« 2005年2月 | トップページ | 2005年4月 »

2005年3月

2005年3月25日 (金)

【xyz】xyz紹介(7) あとがき=遠方で待つということ

 というわけで、xyzの紹介もこれで最後です。

 すでに3シリーズやってきたとはいえ、やはり新しいシリーズが始まるときというのは不安です。
 まして今回は、第4シリーズの立ち上げに際し、プロデューサーである自分が立ち会えない。たとえば「シリーズ途中、すでに他の地区でやった企画を、札幌に展開する……というのを遠方で待つ」だけでもすごくドキドキするのに、新シリーズとなると正直すごく不安であります。
 まして現在地は東京、明日の会場は福岡。あまりにも遠い……。


 とはいえ、 ja138954(この新サークルの会長)、ますたあらといった福岡在住スタッフは経験豊富で非常に頼もしい。なぜか関東からバーン片岡も行きますし(そういえば彼の企画も一つ入っているんだった。初っ端の企画です)。
 人任せと言われてしまうかもしれませんが、彼らがスタッフであることを考えると、不安も収まってきます。


 明日に向け、やれるだけの準備はやってきました。
 あとは朗報を待とうっと。 

2005年3月24日 (木)

【xyz】xyz紹介(6) xyz発のアクション

 xyzでの経験やノウハウを、他に生かせないだろうか。

 一つ考えているのは、高校・大学のクイズ研の勧誘活動のサポートができないだろうか、ということです。
 詳しくは後日書きますが(ちょうど新歓シーズンですし)、どこのサークルも新歓には相当悩んでいるかと思います。高校よりも、特に大学で深刻だと思われます。
 「クイズ研究会そのものの存在が認識されていない」「目標とするクイズ番組がないからだ」など、いろいろな原因があるかと思います。ただ、案外見過ごされているのが、「そもそも新入生にとって、”サークルに入ること””サークルで何かを続けること”自体の壁が高くなっている」点かと思います。就職難、資格、授業の充実、バイト、不景気などなど……。


 *大学クイズ研に比べ高校クイズ研が元気なのは、実は「大学生に比べ、高校生の方が、”サークルに入ること”への抵抗感が少ない」ことがあるように思えます。「高校生クイズ」の訴求力も以前に比べればだいぶ弱まっているでしょうし……。


 このような状況の中、今までと同じ勧誘手法では厳しいかと思います。
 そこで一つ提案としては、「説明会」ではなく、一般学生向けに「クイズ体験イベント」を定期的に開催する……というものです。音楽サークルの発表会のような。
 「説明会」と銘打つと、”サークルに入ること”に警戒心を持っている人は参加しづらい。それよりも、まず「クイズを”やる”ってことは楽しいんだ」「うちの大学にはクイズ研があるんだ」と認識してもらうことが、遠回りではありますが成果が出る方法かと思います。
 これについての詳細は、後日アップします(かなり長い文章になりそうです)。


 
 あとは全く別ベクトルの話。
 このxyzのルールをそのまま使って、「初心者中心」という縛りを外したら?というのも面白そうです。
 ベテランから初心者までが参加、勝った人には☆がついていって、中盤からは☆別に部屋を分けて近いレベルの人との勝負。合間合間には早押し以外のバラエティに富んだ形式を。もちろん複数会場制で。
 ……「73タロー」(ひたすら7問正解勝ち抜け、3問誤答失格の形式を続ける)というのも面白そうですが、この「フルオープンxyz」というのもまた一興。

 xyzの開催を重ねることで、「複数会場でのクイズ」についてのノウハウは蓄積できたと考えています(当日だけではなく、事前にどのように早押し機を調達するか、も含めて)。
 xyz以外にも、複数会場制のイベントがもっとあってもいいと思っています。「もっとクイズをやりたい」「限られた時間・問題数で収めたい」という相反する両者をともに満たすことができるわけで。たとえば予選は複数会場(50問筆記の代わりに500問早押しとか)、本戦はステージ上で……という実力ナンバーワン決定戦というのがあってもいいのでは、と。ここらへんは"xyz"コラムの2-1もご参照いただければ幸いです。

2005年3月23日 (水)

【xyz】xyz紹介(5) スタッフについて

  ”スタッフノート”にも書きましたが、今回のxyzでは今まで以上に、「新しくスタッフに加わった人たちにノウハウを伝えたい!」というのを強く意識しています。

 紹介(1)にも書きましたが、「無理なく」かつ「これまで以上のクオリティで」xyzを継続開催できるような仕組みを作っていく必要があります。
 そのためには、もうそろそろ代替わりを意識しなければならない、と思っています。xyzのようなイベントが他にないこと、多地区でやろうとすると人脈面でも体力面でも大変なこと……というのがハードルとなりますが、一つ一つ問題点をクリアにして解決していきたいと考えています。


 将来的な理想像としては、「企画者初心者中心でxyzを開催する」というのが理想です。
 大学のサークルに例えると、「新歓企画を、4年生ではなく、2年生中心が担当する」イメージ。このたとえでいくと、まだ4年生やOBがメインになってしまっているので(ノダシューはじめ、いつもながらなし崩し的に巻き込んでしまっている皆様、本当に感謝しています)。
 
 「元xyz参加者だけど、abc予選通過などで参加権がなくなった」方がスタッフに回る……というのが理想中の理想ですね。今回abcの予選を抜けた方の中にも、xyzに参加されていた方がちらほらいらしたので、ぜひお声がけしたいと考えております(もちろん無理強いするつもりはありませんが)。

 僕自身、いつまで関東にいられるかどうかわかりません。
 今回の4と、この秋の5までは橙プロデュースで行い、来年以降は後任に任せる……そのための準備を、1年かけてゆっくり行っていきたいと考えています。

******************************

 あと、”スタッフノート”にもある通り、「xyzをやる中で身につけたものを、他のイベント等でも生かしていってほしい」と考えています。
 
 「初心者を対象としている(問題の難易度や傾向の制限)」
 「シンプルな企画(多地区で開催する以上、そうせざるを得ません)」
 「ローテク(パソコンや音響が必須な形式は行いづらい)」
 「単発ではなくシリーズ(これまでの蓄積がある)」
 など、xyzにはいろいろな制約があります。なので、スタッフから集められた問題や企画の中には、「面白いんだけど、xyzでやるには合わない」ものが出てきます。それらについては、xyzという枠以外でそれぞれが発表していく、そんなことが続けばいいなと思っています。海外ドラマにたとえて「スピンオフ(あるドラマから派生して別のドラマが生まれること。「踊る大捜査線」→「交渉人・真下正義」のように)」とスタッフ間では呼んでいます。
 思えば、「新しくいろいろやってみたい」と私がいろいろ思いついた(そしてMOPや「眞露杯」をやった)のも、制約が多い「Man of the Year(学生クイズ王決定戦)」のスタッフをやっていたときだったなあ、と思い返しています。もう8年の前の話になってしまうのか……。もちろん伝統ゆえの制約があるイベントのスタッフをやるのも非常に楽しかったのですが。 

 そんなこんなで、xyzがきっかけで、別のプロジェクトが動き出せばいいな、と思っています。
 BBSやスタッフ会議でも、xyzの話をしているばかりではなく、雑談もかなり行っています。そういうところで刺激を受けた人や、問題・企画を出す中でやりたいことがはっきりしてきた人が、今度は自分メインで何かをやってみる……そんな行動を手助けできるインキュベーター(孵化器)でありたい、と。

******************************

 スタッフは常時募集しております! 
 「問題だけ」「BBS上の議論だけ(BBSもいろいろと勉強になることがあるかと思います)」「当日だけ」でも結構です。
 これまでスタッフ歴のない方、元xyz参加者の方、xyzを通してイベントの勉強をしたい方も大歓迎です(もちろんスタッフ歴が長い方も)。興味をもたれた方、quiz_too_fun@nifty.comまでお願いします。
 
 あと、4についても、札幌・仙台・名古屋・京都(大阪)等でも開催したいと思っています。各地区在住の方で「手伝ってもいい」という方、ぜひよろしくお願いします!

2005年3月22日 (火)

【xyz】xyz紹介(4-3) 参加者の皆様:クイズ関係者の方へのお願い

 長いので分けてアップします。
 これは全3回中3回目。1回目はこちら、2回目はこちら

 「グレーゾーン以外」の方々をお呼びしようとする際、既存のクイズ関係者の皆様のご協力があればさらに効果的だと考えています。
 
 というわけで、これをお読みのクイズ関係者の皆様。
 もし周囲(職場とか学校とか)に「クイズに興味がある」という方がいらっしゃいましたら、その方に「xyz」を紹介していただけないでしょうか。

 かつてはブームを巻き起こし、今なお違った形でテレビ番組に定着するクイズ。「潜在的なクイズ好き」の数は、私たちが思っているよりもはるかに多くいる可能性があります。皆さんの職場や学校の中にも、実はクイズに興味がある方が何人かいるかもしれません(うちの会社にも、テレビ番組出場経験者が5人くらいいました……)。

 まったくクイズに経験がない方をクイズに誘う場合、ご自分が所属しているサークルに誘うのも一つの手です。ただし、既存のサークルに一人溶け込もうとするのは結構大変ですし、紹介者がそのサークルにいる間じゅうサポートしてあげる必要があります。そして、それはとっても手間がかかることです(紹介者だって他の人と違う話をしたいでしょうし)。
 また、プレーヤーのレベルや問題傾向を考えても、新しく来た方が楽しめるかどうかはかなり未知数です(やはり、「最初はこんなもんなんだよ」と紹介者がサポートしてあげる必要がある)。

 その点、xyzは「新しく来た人にも楽しんでもらう」ことに特化したイベントです。そのため、人間関係のサポートは各部屋のスタッフが責任持って行います(紹介者が見学していただけると、より安心感は高まるとは思います)。また、プレーヤーのレベルや問題傾向についても、初心者の方でも楽しめるレベルで揃えています。
 
 サークルに誘うかイベントに誘うかは、その方のキャラクターによっても変わってくるところだと思いますが、一つの選択肢として”xyz”を検討していただければありがたいです。

【xyz】xyz紹介(4-2) 参加者の皆様:グレーゾーン以外の方々

 長いので分けてアップします。
 これは全3回中2回目。1回目はこちら

 「グレーゾーン」の方々にアピールする一方で、「グレーゾーン」以外の方を呼ぶためにはどうするか?ということも重要な課題の一つです。
 「その他ゲームサークル」にも入っていない、「マジアカ」「ネットクイズ」にも特に興味がない…という方々です。これまでクイズ関係者には非常に少なかった「女性」「中高年齢」は、こちらのカテゴリーに入ることが多いです。

 これについては、「知人(家族/友達/恋人など)の紹介」が非常に大きな力を持つことを実感しました。これまでのxyzの参加者の中にも、「一人ではとても行く気になれなかったが、友達と一緒だから来た」という方も何人かいらっしゃいました。私たちが思っている以上に、「クイズ」の存在は認識されているし、「クイズを試しにやってみたい」という方も多くいらっしゃいます。
 私たちはとかく自分たちの趣味を「特殊=一般には受け入れられない」と思ってしまいがちですが、クイズは他のさまざまな趣味(スポーツ含む)と比べても、多くの人に受け入れられやすい趣味だと私は思っています。

 また、あまり経験がない人にとっても、さらには(友達につれてこられたなどで)もともとあまりクイズに興味がなかった人にとってさえも、やりようによってはクイズを楽しんでいただくことは十分に可能である……ということも再認識しました(職場や学校でレクリエーションに使うことだってできます→こちら)。xyzではそのような方にもクイズを楽しんでいただくよう、スタッフ一同取り組んでいます。

 現時点では、「もともとクイズをやられていた方」「グレーゾーンの方」に比べると、まだまだグレーゾーン外の方の参加は多くありません。が、このカテゴリーの方にも楽しんでいただくようなイベントを用意すること、そして積極的にこちらからも情報発信していくこと……は、今まで以上に意識して取り組んでいきたいと思っています。

 まだつづく。

【xyz】xyz紹介(4-1) 参加者の皆様:グレーゾーンの方々

 xyzについてのコラム第4回。今回は「参加者の皆様について」です。

 xyzの計画を練っていた当初は、「クイズサークルには入っているが、なかなかボタンが押せない方」がxyzの主な客層になると考えていました。しかし、いざ蓋を開けてみると、「クイズには前から興味があったが、クイズサークルには入っていない方」が多数参加されました。

 また、アーケードのゲーム「クイズマジックアカデミー」やネットクイズの力も実感しました。これらでクイズを新しく始めた方や、以前クイズサークルに在籍していたがずっと遠ざかっていた方も多くxyzに参加していただきました。
 さらに想定していなかった層として、ボードゲームなどの「その他ゲームサークル」の存在がありました。「ヘキサゴン」ボードゲームや「マジアカ」など盛り上がっていたことに加え、もともとクイズに興味を持つ層と重複していたこと、彼らとつながりがあるスタッフがいたこと……などもあり、特に札幌2では多数の参加をいただきました。

 xyzを実施して初めてわかったこととして、これら「グレーゾーン」の方々の存在があります。これまで「クイズサークルにいる人=クイズ界」と、「それ以外の方=一般の方」というのははっきりと白黒分かれており、「クイズ番組がない今、一般の方にクイズをアピールするのは無理だ」「そんなことをしなくても、興味がある人は既にサークルに入ってきている」という見方が(自分も含め)普通であったと思います。
 しかし実際には、黒(クイズ界)と白(一般)の間には、いろいろな濃淡のグレーゾーンが幅広く広がっていたのです。そして、「このグレーゾーンに対しては、クイズはかなり受け容れやすいものであること」であることがわかりました。
 現在xyzに多くの参加者の方がいらしていただいている要因としては、ネットや口コミなどの力を使い、この層に対してアピールできるようになっている……ということが大きいと考えています。

 つづく。

【xyz】xyz紹介(3) 形式・後篇

 ”スタッフノート”にも掲載した、今回実施する3形式の私的説明。

 【独創性&協調性多答(個人戦)】
 xyzでは2で初登場、今回で3度目になる独創性多答。このちょっと固めの名前、もともとはスタッフの間で「多答の形式をやろう」「せっかくだから独創性が問われるものを」という話をしていたら、いつの間にか仮の名前であった「独創性多答」というネーミングが耳になじんでしまったのが由来です。目で見ると固いですが、口に出してみると「どくそーせーたとー」。長音が多く妙に発音しやすいのが、なじんだ理由でしょうか……。
 
 一方、今回初登場となる協調性多答。長戸勇人さんの「クイズは想像力<応用篇>」には「ジェミニクイズ」という名前で掲載されている形式です。「ジェミニ」という名前もなじみ深いんですが、今回は「独創性」に対比させる意味で「協調性」という名前にしました。
 12年前、まだ高校生だったとき、よくクイズ研でこの「ジェミニ」をやっていました。最初は「六歌仙」「国連の非常任理事国」「Jリーグのチーム」など「クイズでよく出るネタ」だったんですが、だんだん「”ア”で始まる国名」「ヨーロッパの都市」など範囲が広くなり、しまいには「古今東西・NHK教育の番組」「戦国武将」となんでもありの方向に。
 この形式、もともと「なぜこんなマイナーな答えに集中する?」「なぜこの答えが一人?」という意外な状況が続くんですが、これがクイズ研の仲間内でやるとさらに酷いことになってました。「”ア”で始まる国名」で7人中4人が「アンチグア・バーブーダ」と書いたり、「ヨーロッパの都市」といえば10人中6人が「ガルミッシュ・パルテンキルヘン(第4回冬季五輪が開催されたドイツの都市)」だったり、その一方で「アメリカ」「パリ」が1人だったり。
 なぜかうちの高校のクイズ研はこの形式が大好きで、午後3時にスタートして10時に終わったこともありました。あの時感じた妙な充実感は、一体なんだったんでしょうか……。

 【ブレインサバイバー風クイズ】
 前回もちょこっと触れた「1年生から提案があった、最近のテレビ由来の形式」です(ブレインサバイバー自体見たことないんですよ。東大クイズ研の津田くんが優勝したってことしか知らない)。記憶力と知識、両方が問われる分、プレーヤーとしては必死……そんな形式です。

 【Girl Hunts ”the World!”】
 2001年に行われた「KITSCH Return(キッチュ・リターン)」というクイズイベント内で行われた形式。KITSCHのことについて語りだすとそれだけで1ヶ月くらいかかりそうなくらい思い入れのあるイベントなので、そちらは略(quiz_too_funで問題集・ビデオが発売されていますので、よろしければどうぞ。ビデオは大阪版が一番おすすめです)。
 
 ある程度ポイントを重ねた人から、8択クイズに挑戦できます。とはいえ先手をとったチームが絶対有利とは言い切れません。「選択肢が4~5個に減ってから勝負をかける」という戦略もアリでしょう。現に、KITSCHのときは1番目の指名で正解した(確率=1/8)人がいる一方、最後の最後でようやく勝ち抜けた(確率=1/1)人もあり、と悲喜こもごもでした。 


 とまあ、そんな感じの「シンプル+一ひねり」なクイズ形式を今回もやっていきます。
 「次回以降はこんな形式がいいのでは」というアイデアがありましたら、教えていただければ幸いです。

2005年3月20日 (日)

【xyz】xyz紹介(2) 形式・前篇

 xyz=1では、
 「まだイベントに行ったことのない方でも、馴染みの深い形式がいいだろう」
 と考え、「タイムショック」「ミリオネア」といった形式を用意しました。

 これら「テレビのクイズ番組を模した形式」については、「やってみたい」という声も頂いておりますし、こちらとしても興味はあります。
 とはいえ、

 ・オペレーション面(パソコンが必要となる形式は、全国で開催することやタイムスケジュール、マシントラブル時のロスタイム等を考えると及び腰になります)
 ・世代間ギャップ(たとえばウルトラクイズを模した形式をすごく喜ぶ方々がいる一方、中高生にとっては「何それ?」となりかねません。xyzはかなり年代の幅が広いので、その点を留意しています)
 ・1でやったときの反応(テレビ番組系だから凄く反応がよかった、というわけではなく、他の形式との差がそれほどなかった)

 といったことを考え、今回も「タイムショック」「ミリオネア」等については見送りました。
 これらの企画をやらなくても、クイズを”やる”楽しさは伝えられる……と判断しての結果だとお考えいただければ幸いです。

 とはいえ、「どうしてもやってみたい」というご意見がアンケート等でかなり多いようでしたら、再検討いたします。
 その際はよろしくお願いします。


*************************************


 ところで、今回の形式を決めるにあたり、現・大学1年の世代からも案をいくつか出してもらいました。
 そこで出た意見が、「記憶力絵心クイズ」(ぷっすま)や、「ファイブリーグ」(ネプリーグ)。

 「クイズ番組のバラエティ化(視聴者参加型の番組が減って、芸能人出演のクイズバラエティが増える)」はかなり前から指摘されていましたが、その一方で「バラエティへのクイズの導入」という逆ベクトルも、僕が知らない間にあったのかもしれません。ファイブリーグとか(実は彼らが提案するまで知らなかったんだけど)ある意味「天」ですしね。もともとクイズはかなり低予算で作れるし、いったんフォーマットを作ってしまえば定番化もできる点、「複数のコーナーをつなぐタイプのバラエティ」にはうってつけでしょうし。

 クイズのあり方はさまざま。
 「ウルトラ」「タイムショック」「ミリオネア」なども一つの楽しみ方でしょうし、「記憶力絵心」「ファイブリーグ」も一つの楽しみ方。
 xyzはそんないろいろな楽しみ方を(できる範囲で)提案できるようなイベントでありたいし、オペレーション面などの理由で提案しきれないところは「Quiz Park」などで補完していきたいな、などと考えています。

【xyz】xyz紹介(1) まえがき:今回、一番心がけていること。

 3月26日(土)のxyz=4福岡まで、あと1週間。
 xyz公式ページと連動しながら、このblogでもxyz関連の記事を書いていきたいと思います。
 「告知」に近いことは公式ページの”スタッフノート”、それに対する「感想」「雑感」についてはこちらのblogに書いていきますので、両方ご覧いただければ幸いです。

 というわけでまずは第1回。
 xyz=1東京を開催したのは2003年11月9日。考えてみれば、もう1年半近くも経ってしまったわけです。
 僕自身の生活は相変わらずですが、子供が4ヶ月→1歳9ヶ月になったのが一番大きな変化でしょうか。quiz_too_funのレンタル用早押し機の動作チェックを手伝ってくれるまでに成長しました。早押し機しまうと泣くんですよ。誰に似たのやら……。

 xyz=1東京を開催したときには、従来全くなかったコンセプトのイベントだけに、不安でいっぱいでした。「結局知ってる人しか来ないんじゃないか」「本当にこのスタイルでよかったのだろうか」と。ここらへんは当時のスタッフノートにまざまざと表れています。
 そして東京1の当日。100%成功したとはけして言い切れない出来でしたが、「クイズを”やる”楽しさ」を伝える、というコンセプトはまずは果たすことができました。今思えば、一番ドキドキしていたのはこの東京1の前夜でした……。


 もともとxyzは、「もっと多くの人に、クイズをやる楽しさを伝えたい」ということを目的にスタートしました。
 「クイズに興味を持っているけど、なかなか踏み込めない」初心者の方に、抵抗なくクイズを楽しんでいただく……という点については、xyzのスタイルは非常に適していると認識しています。また、2005年3月時点で、同じようなコンセプトのイベントはほぼ皆無であり、xyzを今後も一定のペースで続けていく意味はあると自負しています。

 その一方で、xyzは上の目的を果たすためのひとつの手段であり、「xyzを続けること」そのものが目的ではないと私は考えています。目的を果たすための手段は一つではありません。雑誌の発刊、初心者向けサークルの結成、地方公共団体との連携、ネット上でのクイズ、中高年齢層にターゲットを合わせたPRなどなど。
 これらの新しい試み(後日掲載します)と、xyzの継続開催を両立させていくことで、相乗効果が狙えるのではないか。逆に言えば、「無理なく」かつ「これまで以上のクオリティで」xyzを継続開催できるような仕組みを作っていく必要がある……。

 今回、第4シリーズのプロデューサーをするにあたり一番心がけているのは、こういった中長期的な「仕組み作り」の点です。
 もちろん、「初心者の方を中心に」「いろいろな問題・形式で」「クイズを"やる"楽しさを伝える」というコンセプトを達成するのが最優先です。というより、これまでの経験を考えると、このコンセプトは達成して当たり前……と自分にプレッシャーをかけている昨今です。

 というわけで、どんどんどんどん話が堅くなってきたので、今日はここまで。

2005年3月 7日 (月)

【近況】祝・結婚!×3

 28にもなると同期の結婚ラッシュです。2月のham帽とか。4月も一人。
 ……と思ったら今日、さらにもう一人からメールが!

  アニメ「機動戦士ガンダムSEED Destiny」において”ヨップ・フォン・アラファス”役で声優デビュー。ニックネームを”YOPPY”という、ニッポン放送の「アキバ系」アナウンサーは誰?
 Ans.
吉田尚記(ひさのり)
 (今作った)

 結婚おめでと!パーティー出席させていただきます。

 KQKの夏合宿でひたすら壁に向かって落語の勉強をしていた彼ですが、その数年後、西川貴教の指令で横浜駅前で落語をやらされるとは……そういう伏線だったのか……。

2005年3月 5日 (土)

【近況】2月後半レビュー&3月前半の展望

 沖縄から帰京後、仕事の山場が来てなかなか更新できませんでした。
 「過去の自作問を5問ずつ掲載すれば、それほど労力かからずに更新できる」という目論見だったにも関わらず……。
 このまま放っておくと「2週間に1回、近況を報告する」だけの、「Mr.Tumbling Down」時代からのグダグダサイトに安住しそうなので、ここらで気合入れ直します。

 さて、2月後半にあった大きな出来事といえばやはり沖縄旅行。
 豆腐ようも食いましたよ(「この味は切れる!」ととりあえず叫んでおいたから>とんぷう)。ソーキそば、ラフテー、さーたーあんだぎー、中身汁、ひーじゃー汁、ポーク玉子、沖縄ぜんざい、ゴーヤチャンプルー、フーチャンプルー、グルクン、あばさ(ハリセンボン)、タコライス、A&Wなどなど、どれも美味しかったです。あ、ルートビア以外は(薬臭い炭酸は苦手なんですよ→じゃあなぜ買う)。
 あと、やたら量の多い味噌汁も美味でした(500円するだけある。沖縄ではこれが普通らしい)。味は普通だけど量は異文化。
 食べてなくて心残りなのは足テビチ、海ぶどう、イラブ料理くらいかなあ。まあいいか、またいつか行くだろうし。ステーキは……わざわざ沖縄で食べなくても、と。

 【ここで一問】
  女優・国仲涼子がスカウトされたときには、これを出す店/でアルバイトをしていたという、「金時豆を使う」「かき氷をのせる」のが特徴的な沖縄名物のデザートは何?
 Ans.(沖縄)ぜんざい
 (劇団「魯鈍」(仮) 2003年6月「早押しボード」にて出題)

 ここで押して正解したのはとんぷう。やるなあ。

 沖縄ぜんざいの店、ガイドブックには「11時30分開店」って書いてあったのに、35分になっても開かない。もう一度ガイドを見直すが、定休日は別の曜日。あれっと思って電話をすると、7コールくらいしてからようやくオバアが出て、「45分くらいに開けます」と。コンビニで時間を潰すこと15分、開店したのは結局12時近くでした。沖縄には違う時間が流れているってこのことか・・・。

 琉九大学オープンは決勝に進出するも5位(というか2人目の失格)。短文と長文が交互に出され、その積が16点に達したら優勝。3×失格……というルール。勝てる可能性はかなりあった、というより勝つべき勝負だが、「植木通彦」を「通夫」と答えるなどのミスもあり自滅。8年前に正解したことがある問題だけにがっくし。
 しかし、なぜミスしたかといえば、ひとえに「サダヲに短文で先行される」ことでメンタル的にかなり追い詰められていたことが大。特に「かまど開き」の正解は衝撃的でした。当日もさることながら、事前の準備段階で既に勝負が決していた感があります。
 それにしても、あの「1、2、3、スラッシュ!スラッシュ!」のかけ声、スラッシュだったら右腕を斜めにした方がいいんじゃないのか、と糺したい。
 (琉九についての詳細は松くんblogが詳しいです)

 スタッフの皆様、お疲れ様でした。参加者全員、「沖縄に来た甲斐がある!」と思えたいい大会だったと思います。 準決勝の「西鉄爆破クイズ」は心臓に悪かった……。 
 泊めていただいた仲松くん、ありがとうございました(ホテルあったのにも関わらず)。たんなふぁくるー美味しかったです。

 【松くんblog見るまで忘れてた、自分の一言】
 「守礼門は行っといた方がいいよー。自分のスケールの大きさがわかるから」
 (首里城の他の門は見る価値あると思いますよ。あとは西のアザナ(物見台)とかも)

 ……んで、東京に戻ってきてからはひたすら仕事の山、山、山。ここからの2週間は正直よく覚えてません。26(土)・27日(日)もお仕事だったせいもあり、曜日の感覚が全くなし(テレビを全く見られていないから、というのも有り)。あ、前日5時まで飲んでても、3時間寝れば人前で話ができるんですね。そんな自分を再発見(バカ)。
 特に大きな山場だったのが28日(月)。これが過ぎたのでまずは一安心。1日1時間くらいはクイズ関連の業務に割けそうです。4月になったらかなり厳しいんだけど。

 そんなこんなだったので、自分が28歳になったことを忘れてました。
 クイズ関係者からも仕事関係者からも、「まだ28なの?」「もっと上かと思ってたよ」と言われるのはなぜだろう。


 3月なんですが……そろそろxyzとparkの作業の本番がやってきます。
 xyz発新サークルの例会も。今度は名前が決まるのか?
 あとはabcと誤3。今年も皆さんの活躍を楽しみにしています。
 仕事の目標は、「どこかで3日振休をとれるよう、うまく段取ること」。不可能ではないはずなんだけどなあ、むむむ。

« 2005年2月 | トップページ | 2005年4月 »

<告知>

  • 1.mono-series~クイズNo.1物知り決定戦~
     2013/12/8、東京・大阪・福岡+αで開催!ペーパー・早立ちを用いた「幅広い知識を競う真剣勝負」です。兼任スタッフエントリー受付中!
  • 2.クイズサークル「シンサクール蒲田」
     2011年に発足したクイズサークルです。蒲田を中心とした東京周辺で、1~2月に1回活動を行っています。初心者から強豪まで、若手からベテランまで参加者募集中!
  • 3.クイズ企画共有化計画"Q_loud"
    「クイズの企画を共有化し、各サークルで実施しよう」という試みです。
  • 4.クイズポータル
     「クイズ」に関連する情報を集めたポータルサイト。「クイズ」で検索したときに上位に出るよう、サイト・ブログをお持ちの方はリンクを貼っていただけると有難いです!

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

twitter