【xyz】xyz紹介(3) 形式・後篇
”スタッフノート”にも掲載した、今回実施する3形式の私的説明。
【独創性&協調性多答(個人戦)】
xyzでは2で初登場、今回で3度目になる独創性多答。このちょっと固めの名前、もともとはスタッフの間で「多答の形式をやろう」「せっかくだから独創性が問われるものを」という話をしていたら、いつの間にか仮の名前であった「独創性多答」というネーミングが耳になじんでしまったのが由来です。目で見ると固いですが、口に出してみると「どくそーせーたとー」。長音が多く妙に発音しやすいのが、なじんだ理由でしょうか……。
一方、今回初登場となる協調性多答。長戸勇人さんの「クイズは想像力<応用篇>」には「ジェミニクイズ」という名前で掲載されている形式です。「ジェミニ」という名前もなじみ深いんですが、今回は「独創性」に対比させる意味で「協調性」という名前にしました。
12年前、まだ高校生だったとき、よくクイズ研でこの「ジェミニ」をやっていました。最初は「六歌仙」「国連の非常任理事国」「Jリーグのチーム」など「クイズでよく出るネタ」だったんですが、だんだん「”ア”で始まる国名」「ヨーロッパの都市」など範囲が広くなり、しまいには「古今東西・NHK教育の番組」「戦国武将」となんでもありの方向に。
この形式、もともと「なぜこんなマイナーな答えに集中する?」「なぜこの答えが一人?」という意外な状況が続くんですが、これがクイズ研の仲間内でやるとさらに酷いことになってました。「”ア”で始まる国名」で7人中4人が「アンチグア・バーブーダ」と書いたり、「ヨーロッパの都市」といえば10人中6人が「ガルミッシュ・パルテンキルヘン(第4回冬季五輪が開催されたドイツの都市)」だったり、その一方で「アメリカ」「パリ」が1人だったり。
なぜかうちの高校のクイズ研はこの形式が大好きで、午後3時にスタートして10時に終わったこともありました。あの時感じた妙な充実感は、一体なんだったんでしょうか……。
【ブレインサバイバー風クイズ】
前回もちょこっと触れた「1年生から提案があった、最近のテレビ由来の形式」です(ブレインサバイバー自体見たことないんですよ。東大クイズ研の津田くんが優勝したってことしか知らない)。記憶力と知識、両方が問われる分、プレーヤーとしては必死……そんな形式です。
【Girl Hunts ”the World!”】
2001年に行われた「KITSCH Return(キッチュ・リターン)」というクイズイベント内で行われた形式。KITSCHのことについて語りだすとそれだけで1ヶ月くらいかかりそうなくらい思い入れのあるイベントなので、そちらは略(quiz_too_funで問題集・ビデオが発売されていますので、よろしければどうぞ。ビデオは大阪版が一番おすすめです)。
ある程度ポイントを重ねた人から、8択クイズに挑戦できます。とはいえ先手をとったチームが絶対有利とは言い切れません。「選択肢が4~5個に減ってから勝負をかける」という戦略もアリでしょう。現に、KITSCHのときは1番目の指名で正解した(確率=1/8)人がいる一方、最後の最後でようやく勝ち抜けた(確率=1/1)人もあり、と悲喜こもごもでした。
とまあ、そんな感じの「シンプル+一ひねり」なクイズ形式を今回もやっていきます。
「次回以降はこんな形式がいいのでは」というアイデアがありましたら、教えていただければ幸いです。
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