岡中斎藤孝や橙武者など、胡散臭いアジテーターを輩出してきた、総会大好き中学)、浜松北高>静岡高という関係は、多分今でもあまり変わってないはず。

 2004年4月、清水市とのインチキ臭い合併につき、静岡70万(ギリギリ政令指定都市)・浜松50万と大差をつける。これで勝負は決したか……と思った瞬間、浜松市が逆襲に転ずる。
 「ウホっいい合併、やらまいか?」とばかりに12市町村との合併、という荒業により、2005年7月に浜松80万vs静岡70万と再逆転。
 挙句の果てに。

 静岡市民の(実にチンケな)拠り所の一つだったのが、面積。
 以前はいわき市についで全国2位、最近でも(清水市合併後は)高山市についで全国2位だったわけだが……。
 新生・浜松は、面積でもあっさりと静岡を抜いて2位。
 陵辱。別の言い方をすれば蹂躙。

 こうなったら食うか食われるかだ。
 いっそ静岡・浜松が合併して100万都市を目指していただきたい次第。 

 まあ、多分静岡にも浜松にも住む機会は当分訪れないんだけどね。

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 10日(日)。
 魯鈍7月例会。10人くらいの少人数でバシバシ押し合う気持ちよさ、久しぶりに実感。
 終了後は蒲田の餃子二大巨頭の一つ、歓迎(ホワンヨン)へ。最近ニイハオばっかりだったからなあ。

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 17日(日)~18日(月)、負け犬都市・静岡市に帰省。
 梅ヶ島や井川などの南アルプス山中も含めて「葵区」というのはいかがなものか。

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 23日(土)。「女だらけ」前後の話。相変わらずノスタルジー話ばっかり。

 ・少しは歩こうと思い立ち、原宿で降りる。「じゃんがら」へ。
  「からぼん」に明太子を入れたのは大ハズレ。明太子の味がかき消されてた。って、少し考えればわかりそうなものだが。

 ・前回「女だらけ」の会場に来たのは、2001年、splashのメンバーと"KITSCH Return"(まだ公式サイト残ってたんだね)の問題選定をやりに来たとき。
  (ham帽を待ちながら、近くの喫茶店や公園で問題選定をしていた)
 代々木八幡駅の近くで美容室「splash」を発見。しばし物思いにふける。

 ・そういえばあのとき問題選定をやった公園に行こうと思い立つ。
  「代々木小公園」という名前らしい。
  あまり風景は変わっていなかったが、当日は写真サークルが少女モデルを呼んで撮影会。他の趣味をどうこう言えた義理じゃないが、実に怪しい風景だった。

 ・この休み中にやらないといかん仕事があったので、2時間ほど観戦したのち中座。それでもいろいろと考えがまとまったので、800円は全然高くなかった。
  代々木八幡に向かって歩く。途中のローソンで「別冊宝島 日本の黒幕列伝」を立ち読み。

 ・この日の夕方、大きな地震があった。
  びっくりした。
  ……全然気がつかなかった自分に。
  (車どおりが激しい通りを歩いていたときだったのだろうか)

 ・渋谷をうろうろするも、なかなかゆっくりできそうな店もない。一人で酒を飲む勇気のない28歳。
  前から読もう読もうと思った「電波男」(参考=「しろはた」)を途中まで立ち読みした後、東急が動き出したので帰宅。

 ・予定していた仕事は結局翌日に回す。がっくし。

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 残りはさらっと。
 24日(日)。ちょこっと仕事した以外は、特に何もない休日。
 29日(金)、振休その1。xyzの荷物をギリギリで発送したり、高円寺で焼鳥食ったり。
 30日(土)、仕事関係の用事を済ませた後、ネクステ有志でカラオケ→池袋の「幾寅」でジンギスカン。美味しかったけど、札幌の「だるま」ほどの感動がなかったのはロケーションの問題か。
 31日(日)、ネクステ→食事会(トゥール・ダルジャン池袋西口店)→懇親会。後日書きます。とりあえず「クイズ論ノート」(というか、このblogとかxyzの掲示板にアップする元ネタを書いているだけなんだけど)がかなりそうりにとってツボだったらしい。っていうか彼がそういうノートを持っていないのがむしろ意外、な気もする。(参考:「Souriの日記2」)

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 今月の予定。
 2日(火)、振休その2。Quiz Parkの編集(80%完成しました)。
 6日(土)・7日(日)、状況によってはxyz関西へ。各地方のスタッフだけで開催できるのが理想像だが、サークルとかぶったりでスタッフがやや不足気味なことは事実だし、関西のクイズ事情にも興味があるし、久々にコーリンで焼肉食べたいし……うーん悩ましい。
 13日(土)・14日(日)、妻の実家である岡崎へ。
 15日(月)からは1週間、たまりまくった振休を使って夏休みにする予定。とはいえ多分インドアな日々。
 19日(金)、高校生オープン。撮影担当。
 21日(日)はSystemFさりーchahoo櫻庭と、大学2年の代(「御一行」世代)によるフレッシュな企画。とともに、企画からの開放感からか、打ち上げが酷いことになりそうな予感も……。
 27日(土)はネクステ
 
 タスクとしては、短期的視点では「Quiz Park Vol.3」の完成→製本→販売開始、abc/誤のビデオ完成(お待たせしております)。
 中期的視点では、「xyz=4」のレビュー、「xyz=5」の準備。といっても、東京5の開催が11月なので、「中期」というほどゆっくりはできないのだけれど。短期の2つと並行させていかないとな。
 長期的視点についても、ある程度の結論は出していかないと。
 答えを出すにはそろそろタイムリミット。わかりあうってむずかしい。(参考

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