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2005年7月28日 (木)

【提案(イベント)】「女だらけのクイズ大会」について(2)~「女だらけ」だからこそできること~

 *"「女だらけのクイズ大会」について(1)~先入観と今年の感想~"はこちら

 *"【提案(その他)】中高年齢層・女性にもっとクイズを楽しんでいただくには?"もあわせてお読みください。
   第1回はこちら。第2回はこちら。第3回はこちら。第4回はこちら

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 前回の予告通り、「女だらけ」をもう少し突っ込んで考えてみます。

 【「女だらけ」だからこそできること】

(1) 企画を担当するのは男性であるため、女性全員に参加資格があること。

 もし女性が企画者側に回った場合、「もしこの女性がスタッフではなく参加者だったら、結果は変わったに違いない」ということが起こりえます。

 たとえば「Man of the Year(学生日本一決定戦)」。このイベントを企画するのは、関東の大学クイズ研の2・3年による「日本学生クイズ連盟」です。企画者も参加者も学生であるため、「本当の学生実力ナンバーワンは、実は企画者の中にいるのでは?」という可能性があり、これは「実力ナンバーワン決定戦」の観点からするとあまり好ましくありません。ナンバーワンを「決定」しきれてない、というデメリットがあるわけです(そのかわり、「学生が、学生の視点で、学生のためにイベントをやる」という点に存在価値があります。この点は社会人企画のabcにはけして達成できない点であり、マンオブ特有の存在価値だと考えます)。

 その点、「女だらけ」は企画者=男性、参加者=女性と明確に分かれているため、純粋に「女性ナンバーワンを決める」ことができる。これは一つのメリットです。


(2) 参加者の女性にとって、確実にステージ上でクイズができること。

 これまで「みんながみんな、人前でクイズをやりたいわけじゃない」ということを口を酸っぱくして訴えてきましたが、一方で「人前でクイズをやりたい!」という人がいるのも、また事実。
 「女だらけ」の大きな意義として、参加者全員がステージ上でクイズができることがあります。2ラウンドの2ポイント先取、3ラウンドのコース別(従来は一人1コース、今年は2コース)ともに全員が参加。
 現在、全員が早押しクイズをできるイベントは増えてきているとはいえ、「女だらけ」は女性にとって依然貴重な機会であり続けています。


(3) 10年間毎年実施してきたという歴史による安心感。
 「長年続いている→ということは、一定以上のレベルである→安心して参加できる」という効果があると考えられます。これは、「女だらけ」が持つ大きな強みです。

 この「安心感」、「女だらけ」がリピーターを獲得できている大きな要因です。
 他のイベントには足が向かないが、「女だらけ」には行く、という女性がいます。
 クイズをやるのは1年に1回だけ、その1回が「女だらけ」、という女性もいます。
 このような方々にクイズを楽しんでいただく、それだけでも存在意義があると思います。 

 また、今まで一度も参加したことがない人にとっても、この安心感は大きな武器です。
 海のものとも山のものともわからないイベントと、10回やって好評だったイベントを比較すれば、後者の方がはるかに参加しやすいはずです。


(4) 企画者側・参加者側双方のネームバリュー。
 能勢一幸さんなど、世間的に「クイズ王」として知られている人がスタッフに加わっている。
 参加者側にも、クイーン・石野まゆみさんなど、やはり世間的に知られている人がいらっしゃる。
 (今年の高校生クイズの事前番組に関しても、このお二人が出演されていたわけで、2005年の現在ではこのお二人のネームバリューは大きなものがあります)
 「昔からクイズ番組を好きで見ていた」という人からすれば、かなり大きな訴求ポイントになり得ます。
 他のイベントではこの武器は使えない。少なくともxyzでは。 


 以上については、「女だらけ」だからこそできること、いわば「女だらけ」特有の価値です。
 さらに多くの女性に楽しんでいただくべく、どのようなことをすればいいのか……次回は、一観客としていくつか提案をさせていただきたいと思います。

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