【提案(その他)】中高年齢層・女性にもっとクイズを楽しんでいただくには?(1)
これも提案というより、提起、というよりご意見募集ではあるのですが。
イベントだけでもなくサークルも含めて、ではあるのですが。
現在クイズ界の大半は、「高校生・大学生・20代・30代」「男性」の占める割合が非常に多い。
その一方で、「中学生以下」「中高年齢層」や「女性」の割合は非常に少ない。
とはいえ、一般にテレビのクイズ番組を見ているとされるのは、「中高年齢層」の「女性」が多い……と言われています。
実際「ミリオネア」や「アタック25」の予選に行くと、これらの方々が多数いらっしゃる。
これらの方は「クイズ番組」や「賞金(手段としてのクイズ)」に興味があるのであって、「クイズ」自体に興味があるわけではない……という見方もあるでしょう。しかし、番組や賞金をきっかけに「クイズ」に興味を持ってもらう、というベクトルがあってもいいし、このようなベクトルが全くといっていいほどない、というのは課題だと思うのですよ。
ともあれ、現時点では少数派である「中学生以下」「中高年齢層」や「女性」にも、クイズに興味を持ってもらえるようにアプローチする方法、楽しんでいただけるような方法はあるのではないか。
xyzでももちろん「そのような方々にも楽しんでいただけるように」ということは考えています。「勝ち負けをことさらに強調しない」「人前でのクイズを避ける」というのもそこから来ているコンセプトですし、今後はスタッフ側にも現・少数派の方を増やしていきたいと思います(横浜でスタッフをやっていただいたみきさん、サンクス!→1 2 3 4)。
しかし、他にもいろいろなやり方があるのではないだろうか。xyzにしても、「いらした方に楽しんでいただくこと」はできていても、「そもそも現・少数派の方にアプローチすること」はうまくいっていないわけですし(参加者層を見ていても、やはり中高年齢層・女性は少数派であり、その解決策としては「知人(家族/友達/恋人など)の紹介」くらいしか打てていません)。また、イベントではなくサークルに来ていただくにはどうするか……というのも、併せて考えたいテーマです。
古来からクイズ野郎たちの頭を悩ましていた難問ではありますが、皆さんとぜひ考えていきたいと思っています(特に中高年齢層や女性でここを見られている方、ぜひご助力ください)。
とはいえ、これまでに目立った解決策がないのもまた事実であり、現時点でクイズ界にいる人のアイデアだけでは(成功事例が少ない分)厳しいのも確かでしょう。
そこで、別の世界の成功例を取り上げてみます。
なぜ女はゲームのイベントに来ないか
どうすれば女はゲームのイベントに来るか
女が好むゲームとは
テーブルトークRPGや非電源ゲーム(ボードゲーム、カードゲームなど)を嗜まれている数の子さんのブログの文章です。もともとはxyzのスタッフ掲示板で某氏から教えていただきました(リンク可とのことで、無断ではありますがリンクいたしました)。
これらの文章を参考にしながら、皆さんのご意見をぜひ伺いたい次第です。
僕としての考えもあるのですが、それはまた後日掲載します。
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コメント
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昨日はお疲れ様でした。
一女性としてコメントさせていただくと、
女性は何でもかんでも(特に気の合う友達と)共有したがる生物だということです。
私が身をもって体験したことなんですが、
大学生になってクイズのことを大学の友達に話さないでおこう。と、心に決めていました(別に隠していたわけではないのですが)。
あるきっかけでクイズのことを話してみると、案外興味を示してくれました。
女性は楽しいことを共有したがる。
だから女性の遊ぶ=お茶、おしゃべり、ショッピングになるんだと思います。
長々とまとまりのない文章ですみません。
参考になればいいのですが・・・
投稿: みき | 2005年6月20日 (月) 07時43分
>みきさん
早速サンクスです。
みきさんの書き込みとも共通するところがあるんですが、女性の会話スタイルは「共感型」、その一方で男性の会話スタイルは「勝負・プライド型」だそうで(http://www.ntv.co.jp/FERC/research/20030803/r093.html)。
上記リンク先に登場する伊東先生の研修は何回か伺ったことがあるので、こんなことを思い返してもみました。
女性は「共有」したがる一方で、男性は「差別化」「勝負」したがるんですよね。例えば同じ趣味の人と話していても、すぐに「俺の方が知ってる」とか「俺の方が詳しい」とか、そんな話になるわけで。
男性にとってみれば自分の趣味を他の人と「共有」しようとする意識はあまりない気がします。他人と違っていたい、他人よりも一歩優れていたい……そんな発想が先についてしまうような気がします。
そういう意味では、男性が多いクイズ界で「共有」「周囲の人を連れてくる」という発想がほとんどなかったのは、ある意味必然なのかもしれませんね。
ご教示ありがとうございます。
*もちろん、「共感型の男性」「勝負型の女性」もいるかと思いますが、全体の傾向としては上記傾向が強いのでは……ということをおことわりしておきます。
投稿: 橙武者 | 2005年6月21日 (火) 06時46分
女性からの意見その2。
妻(元・一橋クイズ研。ちなみに、りゃさんの一年後輩)にも聞いてみました。
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ここで語られている女性心理って結構あっていると思う。
でも30代前半と書いてあるのに、私には高校生~大学生ぐらいの感覚に感じる。
30代でも、精神的に大人になりきれていない女性像?
>・そこでその人に良い思いをさせる
>・その人の同属以外は近づけない
この発想は面白いし、一理あると思うよ。
>「オタクに耐性があるかどうか」
心配しなくても、オタクっぽい印象のあるイベントに顔を出す人は、たとえ耐性はなくても興味はあります。
そんなに気にしなくても・・とヾ(;´▽`A
>大抵の男ゲーマーは「女と口きくことが少ない人の雰囲気」を持っているのです。 それは男同士では見抜きづらいですが、女は一撃で理解できます。
言いにくいことだけれど、私は正論だと思う。
うん。
(男性が)変にガチガチしていると、なんとな~く居心地悪い雰囲気になるのは否めないかと。
常に受身の女性ばかりではないと思うけれど、特に1人でやってきた人には注意だね。
女性には女性を当てて対応・・は基本中の基本かと。
女性が知らないところに入っていく場合、「親しく楽しく一緒に遊べる女性」に出会えるかどうかが、大半の人の鍵ではないか……と私は思う。
男性会員が頑張って何人かで面倒を見ても、信頼してもらえる女性会員1人の魅力にはかなわないのでは。
投稿: 橙武者 | 2005年6月21日 (火) 06時53分