【提案(サークル)】大学クイズサークルの勧誘(2)~環境篇~
まず、KQKを取り巻く状況を、「外的要因」と「内的要因」に分けて考えてみたいと思います。
先に書いておきますが、どちらにしても状況は非常に厳しい。
しかし、「だからクイズ研は駄目なんだ」「新歓をやっても効果がない」と捉えないでいただきたい。
むしろ、この厳しい状況にも対応する術はあるはずですし、考えれば良い「きざし」は見つかるはずだと僕は考えています。
【外的要因】
<「サークル活動(クイズに限らず)」のポジション低下>
・経済状況→・5年以上在学することに対するプレッシャー
・ダブルスクールの増加
・アルバイトの必要性が高まる
・就職戦線の激化、早期化→かなり早い段階からの就職対策
・授業の充実→負担増
<「クイズ」「クイズ研究会」認知度の沈下>
・視聴者参加型のクイズ番組の減少
・「クイズ王ブーム」から10年以上経過
・毎年行なわれる恒例のクイズ特番の減少
→「やる」クイズそのものの認知度が低下している
・かつてはクイズ王番組や「ウルトラ」「高校生クイズ」でクイズ研究会がとりあげられていたが、現在は取上げられる事が少ない
→「クイズ研究会」の存在の認知度も、やはり低下している
*「”天”などで悪いイメージが広まった」というより、そもそも認知されていないことの方が大きな問題かと思います。
サークルの重要性自体が、まずもって大幅に低下しています。
おそらく塾内の他サークルにしても、KQKほどではないとはいえ人数を減らしているのではないか…と思われます。
さらにパイが小さくなった状況の中、「クイズ」「クイズ研究会」の認知度もともに低い。これまで緩やかに新入会員を減らしてきた大きな要因は、この部分にあります。
【内的要因】
一つ確実に言えるのは、会員数の減少が、
「勧誘にさけるマンパワーの低下」
「話・個性の多様性がなくなる
(新入生にとって、話や雰囲気についていきづらくなる)」
につながり、さらなる会員数の減少を呼ぶ…という悪循環を呼んでいる、ということです。
しかし、
?勧誘に対する意識が低い
?勧誘におけるスキル(対人力、説得力、魅力)が低い
?一人一人がビラを巻ききれてない、声をかけられていない
?説明会での説明でひきつけられない
?内輪な雰囲気
槍玉に挙げられやすいこれらの部分ですが、僕は衰退の主な原因ではないと思います。(もちろん、ここに弱みがあると自覚しているのならば、いずれ努力して直していかなければならない点ではあります)
というのも、10年前も5年前もこれらの部分はやはり高くなかったからです。それどころか、「ビラなんか巻かなくても、残るような奴は自分から来る」と(10年前は)言われていたほどです。
しかし、にも関わらず人数は減少し続けているのはなぜか?
「今までと同じやり方」「同じレベル」の勧誘では、どうも駄目なのではないか?
こう分析をしてみると、僕の考えでは、「厳しい現状に対応した勧誘」というものを考えない限り厳しいと思います。
では、その「新しい勧誘戦略」とは何か?次の戦略篇で考えます。
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