【提案(イベント)】Quiz Road Cupの筆記通過枠について
Quiz Roadのトップページに、
次回はいよいよ節目の第5回。筆記通過枠も少し広げようか、と思案中です。これについては賛否あると思いますので、ご意見があれば掲示板などに書いていただけると嬉しいです。
という日高くんのコメントが書かれていました。
以下に書いたことは、日高くんに出したメールを一部書き直したものです。
外野からの意見ですが、私は「広げない方がいい」と思います。理由としては……
(1) 目標としての筆記枠
「狭き門」だからこそ、「目標になりうる」という意味で価値が出てきます。(そういう意味では、2004年のマンオブが筆記通過枠を50人から32人に大幅削減したのは、大英断だと思います)
また、1~4回目との比較のしやすさを考えても、「20人+早押しで10人」という枠は変えない方がいいかな、と。
(2) 早押し参加者の調整としての筆記枠
現在のスタイルで、時間的(6時終了)にも人数絞りのバランスはちょうどいいと思います。筆記枠を増やすことは、それ以降のクイズの絞りを厳しくするか、量や時間を増やすことにつながります。3名というスタッフで回すことを考えても、筆記枠を増やすことは個人的には賛成できません。
ただ、「今まで敗者復活でしか早押しに参加できていない」方が多数いるのも確かですし、できるだけ多くの人に参加させてあげたいというのも理解できます。
そこに配慮するのであれば、いっそ
「筆記を抜けたことがない人だけで行う、クイズロードカップチャレンジ大会」
……があってもいいのかもしれません。
「大食いチャンピオンシップ」と「大食い新人戦」のようなモンです。
(日高くんが好きな)ものまねにもそういうのあったっけ?
実際問題、クイズロードカップにおいて、筆記は割と下克上がおきやすいですが、現時点では早押し・ボードで下克上を起こすのはきわめて難しい。
もはや「若手」とは言いがたい20代半ばのキムヨーやノダシューが、ようやく早押しで頭角を表したくらいです。田村くんやキミカさん、もっといえば望月さんや古林さんといったベテランも、毎回早押しで抜けるような面々に追いつくにはかなりの時間と努力を必要とせざるを得ない(番狂わせは起こるかもしれませんが、可能性はあまり高くない)。
そんなこんなで、ペーパー通過枠を広げても、あまり効果は出ないというのが僕の所感です。それよりは限定戦をやった方が面白いのでは、と。
勝手な意見かもしれませんが、今の上位陣(自分含む)がクイズをできる機会は、現状では十分すぎるくらいにあると思うんですよ。クイズロードカップで上位に進出する層は、他のクイズイベントでもバンバン早押しができる。
ところが、中位以下がステージでクイズをできる機会はほとんどない。まして若手や初心者はまったくない。
「ステージでクイズをやることで得られるもの」は、かなり大きいものがあると思っています。クイズに触れる「量」×「質」が高ければ高いほど実力向上やモチベーションupにつながります。ステージでのクイズは、「量」は大したことなくても、「質」の面で非常に大きな効果がある。……にも関わらず、現状ではその機会を上位陣が結果的に奪いすぎてしまっている。これは、あまりいいこととは思えないのです。
そういった意味では、クイズロードカップに限らず、もっと「出場資格を限定した実力No.1決定戦」があった方がいいかと思います。学生限定とか、筆記を抜けたことがない人限定とか、未勝利限定とか。
*昔話になりますが、私が大学に入学した1995年頃は、「大学でクイズをスタートしても、頑張れば1年の終わりにイベントで筆記通過、2年で決勝まで進出、3年で優勝に絡む」という方がかなりいました。「壁の高さ」を考えると、今とは隔世の感があります。大半の社会人が卒業するとクイズから離れていった=イベントの参加者層の大半が学生であった、というのが大きな要因です。たとえば1997年の明大オープンを見ると、予選通過の大半は学生です(参考:舟太さんのHP)。
「社会人になってもクイズを続けることができる」ということ自体は非常にいいと思います。また、「高ければ高い壁の方が登った時気持ちいいもんな」という考えもあるでしょう。しかし、「初心者や中級者にとって、あまりにも壁が高すぎる」のならば、なんらかの手を打つ必要はあるのでは……と考えています。
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