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2005年7月

2005年7月31日 (日)

【73タロー】(5) 狙い

 73タローの「狙い」。これは一つではありません。いろいろと狙っていることがあります。

 もちろん、大前提として「当日参加していただいた方に、とにかくクイズを楽しんでいただく」ことがあります。
 当然達成しなければならない点ですが、「狙い」はこれだけではありません。

 このblogを始めるとき、僕はこんなことを書きました。

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 「あ、クイズってもっと自由に考えていいんだ」「クイズを通していろんなことができるんだ」というのを、ここを読んでいただいている方に伝えることができれば幸いです。

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 工夫次第では、クイズはもっと楽しくなるし、もっと多くの人に楽しんでいただくことができる。
 そんなメッセージを、「73タロー」という形で示していきたい。
 さまざまな工夫をすることで、クイズイベントはきっと、「新しいパラダイム」へ進むことができる。
 ……そんなことを伝えるのが、73タローの最大の狙いかもしれません。

 もちろん、他にもいろいろな狙いを盛り込んでいます。
 ・「リーグ戦のような実力測定の場」や「多部屋でのイベント」といったものの楽しさをもっと広げていきたい。
 ・「参加機会」ということに対して、もっとスポットライトを当てたい。
 ・より多くの方を、「xyz」のムーヴメントに巻き込みたい。
 ・いろいろな問題傾向に接することができるような場を作りたい。
 ・一企画者として、「7○3×をひたすらやったら、誰が一番強いのか」見てみたい。
 ・「クイズイベントを作ること」の楽しさを、進行形で見せていきたい。
 ……などなど。

 まあ、「名前、思いついちゃったからさ」ってのもあるんだけどね。
 きっかけはそこにあるわけですし。
 それと、ずっと寝かせてきたアイデア(と名前)と、上に書いたような「狙い」が結びついて、今回の開催に至る、と。

 次回は「スタッフ」について。
 ここらへんからいろいろな「工夫」を発表していきます。

【注目】調べてみて初めてわかったこと。

 昔からよく決勝とか準決勝まで進んでいたような覚えがありますが……。
 今年、悲願の初出場だそうで。

 ・経営母体は「相川鉄工」という会社であり、法人名は「相川学園」。

 ・おもなOBに、元大洋・宮川一彦、元オリックス・庄司大介など。渋い。

 ・かつての所在地は柚木(静岡鉄道において、新静岡と新清水の中間くらいにある駅)であり、なるほど、名前も納得できる。
  ただし、現在は藤枝市にあるので、いまいち名前に納得がいかない。
 
 ・又平アンドリュー知也選手のお兄さんは「平成教育委員会2005予備校」のレギュラーらしい(情報ソース)。
 ……エリック?

 ・バイパスや信用金庫は同じ字を書いて「せいしん」と読むが、この学校は「せいせい」。紛らわしい。

2005年7月29日 (金)

【提案(イベント)】「女だらけのクイズ大会」について(4)~「女だらけ」以外でやるべきことは?~

 前回・前々回と書いてきたように、「女だらけ」だからこそできることがある。
 その裏返しで、「女だらけではできないこと」「やれなくはないけど、やっても効果が薄いこと」もあります。

 そもそも、一つのクイズイベントで全ての狙いを網羅することはできません。どのスタイルをとるにしても、メリットもあればデメリットもあります。たとえば、「女だらけ」は「ステージ上のクイズ」というスタイルをとっています。これは、「ステージ上でクイズをやりたい!」と思っている人にとっては非常に有難い話ですが、「そんなに自信がない」「人に見られてまでクイズをやりたくない」という人にとっては、むしろデメリットとなる。
 できるだけ多くの狙いを盛り込もうとすると、その分中途半端になるリスクもあるし、そもそも相反する狙いもある。「ステージ上のクイズを楽しむ」と「恥ずかしくないよう、極力人前でのクイズを避ける」を両立させるのは難しいし、無理に両立させても中途半端になります。

 そこで、【「女だらけ」でできないこと】=【「女だらけ」以外でやった方がいいこと】を考えてみます。

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 (1) 女性が作り手に回ること

 「女性全員が参加者になれる」ことは、前回書いたとおり、「女性ナンバーワン決定戦」を行うにあたってはプラスに働きます。
 逆に言えば、「女性ナンバーワン決定戦」をコンセプトとするならば、女性は企画者側に回りにくい。
 「ナンバーワン」を決定しきれない、というデメリットがあるからです。

 「女だらけ」に限ったことではないのですが、女性にももっと企画者側に回ってほしいなあ、と思うのは私だけでしょうか。
 スタッフに女性がいたとしても、「サポート」的ポジションだったり、テレビ番組の女子アナの影響か「問題読み」「サブ司会」であることがほとんどです。「主催者」とか「問題・企画主担当」「メイン司会」といった、イベントのコアを支える「作り手」の部分(もちろん、他のポジションにしても欠かせない役割ではあるのですが)に女性が携わるという話は、正直ほとんど聞きません。それこそ石野さん(森内名人杯など)かkimikaさん(ヒシアマゾン記念)くらい。
 (2)でも述べますが、女性が企画者側に回るからこそ、生まれてくるものもあると思うのです。

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 (2) 問題・企画に、女性の視点を入れることが難しいこと

 (1)に由来することですが、スタッフが男性だけの場合、「女性ナンバーワン決定戦」という面ではプラスですが、「問題などに女性の視点・感性を入れることが難しい」という面ではマイナスです。
 女性の視点=「少女漫画」「芸能」「生活問題」……もちろんそれも一部分としてあるとは思いますが、それが全てではありません。また、女性雑誌に頻出する単語が、イコール女性の視点に合うものとも限らない(とかいって僕がスタッフだったら、「艶男(アデオス)」とか出してそうですが)。

 「女性」が「女性」向けに問題や企画を作るからこそ、新しく生まれるものもあるのでは、と思うのです。
 現状の「女だらけ」のコンセプトでは、この点を達成するのが難しい。

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 (3) 「人前でクイズをやりたくない方」にクイズを楽しんでいただくこと

 「ステージ上でのクイズが楽しめる」というのが、「女だらけ」の価値の一つです。
 とはいえ、人前でやりたくない人もいます。特に未経験者。
 全ての人にとって、「ステージ上のクイズ」が有効とは限らないのです。

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 (4) 「経験が浅い方」に、クイズに答える楽しみを知っていただくこと

 「女だらけ」の参加者のレベルは年々あがってきています。
 となると、初心者や未経験者が早押し機についたとしても、おそらくほとんど押すことができない。
 「参加する機会」は平等に近くても、「答える機会」はプレーヤーによってかなりの差が出てきます。
 もちろん、2ラウンドを「2ポイント正解勝ち抜け、半分勝ち抜けるまで行う」→「強い人はとっとと抜けてもらう」という工夫はされていますが、それでも「最後まで1問も答えられない人」はどうしても出てきます。

 「クイズに答える楽しみを知っていただく」、というところまでは、どうしてもステージ型のクイズイベントでは難しい。
 もちろん「石野さんや棚山さんに挑戦したい!」というチャレンジ精神あふれる女性にとってみれば、うってつけの舞台なのですが。

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 (5) 「クイズを初めてやる女性」に楽しんでいただくこと 

 (3)と(4)とも密接に関連する事柄です。

 毎回来ていただくなじみのお客様にクイズを楽しんでいただく。
 これももちろん重要なことですし、「女だらけ」はこの点についてはかなり達成できています。
 だからこそ「同窓会」的雰囲気もできているのだろうし、「女だらけだけには行く」という女性もいらっしゃるわけです。

 しかし、初めてこのイベントにくる方にとってみれば?
 特に、初めてクイズをやろうとする女性にとってみれば?

 たとえば、家族や同僚が「クイズをやってみたい」と言い出したときに、このイベントを紹介できるか?
 参加者・スタッフはなんかみんな知り合いっぽいし(*1)、
 みんな押すのが早すぎて全然答えられない。
 そんな状態でステージになんか上がりたくない、
 人前で間違えたら恥ずかしい……。、

 *1 排他的、ということではありません。飲み会になれば、誰かが話しかけてくれることでしょう。
 ただし全く初めての人からすると、「スタッフも含めてみんな知り合い」という雰囲気は相当違和感があると思います。

 前述の通り、「クイズ界の女性」にはぜひ薦めたいイベントではあります。
 が、「クイズ界以外の女性」には薦めにくい。これは、「同窓会的雰囲気」「ステージ上」「ナンバーワン決定戦(ハイレベル)」といった理由(=価値の裏返し)に由来しています。

 おそらく、もともと「”女だらけ”で新しくクイズを始めてほしい」という意識はおそらくもともとコンセプトにはないと思われます。それよりは、「現在クイズをやっている女性に楽しんでいただきたい」という方が強いのかな、と。
 この2つは両立できなくはないですが、両立させるのはかなり難しいし、そもそも絶対両立させなければならないものではない。全てのクイズイベントが「初めての人でも安心」である必要はなく、「初めての人でも楽しめるイベント」がある一方で「既存客のためのイベント」があってもいい。二兎を追うものは一兎をも得ず。

 もっとも、初期のスタッフである草間さんは会社の同僚を「女だらけ」に連れてきていましたが……草間さんだからこそできた偉業、という気もします。
  
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 (3)~(5)は、xyzのように「初心者向け」を前面に打ち出したイベントなり、各大学のクイズ研やnextstepsのような「初心者歓迎」のサークルで担うべき点なのかな、と思っています。
 これらででクイズに触れた後、なかなか次のステップがないのが現状ですが、「女だらけ」はその点最適なイベントかもしれません。

 (1)(2)ですが、「女だらけ」とは別に、「女性が運営する、女性向けのイベント」があったらいいのになあ、なんて思います。スタッフは女性限定(たとえば「女だらけ」優勝経験者とか)、参加者も女性限定……そんなイベント。「女性はどういうクイズ、どういうイベントだとより楽しめるか」という点を、「女性」が自ら考える、という点に意義があるのでは、と。
 「男性がまったく介在しない」という点に、魅力を感じる女性がどれだけいるかはわかりません。が、背中を押すことはできるのでは、と思うのですよ。
 男性が女性向けに行う「女だらけ」と、女性が女性向けに行う「女性向け新イベント」。この両方があるとすごくいい相乗効果が生まれるんじゃないかなあ、と。

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 とはいえ、「女性向け新イベント」はちょっと夢物語に聞こえるかも。
 そこで、もう少し現実に寄った提案もします。

 「女だらけ」において、一定以上の実績を残したプレーヤー(2回以上の優勝、4回以上の決勝進出など)は、スタッフ側に回る。」

 それも「お手伝い」や「名前を貸す」レベルではなく、大会委員長(主催者)、司会、問題チーフといった「作り手」の部分。
 「女だらけ」卒業生が「女だらけ」を作る、という点が「売り」になる、と思います。

 「女性ナンバーワンを決める」というコンセプトには大きくメスを入れることになりますが、その点にさえ目をつぶれば、メリットは多々あります。
 (1)(2)の部分は言うに及ばず。
 (4)についても、何人かの実力者は抜けるので、より初心者でも答えやすくなる。その実力者は他のイベントでも答える機会は多々あるわけで、「ノーブレス・オブリージュ(高貴なる者の義務)」だと考えていただければ。
 (5)に関してもメリットが。「女だらけ」のことを初めて聞いた、という女性にとって、スタッフに女性がいるというのは、背中をちょっとでも押す効果があります。
 あとは、単純に「スタッフの戦力強化」というのもメリットでしょうね。

 なお、(スタッフに回った)実力者と勝負したい!という方はいると思いますので、途中で余興企画として彼女らに挑戦する企画を。これぞ「当たってくだけろ」(Chatterton氏が高田純次のような軽妙な司会をする姿が容易に想像できます)。

 ……外部からの勝手な意見です。ご本人の都合とか全く考えてないわけですし。
 あくまで一観客の意見、として捉えてください。

 が、かなりロマン溢れていると個人的には思います。
 「石野さん(優勝3回)=大会委員長兼司会、横田さん(優勝2回)=問題制作チーフ兼問い読み」の女性向けイベント。

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 4回に渡って、「女だらけのクイズ大会」について考えてきました。
 いろいろと失礼なことを書いてきましたが、このイベントをリスペクトしている故、ということでご容赦ください。
 このイベントが長く続くことを祈っていますし、来年は妻にも薦めようかなあ、と。

 次回は、「数の子さんのサイト」「女だらけのクイズ大会」の双方から考えてきたことをベースに、あらためて「女性にもっとクイズを楽しんでいただくには?」ということを考えてみたいと思います。

【提案(イベント)】「女だらけのクイズ大会」について(3)~「女だらけ」の価値をさらに高めるためには?~

 前回、「女だらけ」だからこそできること、いわば「女だらけ」特有の価値について考えてきました。
 今回は、その価値をさらに高めるためには……という観点から、いくつか提案をさせていただきます。


  【「女だらけ」の価値をさらに高めるには?】

 (1)告知

 いろいろな事情があったとは思いますが(女性に迷惑をかける男性まで来てしまうのを防ぐ……など)、それにしても今回の「女だらけ」の告知はクイズ界内・外ともに、ほとんどされていなかったように思えます。
 「一心精進」で日時・場所など基本的な情報はアップされていましたが、他のクイズ関係の掲示板・ブログで「女だらけ」の告知を見た記憶がありません(ブログやサイトを持っている女性が何人もいるにも関わらず)。

 もちろん、「一心精進」を欠かさずチェックしている女性の方もいるでしょうし、リピーターが多かったことを考えるとメールか何かで既存参加者には連絡しているのかもしれません(口コミなのかも)。が、それだけでは、

 ・そもそも、ネット環境にない
 ・一心精進の存在を知らない
 ・クイズイベントへの興味が薄いため、定期的に一心精進をチェックしていない

 という、「女だらけ」参加経験のない女性=潜在的参加層をとり逃していることになります。これは非常に「もったいない」。

 たとえば、「25歳以下」「現在クイズサークルに参加」「これまで女だらけに参加したことがない」層は、私が知っているだけでも10人以上います。そして、この層は誰一人として今年の「女だらけ」に参加していません。ここがまさしく「潜在的参加層」の一部です。
 今となってみれば、薦めておけばよかったなあ、とは思うのですが。もちろん僕一人ではそれほど影響力はないですが、「三人、市ニ虎ヲ成ス」という言葉もある通り、何人かが薦めれば来た方もいたのでは、と。
 


 では、「女だらけ」の場合、どんな告知をすれば効果的なのか……

 <各サークルやブログの掲示板への書き込み>
 王道。
 「一心精進」は見ていなくても所属サークルや友人のページを見ている……という女性も多々いるはずです。

 <公式サイトでの情報発信>
 「女だらけってどんな企画をやるんだろう」「どんな問題が出るんだろう」というのは、「一心精進」の情報だけではわからない。新たに文章を書かなくても、前年度の模様(企画書、写真など)をアップするだけでもだいぶ敷居は低くなると思われます。
 また、前回述べましたが、「女だらけ」の武器として、主催者・参加者のネームバリューがある。能勢さんや石野さんの名前を出すことで、「高校生クイズの事前番組に出ていたあの人たちも来るんだ」と思わせるだけでも、興味をひかせる効果はあるのでは、と(当日能勢さんがお仕事、というのはあるけども、「チェアマン」「プロデュース」など言いようはある気がします)。

 <いろいろな人を巻き込む(キーパーソンを抑える)>
 これまで書いてきたのが「オフィシャル」な告知だとすれば、これは「プライベート」な告知。
 女性の知り合いが多そうな人に告知&紹介をお願いするとか、クイズ界の知り合いという知り合い(男性・女性問わず)に「周囲に女性がいたら、女だらけの存在を教えてあげてください」とお願いするとか(特に各大学クイズ研や社会人サークルなど)。
 さらに言えば「参加者を巻き込んでの告知」ができればベスト。サークルの仲間を誘い合ってくる=イベント参加への敷居が低くなる(「誤」をサークル対抗戦にしたことは、”普段イベントに来ない人も呼ぶ”点で非常に大きな効果だと思います)、クイズ界外の友達を連れてくる……など、こちらもかなり大きな効果が見込めると考えられます。
 逆に言えば、「誘いやすい」雰囲気を作るわけがあるわけで、これについては後述。
 
 クイズ界内だけ見ても、告知をある程度強化すれば昨年並の人数は来たのでは……という気がします。、 
 
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 (2) 開催時期~学生への配慮

 7月のこの時期に行ったのは、スケジュール的に言えばあまりいい選択ではなかったように思えます。
 というのも、学生からすればこの時期は試験期間中もしく終了直後。試験期間中の人はまずクイズイベントに行く余裕はないでしょう。10年前と比べると、不景気や大学カリキュラムが厳しくなったことにより、試験・留年に対するプレッシャーは相当強いものになっていることですし。
 また、23日(土)がちょうど「試験終了日」または「試験が終了してから初の土曜日」という人も多いかと思います。となると……飲んだり遊んだりと、友達と約束が入る可能性がありますよね(自分も大学生のときそうでした)。

 場所がとれるのがその日だけだった、スタッフの都合が合う日がその日だけだった……などの状況があったのだろう、とは思います。ただ、「初参加の人を増やしたい!」となると、その中には「大学生(特に1年生)」は一定の割合を占めるわけで、その方々にとって参加しにくい日程に開催するのは「もったいない」。
 今年でいけば、8月27日(土)あたりまでずらした方が良かったのでは、と。まだ夏休み期間ですし、社会人にとっても繁忙期ではないですし。

 *そういう意味では、例年7月末~8月初頭開催だったにも関わらず、今年は8月19日開催にずらした高校生オープンは大英断だと思います(スタッフが大学1年であることを考えると、試験から日程をおいた方が準備に避ける時間・労力はかなり高まります)。まあ、もともと試験期間ど真ん中に開催した元凶は10年前の自分なんだけど……。

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 (3) 交流

 どうしても女性は、通常のサークル・イベントでは少数派となってしまいます。
 全国から女性プレーヤーが集まる「女だらけ」においては、「普段はなかなか会うことができない、他の女性クイズプレーヤーと交流したい」というニーズもかなりあるかと思ます。

 とはいえ、ステージ型のイベントの場合、交流の場面は大会終了後の飲み会くらいしかない。しかし、
 ・男性・女性問わず「飲み会」のニーズが減ってきている
 ・「女だらけ」の場合、「お子さんをお持ち」「遠方からの参加」などで飲み会に出席できない人も多い
 ……とを考えると、「女だらけ」の特性を生かしつつも、もっと交流できるようないい手はないのかなあ、と思います。
 そんな観点で、いくつか案を。

 案その1は「団体戦の導入」。早押しよりも、みんなで相談して答えを出せるようなもの(ボードクイズ、○×など)が好ましいかと思います。ステージ上てのクイズの機会が減るのが難点。

 案その2は「ランチ懇親会」もしくは「ティータイム懇親会」。お昼時とか昼下がりとかに懇親会をやる(もちろんお酒抜きで)、という手です。大会終了後にお酒を飲むのもありですが、それ以外があってもいいだろう、と。この手はxyz名古屋なんかでやったりしています。
 
 「話したい人と話す」ことも大切なんですが、「今まで話したことのない人と強制的に話す機会を作る」ことも重要です。引っ込み思案な方でも、それがきっかけで友達ができることもあるでしょうし。そういう意味では、特に案1の団体戦なんかが効果的では、と思います。

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 (4) 名前

 (1)でも触れましたが、知り合いを「誘いやすい」雰囲気がもっとあれば、と思います。
 その点、失礼を覚悟で指摘しますが、「女だらけのクイズ大会」、正直「知り合いを誘いにくい」名前ではあります。
 女性が女性を誘うときは案外恥ずかしくないかもしれませんが、男性が女性を誘うとなると、このイベント名をいうのはかなり恥ずかしい。「誘う」ということ自体ハードルが高いのに、名前がさらにそのハードルを高くしてしまっている。
 また、女性向けイベントであるにも関わらず、名前の元ネタは明らかに「ドキッ!丸ごと水着 女だらけの水泳大会」というコテコテ男性向けテレビ番組であるわけで、この時点で非常にミスマッチ。この名前を女性スタッフがつけたのであれば、「負け犬」のような自虐的でユーモラスな意味合いが出てくるのでしょうが……。

 *余談ながら「女だらけの 大会」で検索してみました。
 その1 まあ、ターゲットは男性ですよね。
 その2 女性が自分で名乗っている例。kimikaさん、どうスか?
 その3 スタッフ&講師が女性だから成り立つイベントの気がします。この名前で男性講師が出てきたら、参加者からすれば凄くイヤな気がするかと。
 その4 ……なるほど、そういう意味か!
 その5 KingTowerさんをはじめとする格闘技好きの皆さん、この方って有名なんでしょうか。
 その6 名前、ちょっと違うけど。「トワイラの竜巻」強そうだ。

 誘われた方の立場からすると。
 内情をよく知っている手だれの女性であれば、「女だらけ」という大会名でも支障なく参加できる。でも、どんなイベントか知らない未経験者の女性からすれば、「女だらけ」という大会名を聞いたときにあまりいいイメージを持たないのでは、と(ましてスタッフが男性だと聞いたら)。イベント自体はまっとうに作られているわけで、「名前で損をしている」ように思うんですよ。
 ちょうど10回なのですから、これを期に「(男性または女性が)女性を誘いやすい」名前にリニューアルしていただければなあ、と思うのですが、いかがなものでしょうか。

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 以上、4点提案しました。
 「女だらけ」特有の価値を損なったり、中途半端になったりすることなく、「もっと多くの女性に」「もっと楽しく」クイズに触れていただくことが可能になるのでは、と当方は思います。

 つづく。

2005年7月28日 (木)

【提案(イベント)】「女だらけのクイズ大会」について(2)~「女だらけ」だからこそできること~

 *"「女だらけのクイズ大会」について(1)~先入観と今年の感想~"はこちら

 *"【提案(その他)】中高年齢層・女性にもっとクイズを楽しんでいただくには?"もあわせてお読みください。
   第1回はこちら。第2回はこちら。第3回はこちら。第4回はこちら

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 前回の予告通り、「女だらけ」をもう少し突っ込んで考えてみます。

 【「女だらけ」だからこそできること】

(1) 企画を担当するのは男性であるため、女性全員に参加資格があること。

 もし女性が企画者側に回った場合、「もしこの女性がスタッフではなく参加者だったら、結果は変わったに違いない」ということが起こりえます。

 たとえば「Man of the Year(学生日本一決定戦)」。このイベントを企画するのは、関東の大学クイズ研の2・3年による「日本学生クイズ連盟」です。企画者も参加者も学生であるため、「本当の学生実力ナンバーワンは、実は企画者の中にいるのでは?」という可能性があり、これは「実力ナンバーワン決定戦」の観点からするとあまり好ましくありません。ナンバーワンを「決定」しきれてない、というデメリットがあるわけです(そのかわり、「学生が、学生の視点で、学生のためにイベントをやる」という点に存在価値があります。この点は社会人企画のabcにはけして達成できない点であり、マンオブ特有の存在価値だと考えます)。

 その点、「女だらけ」は企画者=男性、参加者=女性と明確に分かれているため、純粋に「女性ナンバーワンを決める」ことができる。これは一つのメリットです。


(2) 参加者の女性にとって、確実にステージ上でクイズができること。

 これまで「みんながみんな、人前でクイズをやりたいわけじゃない」ということを口を酸っぱくして訴えてきましたが、一方で「人前でクイズをやりたい!」という人がいるのも、また事実。
 「女だらけ」の大きな意義として、参加者全員がステージ上でクイズができることがあります。2ラウンドの2ポイント先取、3ラウンドのコース別(従来は一人1コース、今年は2コース)ともに全員が参加。
 現在、全員が早押しクイズをできるイベントは増えてきているとはいえ、「女だらけ」は女性にとって依然貴重な機会であり続けています。


(3) 10年間毎年実施してきたという歴史による安心感。
 「長年続いている→ということは、一定以上のレベルである→安心して参加できる」という効果があると考えられます。これは、「女だらけ」が持つ大きな強みです。

 この「安心感」、「女だらけ」がリピーターを獲得できている大きな要因です。
 他のイベントには足が向かないが、「女だらけ」には行く、という女性がいます。
 クイズをやるのは1年に1回だけ、その1回が「女だらけ」、という女性もいます。
 このような方々にクイズを楽しんでいただく、それだけでも存在意義があると思います。 

 また、今まで一度も参加したことがない人にとっても、この安心感は大きな武器です。
 海のものとも山のものともわからないイベントと、10回やって好評だったイベントを比較すれば、後者の方がはるかに参加しやすいはずです。


(4) 企画者側・参加者側双方のネームバリュー。
 能勢一幸さんなど、世間的に「クイズ王」として知られている人がスタッフに加わっている。
 参加者側にも、クイーン・石野まゆみさんなど、やはり世間的に知られている人がいらっしゃる。
 (今年の高校生クイズの事前番組に関しても、このお二人が出演されていたわけで、2005年の現在ではこのお二人のネームバリューは大きなものがあります)
 「昔からクイズ番組を好きで見ていた」という人からすれば、かなり大きな訴求ポイントになり得ます。
 他のイベントではこの武器は使えない。少なくともxyzでは。 


 以上については、「女だらけ」だからこそできること、いわば「女だらけ」特有の価値です。
 さらに多くの女性に楽しんでいただくべく、どのようなことをすればいいのか……次回は、一観客としていくつか提案をさせていただきたいと思います。

2005年7月26日 (火)

【提案(イベント)】「女だらけのクイズ大会」について(1)~先入観と今年の感想~

 *"【提案(その他)】中高年齢層・女性にもっとクイズを楽しんでいただくには?"もあわせてお読みください。
   第1回はこちら。第2回はこちら。第3回はこちら。第4回はこちら

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 これまでは「数の子さんのサイトへのレス」という形で進めてきましたが、今回はちょっとテーマを変えます。
 7月23日(土)に第10回が開催された定番のクイズイベント「女だらけのクイズ大会」を通して、「では、実際にどういったアクションをすればいいのか」について考えてみたいと思います。

 <先入観>

 正直な話、僕はあまり「女だらけ」にいい印象は持っていませんでした。
 といっても、僕が念頭においていたのは、7~8年近く前の「女だらけ」です。
 
  「”女だらけのクイズ大会”というタイトル」
  「優勝者のSMパフォーマンス(*1)」
  「”セクシー連呼隊”などのヤジ(*2)」。
 いずれももちろん主催者側は「ネタ」のつもりでやっているとはいえ、お客様である女性がどう思うかは人それぞれです。「ネタ」として笑ってくれる人もいるだろうし、「セクハラ」「不愉快」と思う人もいるだろうし。もちろん男性でも下ネタへの耐性は人それぞれですが、「異性への下ネタ」「それも人前で」ってのは、かなりボーダーラインですよね。

 そんなわけで、私にとってみれば、「知り合いの女性に薦めにくい」イベントでした。
 クイズ界の女性だとしても、その女性が下ネタに耐性があるかどうかわからない。一見あるように振舞っていても、それが本当に本心かどうかはわからない。過剰適応なのかもしれないし、少人数で話すのはOKでも人前では嫌悪感を持つかもしれない。
 ましてや、クイズ界外の女性には薦められない(僕の場合、会社の同僚をイメージしています)。これは下ネタの問題に加え、「ステージに上がって人前でクイズをすること」「プレーヤーのレベル」「クイズイベントの雰囲気(「女だらけ」に限らず、一見さんにはちょっととっつきにくい)」なども含めてのことです。

 もちろん、「行かない方がいい」とまでは思ってなかったです。
 が、積極的に「行った方がいいよ」とは薦められなかった。そんな心境。
 System-Fやnextstepsにも何人か女性の参加者はいますが、結局「女だらけ」についての話はしなかったですし。
 
 *1 「クイズ女王」だから「SM3点セット」を贈り、白ブタ役の男性を鞭打つという恒例?の演出。今やっているかどうかは不明。
 *2 「セクシーでもなんでもないところ」で「セクシー!」とヤジを入れるから笑える、というネタ(たとえば「落語/『ま~」「お茶!」(正解音)「うわっ、○○さんセクシー!」みたいに)。ネタではあるんだけど、セクハラだと感じてしまう人はやはりいると思う。まして、クイズイベントに慣れていない人であれば尚更。

 <今年の感想>

 最近、「中高年齢層・女性にもっとクイズを楽しんでいただくにはどうすればいいか?」ということに対して、問題意識を持っています(こちらをご参照ください)。
 そんな中、女性向けイベントのパイオニア「女だらけ」を無視して、このテーマについて語るのはナンセンス。「どんな雰囲気なのかな」「どんな方々がいらしているのか」というのを見学しようと思い立った、と。前述の先入観についても、参加者の方から「最近はセクハラっぽいことはほとんどない」という話を聞いたことがあって、「最近はどうなってるのか」という点に興味もあったので。

 23日(土)は所用があったので、見られたのは2~3ラウンドとごくごく一部だけではありましたが、一部だけでも見ごたえのあるイベントでした(大会全般についてはKingTowerさんの記事が詳しいです)。
 適度な難易度の問題、さまざまな実力の人が一緒に戦うことを想定した企画群……といった、クイズイベントの根幹のところは、昔同様しっかりしていました。経験豊富なスタッフが多いことが伺えます。
 懸念していたセクハラの部分についても、僕が見た限りではありませんでした。女性の方々を不愉快にさせることはほぼなかったと思います。そういえば参加者の中にも「昔はセクハラが多かった気がします……」と言っていた方がいたなあ。
 少なくとも、「クイズ界にいる女性」に対しては、来年以降薦められるイベントだなあ、と。
 スタッフの皆様、毎年毎年欠かさずの「女だらけ」開催、本当にお疲れ様です。
 
 参加者は29名(+見学者5)。これにはかなりびっくりしました。
 1996年の第1回が53名、以後53、42、47、48、51、55(+見学者30)、45(+見学者23)と2003年まではほぼ50人前後で推移していたのですが、2004年に33(+見学者9)人と大幅減。今年はさらに下回ることとなりました。
 29名中、橙がお話させていただいたことがある人が25名くらい。残りの4名の方についても、自己紹介を聞く限りどこかのクイズサークルに入っていたり、「女だらけ」の参加経験があったり、ということで、「純粋に初めて」という方はいらっしゃらなかった模様。
 あと、テスト期間中or終了直後ということもあり、学生がほぼ皆無だったのも意外でした(最年少の方でも20代半ば)。System-Fにしてもnextstepsにしても学生の女性が何人か参加しているし、現・大学2年のインカレサークル「御一行」も女性が多い、にもかかわらず。

 いらしている参加者の方々のほぼ全員はリピーターであり、雰囲気は一種の「同窓会」ムード。これはこれで非常にいいことだと思います(皆勤賞の方に「My早押しボタン」をプレゼント、というのは凄くいいアイデアだと思いました)。参加するイベントは「女だらけ」だけという方もいるし、さらには1年で唯一クイズをする機会が「女だらけ」という方もいる。そういう意味では、「女だらけ」でしかできない存在意義がある、と思います。

 しかし、正直一番強く感じた感想は、「もったいない」ということ。
 企画に凝っているのもわかる。問題に気を配っているのもわかる。初心者の方にも楽しんでいただくように司会が心がけているのもわかる。「クイズ界を盛り上げていきたい」という志についても伝わってくる。
 にも関わらず、29人というのは、本当にもったいない。せっかくいいイベントを作り上げても、ごくごく一部の人にしか伝わっていない。もっと多くの女性に、このイベントを楽しんでいただくことができるのではないだろうか……と、一観客として思いました。

 次回は、もう少し突っ込んで「女だらけ」について考えてみます。
 「女だらけ」だからこそできることは何か?
 「女だらけ」をさらに生かすためにできることは何か?
 「女だらけ」以外のイベントやサークルでやっていった方がいいことは何か?……などなど。

2005年7月24日 (日)

【提案(その他)】中高年齢層・女性にもっとクイズを楽しんでいただくには?(4)

 *第1回はこちら。第2回はこちら。第3回はこちら

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 女が好むゲームとは

 ゲーム関連の話が大半なので、あまり多くは触れられません。

 が、興味深かったのが、ゲーム界の男性も「現在女性が少ないのは、ゲームそのものに問題があるからだ」「女性が好むゲーム、というものが存在して、それをやりさえすれば女性が来る」と考えているふしがあること(あくまでこのサイトから見え隠れすることですが)。

 客観視してみると、おかしいですよね、これ。
 あくまで推測ではありますが、ゲームそのものの好き嫌いの問題ではなくて、
  ・そもそも「ゲームをやる」ということの楽しさ自体が女性に伝わってない
  ・ゲームそのものが好きでも、雰囲気になじめない
 だから女性が少ない、……という要素の方が大きいのでは、と思います。

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 おおきく振りかえって、わが身。クイズ界でもこういう考えの人、いますよね。
 「女性が好むクイズが存在して、それをやりさえすれば女性が来る」って考えている人。

 ……いや、自分もとかくこの考えに陥りがちなんですよ。下ネタを省く、ファッションや少女漫画の問題を入れる……そうすれば女性にも受け入れられる、だから女性にも来てもらえるんじゃないかって。
 もちろん、そういった面は重要なのは確か。女性が多く参加しているところで、男性向けの話題(グラビアアイドルがどう、とか)を振っても効果は薄いでしょうし。個人ごとでみれば、下ネタ好きの女性、ファッション嫌いの女性はもちろん存在しますが、全体集合として見れば「男性向き」「女性向き」のジャンルは当然あるでしょう。
 
 しかし、「来た女性に楽しんでいただく=女性にも楽しんでいただくクイズ(問題・企画)を用意する」ことに力を入れている人は多くても、
 ・女性にどうやってクイズの魅力を伝えるか
 ・どうやって女性が来やすい環境を整えるか
 ・どうやって女性が定着しやすい環境を整えるか
 ……については、ほとんどと言っていいほど意識されてないと思うんですよね。

 で、「女性向けのクイズ」を作ることに努力しても、イコール女性が参加するわけではない。女性に対して告知・訴求・雰囲気作りをしない限り、いかに魅力的な企画を作っても女性はこないのだから。にも関わらず、女性が来ない理由を「企画」、さらには「クイズそのもの」に向けてしまう。で、勝手に「クイズは所詮男性向けのもんなんだ」と内にこもってしまう。……不毛ですよね。実に不毛。
 この構図、「女性」のところを「一般の方」「年配の方」に置き換えても全く同じことが言えます。

 問題は「クイズそのもの」にあるのではなく、それよりも告知・訴求・雰囲気作りの部分に大きな問題があるのではないか、というのが橙武者の提起です。「女性向けの企画・問題を作ろう!」と考えることも確かに価値があることだとは思いますが、それよりもその労力を告知・訴求・雰囲気作りにつぎこんだ方が効果的ではないかな、と。
 クイズ界にいる女性の皆様、どのように告知・訴求するのが効果的か、どのような雰囲気だと「来やすい」「定着しやすい」か、ご意見・ご指摘ありましたら宜しくお願い致します。

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>・勝敗が常につくゲームは苦手
> ↓
> 勝敗=スッキリするorくやしがる となり、「もう1回」につながるのは男女変わらないと思います。

 クイズにおいても、「勝敗がつく」ことへの抵抗感は、男女ともに変わらないと思います。
 それよりも世代差の方が大きいかもしれない、と、今の若手を見ていて感じます。
 割と20代後半以上が「勝敗をつけたがる」のに対し、20代前半以下は「あまり勝敗をつけたがらない」ように映ることが時折あります。もちろん個人差はあるし、ごくごく少ないサンプルではあるのですが……。

 ですが、「人前で何かすることへの抵抗感」というのは、男性・女性ではちょっと異なるかもしれません。
 これは以前、とある女性クイズプレーヤーから指摘されました。

 以前xyzのコラム「『人前』って恥ずかしい?」でも書いたとおり、不慣れなことを人前でやるのはストレスです。男性にとってもストレスではあるんですが、女性の方がより「恥」を感じてしまう。……確かに、今まで見てきた限りでは納得できる意見です。

 *なお、その女性は「生まれついてのものとかクイズそのものが原因というより、”女の子らしくしなさい””でしゃばる子は嫌われる”といった、教育とか周囲からのプレッシャーが原因だと思う」とおっしゃっていたことを付記しておきます。
 
 ただ、これもコラムでも書きましたが、現在クイズの主催者側に回る人間(その大半は男性)は、「恥をかいてでもクイズをやりたい/披露したい」という考えの人種です。となると、主催者側が「よかれ」と思ってやったことが、女性からすれば「居辛い」ことにつながっているかもしれない……。

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 3回にわたって書いてきた、数の子さんのサイトへの感想は以上とします。
 次回からは、恒例となったイベント「女だらけのクイズ大会」を参考にしながら、「では、実際にどういったアクションをすればいいのか」について考えてみたいと思います。

【提案(その他)】中高年齢層・女性にもっとクイズを楽しんでいただくには?(3)

 *第1回はこちら。第2回はこちら

 引き続き、数の子さんのサイトへの感想を。

 どうすれば女はゲームのイベントに来るか

 >女はゲーム自体は男となんら変わりなく楽しく遊べる
 >問題はゲームではなく、イベントにあります

 まさしく我が意を得たり!です。
 男性も女性も、クイズの楽しみ方にはそれほど極端な差はないかと思います。
 逆に言えば、クイズそのものについて「女性向きとはどんなものだろうか」と考えるよりも先に、手段であるイベント(=導入方法)について考えなければならない。

 >まず、ボードゲームのサークル自体が目に触れていないのです。
 >女の目に触れるところにチラシを貼ったり、ネットでアピールする必要があります。
 >イエローサブマリンとか、そういうゲーム屋さんでは効果は薄いのです。

 「ボードゲーム」を「クイズ」、「イエローサブマリン・ゲーム屋」→「一心精進・クイズサイト」と読み変えると、そっくりそのまま当てはまります。
 ところが、この部分についてできているクイズイベント・サークルは皆無です。xyzでもやりたいとは思っていますが、なかなか実行に移せていません(女性が比較的多いと思われるマジアカ系サイトには、マジアカ好きのスタッフから宣伝書き込みを行っていますが)。

 >・女性向けの雑誌の「仲間募集」に投稿する
 >・子供の知育に重点を置き、幼児~小学生を対象としたイベントを開く

 前者については……昔の「じゃま~る」みたいなイメージかなあ。実際にどういうものがあるのか見当がつかないですが、可能性があるとしたら地域情報誌でしょうか。特に、市区町村が発行している広報紙に、なんとかしてクイズサークルやイベントの情報が載せられないかどうか画策中です。
 一緒にここらへんのアイデアを出してみたいという方、お気軽に連絡ください。

 後者については……クイズを教育部門に生かす、というのは一つのチャンスだと思っています。が、すぐには手が出せない分野ではあるなあ。今行っていることを整理しつつ、来年以降のチャレンジになりそうです。ちょうど子供も大きくなるころだし、クイズ関係者のお子さんも結構いらっしゃることだし。以前ネタで話していた「子育て&クイズサークル"蒙古班"」も面白いかもしれません。

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 >さて、これらを行い、女性客をゲットしたとしましょう。
 >でもその女性は今の状態では居つくことは少ないと思われます。
 >居つかせるためには今よりも少し工夫をすることが大事です。

 >さっさとその答えを書きましょう。
 >・そこでその人に良い思いをさせる
 >・その人の同属以外は近づけない

 >これだけで居つきます。
 >良い思いといっても、次にゲーム卓が開始する時もスタッフがきちんと声をかけたとかでオッケェなんです。

 ここについては、xyzでは「できている」と自負しています。

 ステージ型のイベントでは、なかなかスタッフから観客に声をかけるのは難しい(それができていた稀有なイベントが、2003年夏に行われた高校生向けイベント「ryu-jin cup」です)。進行上の問題(時間の制約など)もありますし、多数の人の注目を浴びることに不快感を感じる方もいます。

 一方xyzでは、部屋ごとに少人数(多くて20人)に分けることで、スタッフが参加者の方に話しかけやすくしています。また、スタッフにも「参加者(特にお一人で参加されている方)に話しかけること」は最優先で徹底しています。
 (問題の読み方が上手かどうかより、コミュニケーションを誠実にできるかどうかの方が、xyzのスタッフにおいては重要な要素だと考えています。「クイズの実力」は関係ありません)

 >ここで、ゲームのイベントで一番のネックになるのは、「その人の同属以外は近づけない」だと思います。

 ここについては、正直現在のxyzでは「できていない」点です。
 現在、xyzのスタッフに女性はほとんどいません。年配もいません。10~30代の男性が大多数を占めています。

 今後、xyzの各地区のスタッフのうち、一人は必ず女性を入れたいと考えています。
 理想像は「一部屋に一人は女性がいる(さらにいえば、年配の方も一人いれば尚可)」ですが、そのためにどう巻き込んでいくかが課題になります。

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 総じていうと、「女性がもしxyzに参加したら、現時点でも居辛い思いをさせない」自信はあります。女性スタッフ・年配スタッフを入れることで、さらに居易い雰囲気を作ることが今後の目標です。
 一方で大きな課題が、「そもそも女性の目が触れるところで告知する」ことで……うーん、これについては打つ手が思いつかないよう……。

 といったところで、一旦切ります。
 ご意見・ご感想・または批判・反論などありましたら、ぜひ書き込みの程よろしくお願いします。  

【73タロー】(4) 概略・その2

 第4回の更新。
 今回はイベント全体の概略を、もう少し詳しく。
 なんせ現時点では、「7○3×をひたすらやるらしい」ぐらいのイメージしかないわけですし。

 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

 ◇まず、全体を5つの会場に分けます。一部屋あたりの人数は20人を想定しています。
  部屋分けはときどき無作為または作為的にシャッフルします。
  1時間半に1回、くらいの間隔を想定しています。

 ◇それぞれの部屋で、7○3×の早押しクイズを実施します。
  問題は、基本的に全ての部屋で共通のものを使用します。

 ◇1セットあたり40問。
  基本的に、1セット参加したら次のセットは休憩……というような形で進んでいきます。
  つまり、6時間参加したとしたら、3時間はクイズに触れることができる、ということです。

 ◇1位・2位にポイントが入ります。
  1日通して、「獲得ポイント」「正解数」「正解率(正解÷(正解+誤答))」などを競っていきます。

 ◇なお、「部屋ごとに分かれての7○3×」以外にも、「ステージ上での7○3×」のコーナーもあります。
  1日の最後に得点上位者同士の対決をやるのはもちろん、他にも様々な対戦を用意しています。
 
 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

 前回に比べるとそれほど新しい情報はオープンにしていないですが、具体的な数字(部屋数、問題数など)が入ってくるとだいぶイメージしやすくなったのでは、と思います。

 次回更新では、「このイベントの狙い」についてつらつらと。

【問題】とっくにあちこちで言われてそうだが

 ウソ振りクイズ(問題文の途中まではウソ、途中からは本当の問題)を1問。

 「携帯電話代がもったいない」という理由から、ワンコールで電話を切っては相手にかけ直させることを繰り返したことがその名の由来とされる、~(めんどくさいので後略)

 読むときのポイントは「もったいない」を平板に読むことか。
 強調しちゃうと正解言っているようなもんだし。

 「王監督から金品を巻き上げる(ワン狩り)」「しょうがの酢漬けを常に1枚だけ食していた(one ガリ)」方が語呂としては合ってるんだけど。
.
.
.
 ……1週間ぶりの更新がこれか。
 いろいろと書きたいことがたまってきたので、そろそろいろいろとアップします。
 仕事も一段落したことだし。
 結婚記念日に買った■マサガもクリアしたことだし(またそんなプレゼントか)。

 ところで、■マサガのテーマソングは美形の吟遊詩人が歌っているという設定なんですが。
 実際に歌っているのは山崎まさよし、ってのはどうなんだろう。

 明け方の桜木町をさまよい歩く美形の吟遊詩人って。
 夏とかセロリが駄目な美形の吟遊詩人って。
 アドレナリンに打ちのめされる美形の吟遊詩人って。

2005年7月17日 (日)

【73タロー】(3) 概略・その1

 第3回の更新。
 イベント全体の概略をご説明します。

 クイズ体験ゼロからのクイズ情報誌「Quiz Park」の第1号に、「xyzができるまで」という文章を掲載しました。
 その中で、「73タロー」構想について書いた部分がありますので、転載します。

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 それとは別に、以前からやろうやろうと思っていたクイズイベントがありました。
 クイズイベントはテレビのクイズ王番組の影響か、「勝ったら次のラウンドに進出、負けたらそこで失格」というものが大多数でした。
 しかし、
 「リーグ戦のように”勝っても負けても全員試合数は一定、その中で成果を競う”というイベントがあってもいいんじゃないか?」
 「確率論からいけば“実力測定の回数が多ければ多いほど、より正確に実力を競える”という考え方もあるし、これもひとつの”実力主義”だよな」
 と考え、その準備を練っていました。

 で、思いついたのが…
 ・同じ問題を使い、複数会場で同時進行。
 ・ルールはシンプルに「7問先取勝ち抜け、3問誤答失格(通称7○3×、さらに略してナナサン)」。
 ・1位に5p、2位に3p…という形で1日クイズを行い、トータルのポイントが高かった人が優勝。

 タイトルも決めてました。
 「73タロー」
 クイズに対する”Dreams”溢れ、”風光る”ような爽やかさがあり、かつシンプルに内容を表現している…とどれだけ周囲に説明しても、「お前、いつもタイトルから内容考えているよな」という真相は見透かされていました(七三太朗という漫画原作者がいらっしゃいます。念の為)。

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 「xyz」のアイデアのもととなったのが「73タロー」であり、ある意味「先祖返り」「Back to the Basic」といえなくもありません。
 「xyz」と「73タロー」で共通するところ、今までの経験を生かせるところも多々あります。
 その一方で、目的・コンセプト・対象層は大きく異なるため、違う点もやはり多々あります。
 今後の告知で、共通点・相違点をはっきりとさせていきたいと考えています。

 次回更新では、全体像をもうちょっと詳しく。

2005年7月10日 (日)

【73タロー】(2) サイトの更新

 第2回の更新。
 今回は、「サイトの更新」について触れたいと思います。

 以後、毎週日曜日をベースに、新しい情報を追加していく予定です。
 (諸事情で日曜日に更新ができない場合は、土曜または月曜に追加していきます)
 どうあれ、「7日に一つ、新しい情報」というペースはキープしていきます。
 
 さて、このようなイベントの告知の場合、「100%やる、と決定した」事項を掲載していくのが普通です。 
 ただし、今回の「73タロー」に関しては、「こういうアイデアを思いついた」「ひょっとしたらやるかもしれない」というレベルの内容についても掲載していきます。

 コメントなりトラックバックなりメールなり直接の会話なりのリアクションによって、適宜イベントの内容を変えていくことを試みてみようかな、と。
 よく言えば「融通無碍」、悪く言えば「いい加減」ではあるのですが、今回は企画等を極限までシンプルにすることで、そのような「試み」を盛り込んでいこうと考えています。
 「もっとこうした方が面白いのでは」「こういうことをやってほしい」というご意見・ご要望がありましたら、どんどんご教示いただければ幸いです。読者の皆様、よろしくお願いします。

 次回の更新では、イベントの概略(全体像)について簡単に触れます。

2005年7月 4日 (月)

【提案(妄想)】やってみたい演出(2):対戦相手指名篇その1

 最近ではあまり見かけませんが、以前はクイズイベントにおいて、
  ・準決勝は一対一のタイマン勝負
  ・どの相手と勝負するか、事前に指名が行われる
 という演出がよく見られました。
 かつて一世を風靡した「全日本選手権」(という大会が1996年まであったんですよ……と注釈をつけなければならないことに、オールドタイプとしては隔世の感を覚えます)のハイライトの一つでありました。

 と、いうのを前提にして、やってみたい演出。

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 ≪前提≫
  ・それまで準決勝に進出したのは5名(名前をA、B、C、D、Eとします)。
  ・敗者復活で1名が復活。が、誰が復活しているかは、勝者の5名は知らない。
  ・準決勝は一対一の対戦クイズ。
  ・敗者復活で勝ち残った人(以下「復活者」)が、対戦相手を指名する形式。

 ≪台本≫

 (BGMスタート) 
復活者「まにあった! このまま 帰ったんじゃ かっこわるいまま れきしに のこっちまうからな! 
A「ふっ…… なにを ごちゃごちゃと…… お前から しまつしてやる!
復活者「じょうとうだぜ! この○○様(復活者の名前)が…… たおせるかな?!

復活者「B! お前のおじいちゃん…… 強かったぜ
B「おじちゃん……
復活者「C! 恋でもして ちったあ 女らしくなりな
C「……  
復活者「D! いつまでも 動物をいたわる やさしさを わすれるな
D「……
復活者「E! お前とは 一度…… 1対1で 勝負したかったぜ! いい友だちをもったな
E「……○○……
 (BGMストップ)

司会「というわけで、対戦カードはEさんvs○○さんに決定いたしました」

 *なお、上記のセリフをやりとりする一方で、復活者が持っている「よろい」を盗もうとするB~E……という小ネタ演出は必須。

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 この名シーン、なんらかの形でクイズイベントの演出に使ってみたいですよね。

 B~Eにかけるセリフは、その人それぞれにあわせるとか。
 「子育てでもして ちったあ 父親らしくなりな」(うわ、耳痛い) 

2005年7月 3日 (日)

【注目】ネーミングセンス

 クイズ関係者の間では、「答えがわからなかったら、とりあえずこれ書いとけ」というくらいポピュラーなのだが。
 クイズ以外でもポピュラーなんだろうか、この考え。

 ……なんてことを感じた、このゲーム
 しかし墨洲って。


 *そもそも「答えがわからなかったら~」って言い出したのは一体誰なんだろうか?
  テレビクイズの時代にはなかっただろうし。

【73タロー】(1) タイトルコール

七つの色を使い分けて ほら

  もうすぐに見えるだろう 新しいパラダイムが

     -cornelius"PERFECT RAINBOW"
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 「73タロー」
 
 2006年1月8日(日) 11~19時 / 国際オリンピック記念青少年総合センター

 *詳細は当blogにて順次公開していきます。

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