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2005年1月

2005年1月27日 (木)

【問題】書き出しを出す「必然性」

  「澪が死んだとき、ぼくはこんなふうに考えていた。ぼくらの星をつくった誰かは、そのとき宇宙のどこかにもうひとつの星をつくっていたんじゃないだろうか、って。そこは死んだ人間が行く星なんだ。星の名前はアーカイブ星。」という書き出しで始まる、現在大ヒット中の小説は何?
 Ans.
「いま、会いにゆきます」
 (2004年11月23日・魯鈍例会「ペーパー祭」にて出題)

 舟太さんのサイト紹介で「ペーパー祭」の問題を出したので、ついでに一問披露。

 クイズにはよく、「小説などの書き出し問題」が出てきます。
 もともと出題されていたのは、「クイズ以外で有名な書き出し」でした。

 一般常識:「親譲りの無鉄砲で……」「天は人の上に人を造らず……」
 授業でやる:「月日は百代の過客にして……」
 書き出しの名文として有名:「きのう、ママンが死んだ」「人は女に生まれるのではない。女になるのだ」
 時事として一般的:「朝起きると泣いていた。いつものことだ。」

 つまり、「~という有名な書き出しは~」ということで、一般的に取り上げられるものが多いものです。
 だからこそ、前フリとして書き出しを出す「必然性」がある、と。

 ところが、このような問題が多く出るようになった結果、クイズプレーヤー達は「対策」のために、とにかくひたすらいろいろな問題の書き出しを覚え始めます。僕もとにかく手当たりしだいに覚えたりしていました。
 とはいえ、全ての小説・エッセイ等の冒頭が、上の基準に当てはまるわけではありません。あまり印象に残らない書き出し、風景描写が延々と続くような書き出しもある。書き出しを出す「必然性」を感じないものも多々あるのです。
 プレーヤーが「対策」としてそれを覚えるのが第一目的ならばそれでいいのですが、出題者が「人を楽しませる問題」として出すとしたら、なんでもかんでも機械的に書き出し問題として出せるものではない……というのが僕の考えです。

 ……というわけで、僕が今この手の「書き出し問題」で出すのは、
 (1) 文体や表現が非常に特徴的
 (2) 登場人物の名前が出ている
 (3) ストーリーに関連する、重要なキーワードが出ている
 などなど、出す「必然性」があると思える問題に限定しています。逆に言えば、自分が「必然性があるとは思えない」と思う問題は出さない(一応チェックしておくのが悲しい性)。いや、「出すな」というわけではないですし、「必然性があろうがなかろうが、クイズで競われるべき知識で、限定すべきではない」というのも一つの考えと思います。が、出題者としての僕は多分出さないだろうなあ、と。
 必然性のあるなしを判断するのは難しいのですが、僕の中の基準では「その本を読んだ人が、書き出しの部分だけで分かるか否か」というのがあります。逆に言えば、「その本読んだけど、そんな書き出し覚えてないよ」って問題もたまに耳にするんですよね。

 (1)(ちょっとイレギュラーケースですが)
  「すまん。俺も裏ぐった。文才が無いから、過程は書けないけど。このスレまじで魔力ありすぎ...おまいらにも光あれ...」が最初の書き込み。彼女・エルメスとつきあうために2ちゃんねるで相談することで変貌を遂げていく、今年blogを中心に急速に広がった「伝説」の主人公は誰?
 Ans.
電車男
 (2004年7月20日・魯鈍例会「ブロックバスター」にて出題)
 ……「裏ぐった」あたりでバーンに押されました。

 (2)(3)という意味で出したのが、冒頭の問題です。
 (2)については「澪」というヒロインの名前。
 (3)については、その「澪」が死んでいるという、ストーリー上の重要な情報。そして「アーカイブ星」という、これまた重要な単語が出ている。こういう本が関連商品として出るくらいですし。

 といった理由で出題したんてすが、正解者は20名中2名。
 あれっ?と思ったんですが、この問題には出題者も予期せぬ思わず効果(解答者からすると落とし穴)がありました。

 それは、「表記が意外と難しい」「しかも普段略されている部分」ということ。
 「今」「逢いに」「いきます」「。」と書いた人が多いこと多いこと。

 そういう意味では、「書き出し」として出す必然性もさることながら、「ペーパー」として出す必然性があったんだなあ、と今になってみると思います。

 <本題とは関係ないですが>
 「。」で思い出しましたが、「モームスの"。"にこだわるんだったら、これにもこだわれ」という一問。

  メンバーは緒方龍一、千葉涼平、橘慶太。「Forever Memories」「Feel The Fate」「Paradox」などの曲で知られる男性アイドルトリオは何?(4年前の問題なので曲はちょっと古いです。失敬)
 Ans.
w-inds.(途中のハイフン、最後のピリオドがないと不正解←でもカナで書かれたら正解にせざるを得ないのが弱い)
 (2001年11月23日・魯鈍例会「マンオブペーパー突破支援局」にて出題) 

【注目】定番サイトの新しい試み

 ここをご覧の方の大半が、もうすでに見られているとは思いますが・・・。

 クイズ関係のサイトの中では最古参の一つ、「鈴木舟太のクイズホームページ」。情報部門を「一心精進」に引き継いだ後も、舟太さんの日常、ニュース、写真などを中心にほぼ毎日更新されています。
 自分自身、今は「ニュースサイト」として舟太さんのページを毎日拝見しています。

 今年に入ってから、「無駄知識」「無駄洒落」を毎日更新されています。
 このうち、「無駄洒落」はどちらかというか「クイズによく出る単語」を中心でした。
 ……が、2005年1月26日に掲載された「S26」。
  

 <引用>
  S26.畑(はた)焼いたら負けかなと思ってる
  稲の時分は刈ってると思います(24歳・ノーカ)

 これの認知度がどれくらいなのかが個人的には気になります。
 「勝ち組」と「負け犬」が結婚したら、それって一種の「ヒモ」ってことだよねえ。

最近、「働かない若者」を表すときによく聞かれる言葉「ニート」。これは何の略? 
Ans.
Not in Employment, Education or Training(Eの順番は逆でも可)
 (2004年11月23日・魯鈍例会「ペーパー祭」にて出題)

 ……これ、かなりの時事ネタなので正解者が多いと思ったら、意外にも2人だけでした。まあ、「大筋はわかってるんだけど語尾間違えやすい」問題ではあるんだけど……。

2005年1月23日 (日)

【近況】チョーキムチいい

 xyzの名札のMy Favoriteに「チャンヂャ」と書くほどのキムチ好きの橙です。
 そんな橙が好きなキムチ。

 <大泉物産
 結婚前に妻は大泉学園に住んでたんですが、そのときに近所にあったキムチ屋さん。
 チャンヂャもさることながら、ホタテチャンヂャ、白菜キムチ&辛口白菜キムチ、ケジャン、ザーサイ……いずれも美味。
 辛いのが好きな方には、辛さ増しの「辛口白菜キムチ」がオススメ。辛いんだけど甘い!辛口だけど「むう、このキムチは辛すぎる」ということはないと思います。

 通販サイトもあり!
 ここのキムチは送料600円かけてでも食べる価値があります。
 
 <アリラン亭(上野)
 有名な上野のキムチ屋。
 海の幸も豊富に入った「ポッサムキムチ」がオススメで、兄とよく食べてました。
 チンゲンサイのキムチやカキのキムチなど、とにかく種類が豊富。
 通販やってくれないかなあ……。

 オススメキムチ(特に通販やってるところ)があったら教えてください。
 蒲田は朝鮮半島出身の方が多いはずなんですが、その割にいまいちいい店がないんだよなあ、キムチは。

【近況】予知だったんだろうか、あれ。

ここを観てくださっている皆様へ…。  投稿者:(ある関係者の名前)  投稿日:11月19日(金)16時15分8秒

私が書くと生意気だと思われがちですが、
ここを管理していらっしゃる、橙武者さんがしばらくネット生活から離れるそうです。 

ネットを利用している皆様は仕事があって趣味としてのネットだと思います。

橙武者さんはネットをやっていてある自覚症状が表れてしまいしばらくネットから離れてリフレッシュをはかるそうです。
掲示板を観て下さった皆様も自分やばいなと思ったら、ネットから離れてみるのもいかがでしょうか?
自分も症状に陥った一人ですので、他人事とは思えなくなり書き込んでしまいました。

この内容が不適切なら削除してくださっても結構ですので…。

 …という謎の騙り書き込みが、quiz_too_funのBBSにありました。11月19日。
 えっと。書き込んだ本人の意図とは全く関係なく、この書き込みはある一面の事実を表していました。

 「ある自覚症状」。
 それは、「ゲームをやっていて、すぐ攻略法をネットに頼ってしまうこと」。
 FFⅧ以降、ほとんどのページはある程度進むとついネットを見てしまい、だんだん「ネットに書いている通り進め、アイテムなどを全部とりきらないと気持ち悪い」と感じるまでに……。

 そんな自覚症状が出て「やばいな」と思ったので、ネットから離れました。
 攻略サイトから。
 きっとこの人もそういう症状が出たんだろうねえ。ドラクエⅧ発売前だし。

 というわけでドラクエⅧ、ほとんど最終局面に来たと思われます。今のところ攻略サイトは見てません。
 が、「れんきんがま」関連で検索したいのを必死で我慢する日々。
 最強の武器、どうやったら作ったらいいんだろう……片方はなんとなくわかったんだが、もう片方がわからない……。

【注目】北海道のゲームサークルが熱い!

 xyz=3札幌に、札幌テーブルゲームクラブタブロイドの佐野まさみさんが取材にいらしていただきました。
 佐野さんのサイト「Gameperson's Site」

 タブロイド22号には、xyzの模様、最多☆獲得者の吉岡さんのインタビューも載せていただいています。
 「卓組み」という表現は新鮮でしたが、ゲームサークルにとっては重要な点でしょうねえ。
 どのように卓組みされているのか(特にやりたいゲームもバラバラでしょうし)、一度ゆっくりお伺いしてみたいものです。

 それにしても、ゲームサークルの数の多さ(北海道だけでサークルが12、イベントが3)や幅の広さ、そして情報の充実ぶりにはびっくりしました。
 また、サークルごとの活動内容や活動会場の地図も掲載しているのも非常に親切。
 クイズサークルに関しても、このような情報発信をどんどんやっていきたいですね。

 佐野さんのblogも併せて拝見。
 デザイン、@nifty2ですね。ということで、記念にうちも@nifty2に戻しました。
 この問題面白いなあ……。シェイが人名なのは知っていましたがこの問題の内容は知りませんでした。

【提案(サークル)】クイズサークル、ちょうどいい人数って?~おまけ・グラスラ篇~(6)

 「適正人数」のおまけとして、関東のクイズサークル・グランドスラムに関して。
 (4)でも書きましたが、グランドスラムの中野さんらに対して、「グランドスラムを半分に割ってみるってのはどうでしょうかと提案したことがあります。
 
 これまで、「クイズサークルに入っていないんだけど、新しく入りたい」という方が出てきた場合、僕はほとんどの場合グランドスラムを推薦していました(そんなに事例はないんだけど)。ずっとクイズをやれること、雰囲気、強豪だけではなく初心者も参加している……などがその理由です。
 
 現在もすばらしいサークルであることには変わりがないのですが、「初心者を推薦できるか?」といえば、正直現状のままでは厳しいと思っています。というのも……

 ・人数が多い→基本的に全員一斉でクイズをやるので、なかなかボタンが点かない

 ・その上、中野さん、西山さん、舛舘さん、関さん、田中さん、天一下品さん、小倉さんなど、強豪プレーヤーが「升で量り、車に載せるほど」いて「やんぬる哉」(「吉川三国志」風表現)
 →初心者からすればなおさらボタンが点かない(さらにはさいやとかham帽とかバーンまで時々行ってるわけで)

 ……そりゃ、「社会人サークル実力ナンバーワン」の称号は伊達ではない。
 その一方で、初心者の方には推薦しづらいのですよ、壁が高すぎて。正直なところ。「最初はボタンが点かないことを覚悟の上で、それでもガシガシやって強くなりたい」という方には推薦できるんですが。

 *その他、関東にある社会人サークル「バナナクラブ」「OBA-Q」にしても、人数が早押し機の台数ギリギリであること、プレーヤーのレベルを考えると、初心者の方には自信を持って推薦しがたいのです(もちろん前提として、「ボタンが点く機会が多いサークルの方がいい」というのが僕の考えです。どちらのサークルも雰囲気はいいのですが、ボタンを点けられるかというとちょっと難しいのでは……と思います。もちろん「ボタンが点く機会」よりも「雰囲気」を重視したい、というのも一つの考え方です)。ある程度クイズ経験のある中級者にはぜひお勧めしたいのですが。
 xyzの次のステップがかなり険しいわけで、今回初心者向けサークルを立ち上げたのもそこに理由がありますが、またそれは別の話。


 閑話休題(と書いて「それはさておき」と読む←また「吉川三国志」風。っていうか司馬遼太郎か)、「現在のスタイル(全員一斉にクイズを行う)では、グランドスラムの人数は飽和に達しているのではないか」→「一企画の参加人数を一定数に制限することで、初心者でもより密度濃く楽しめるようにする」ということを、会員でもないのにおせっかいですが考えてみました。
 で、「二部構成制」というのを、グランドスラムにあった形、というより話しかけた相手に合った形で提案してみました。
 

 まず舛舘さんには、上に書いたようなことをストレートに、飲みの場で熱く訴える。
 小倉さんにはまだお話する機会がないですが、もしお話するとしたら……「雲が晴れると、そこには"グランドスラム天国コース"と"グランドスラム地獄コース"が(後略)」←若い世代の方に。第10回ウルトラクイズです
 天一下品さんにもまだお話する機会がないですが、おそらく…「開催地区は、たとえば西川○と○原と川崎○ノ内で(後略)」
 

 で、中野さんに対してですが、こんなことを実際にお話ししました(もちろん以下は全て架空の話です。というより橙の妄想です。念のため)。
 
 ・まず、中野さんが例会途中に脇屋会長に向かって、「あなたのやり方にはついていけない!」と絶叫、席を立つ。
 ・以後、「脇屋軍」と「中野造反軍」の両派に分かれ、血みどろの抗争。BBS上でもお互いが挑発しあう展開。
 ・3~4ヶ月に1回、「特番」があり、両チームが激突。
 ・ロッカールームなどで突然仲間割れが勃発。突然にも関わらず、なぜか胸にはピンマイク。
 ・もちろんディーバ対決もあり(誰vs誰?)。
 「…といった感じで"グランドスラム・スマックダウン"と"グランドスラム・ロウ"の2サークルがあって、あとは初心者向けの"グランドスラム・ヴェロシティ"が(後略)」

 この分野あまり詳しくないので、詳しい方、書き込みお願いします。

【提案(サークル)】クイズサークル、ちょうどいい人数って?~二部構成篇~(5)

 前回提案した「複数会場制」に次ぐ第二弾の提案が、「二部構成制」です。
 1月に立ち上げた初心者向けサークルでも、人数が20名以上になって早押し機につけない人が増えてきたら、このシステムを試してみたいと考えています。
 
 例会を、全員が集まる「全体例会」と、2組以上に分ける「エリア例会」の二本立てとします。

 【エリア例会】
・地域ごとで行なう例会。(例:「新宿/上野/横浜」「豊橋/名古屋/岐阜」「京都/大阪/神戸」など)
・基本的には居住地域の例会に参加するが、他地域の例会に参加してもよい。
・例会の内容は、大部分については各地域共通とする。(その分、企画を用意する負担が軽くなる)
・各エリアとも、1ヶ月に1回実施。ただし「全体例会」実施月は、エリア例会は実施しない。
 また、予定が入っても他の地域の例会に出られるよう、地域によって日程が異なるのが好ましい(普段は新宿の例会に参加しているが、たまたまその日が仕事だったので、その月は上野に行く……など)
・平均5~10名前後(ずっと早押し機につけるレベルの人数)を想定。

 【全体例会】
・3~4ヶ月に1回。(合宿形態もあり?) 
・全エリアの会員が集まる。30名近くの人数を想定。
・内容としては、「エリア対抗戦」「エリアをシャッフルしての個人戦」など。

 【このシステムのメリット】
・早押し機につける人数を、一定数以下に絞ることができる。
・かつ、例会中ずっとクイズに参加することができる。(見てるだけの時間を減らせる)
・企画を各地域で共有化することで、企画の負担を減らすことができる。
・日程を別にすることで、もし例会が別の用事とかぶっていても、別の地域の例会に参加することが可能。
 また、早押し機についても一台を使いまわす(一地域の例会が終わったら、すぐ次の地域に宅配便で送る)ことが可能。
・また、例会の開催場所がそんなに遠くない。参加者からすれば行きやすいし、地域の知人なども連れていきやすい。
・かつ、全体例会を実施することで、他の地域のメンバーとの交流も図りやすい(直接会う機会はどうしても少なくなるが、ネット上などでカバー)。

 
 【このシステムのデメリット】
・会場とか早押し機とかを準備する手間も3倍になる。誰かが準備する必要あり。
・エリア例会の人数が少なくなる分、話が合わないとキツいか。
・また、人数が少ないので、「レベルごとの企画」とかはやりにくい。
・他地域の人との接点が少なくなる(全体例会はあるんだけど)。

 というように、複数会場制でやっていることを、開催地・開催日をともに別にして行う……というスタイルです。

 複数会場制に比べると、以下のようなメリットがあります。
・会場・機材を確保しやすい=同一会場で2つ以上部屋をとるよりは、バラバラの会場・日程で部屋をとる方がやりやすい。また、一会場あたりの人数が少なくなるので、地域の公民館などでも活動が可能。早押し機も一台あればよい。
・上限の人数がない=複数会場制では2部屋が限界だが、このシステムでは、(部屋をとるスタッフが各地域がいれば)何地区でも開催できる。その分、「高密度」「大量」「低負担」でクイズができる人数が増える。


 いわば、「エリアごとに小さいサークルがある」「各サークルで問題・企画を共有する」「3~4ヶ月に1回、一同に会して交流戦を行う」と考えればわかりやすいかと思います。今回は「もともと人数が多かったサークルを分割開催する」というベクトルで考えましたが、逆に「複数のサークルが”連合”をつくり、普段は問題を共有、ときどき合同例会を行う」というベクトルもアリでしょう。
 「クイズをいかにして広げるか?」ということを考える際、「いかにクイズサークルを多く作るか」特に「地域密着型のサークルをどう作るか、地方自治体をどう活用するか」ということが重要なテーマの一つとなります。ただし、単にサークルをたくさん作ろうとするだけでは、企画を用意する負担が重すぎる。その負担を軽くするためにも、この「二部構成制」というのは有効な手段になりえると思います。

 以上、「クイズサークルの適正人数」という考えから、より「高密度」「大量」「低負担」でクイズをするためにはどうしたらいいか、ということについて考えてきました。
 複数会場制にしても二部構成制にしても、「一つのサークルをいくつかに分ける」→「それぞれの人数を減らすことで、より密度・参加機会を増やす」「問題・企画を効率的に使う」というところから来ている発想ですが、他にもいろいろな発想があるかと思います。
 もしいいやり方がありましたら、ぜひご提案をいただければ幸いです。

2005年1月19日 (水)

【近況】アフィリエイトもはじめました

  英語で「提携する」という意味の、Webサイトやメールマガジンに掲載されたリンクを通じて商品が購入された場合、その管理者に報酬が支払われるというシステムを何という?
 Ans.
アフィリエイト
 (2004年12月26日・魯鈍例会「61問早押しボード」にて出題)

 というわけで、blogに続き、アフィリエイトもはじめました。
 
 まず、quiz_too_funでは市販のクイズ本の紹介をしております。

 5~6年前、私はこんな問題意識を持っていました。
 「もう本屋には、クイズ本はほとんど置いていない→初心者や若手がクイズ本を手に入れる機会は減っている」
 「にも関わらず、ベテランの大半はクイズ本を読み込んでおり、それを共通認識としている→ベテランと初心者・若手の間の"情報格差"が広がってきている」

 このうち、前段についてはamazonのネット通販の発達によりカバーできるようになっています。僕も最近amazonを使い始めたのですが、「探している本やCDを探す手間が省ける」「にも関わらず、送料は1500円以上購入なら無料」というのは物凄いメリットで、「この本がほしい」というのが決まっているときは大体ネットで買っています(ただし、本屋で探すメリットとして「探していた本以外にも興味が広がる」というのがあるので、定期的に本屋には行こうとは思いますが)。

 では、ネット通販の発達により、情報格差は狭まったのか?といえば、答えは「NO」です。
 確かに、「買おうと思えば買える」時代にはなった。
 しかし、「クイズをやろうと思うんだけど、どの本を買っていいかわからない」「そもそも、ある時期のクイズ本がベテラン層(特に"イベントを主催する層")の共通認識となっている、という事実を知らない」ということは以前と変わりません。当たり前の話、「買おうと思わなければ買わない」わけです。
 その一方で、市販のクイズ本について紹介しているページはあまりないし、どこで買えばいいかもそれほどわからない(今回初めてamazonでクイズ本を買えることを知りました。15年前の本がまだ買えるとはびっくり)。

 そんなこんなで、アフィリエイトを始めてみることにしました。
 特に「早押し機レンタル」で早押し機を借りたいという方からすれば、セットで情報を得ることができる点、非常に相乗効果は大きいと踏んでいます。

 あと、このblogでは「自分が読んだ本」と、なぜか最近自分の中でブームが再燃しつつある「ゲームブック」について紹介していきます。もし気が向いたら覗いてみてください。

2005年1月16日 (日)

【注目】迂闊にもこのblogの存在、今日気づきました

 先日、通勤途中にSite K4のtoshiさんとばったりお会いしました。
 ってのもあり、今回ご紹介するのは、Site K4のコンテンツの一つ、「語源blog」です。
 実はこのblogの存在を知ったのは今日だったりするわけで、スマンです、と心よりお詫びしたい次第(やや文体模写)。

 「語源をチェックするのはクイズ関係者」だけと思いきや、実はクイズ以外の知り合いに「なんかクイズ出せ」といわれたときに、一番食いつきがいいのは語源関係だったりします。答えも割とメジャーなものにしやすい(=「そんな問題わからないよ」と引かれるのを防ぐことができる)し、「へー、あの名前ってそんな意味があったんだ」という。
 特に企業名とか商品名が割と反応いい気がします。って、自分がその手の問題を大学生のときから作りまくってるせいもあるんですが……。

 このblog、普通に読んでいてもむちゃくちゃ面白いし、クイズ的にも非常に役に立つかと。逆にここで紹介してしまうことで、みんながみんなチェックしたりとか、さらに「それはこの前語源blogで見た!」という事態が頻発しそうな気が……。 

 そういえば2月26日(土)には群馬で「語源の帝王」というクイズイベントも開かれるので、興味がある方は是非。
 っていうより、toshiさんこのイベント出たら強そうだなあ……。興味津々。

2005年1月15日 (土)

【問題】BUMP好きからの10の質問

 「まず、自分の好きなテーマから問題を作ってみよう」、ドラに次ぐ第2弾は「BUMP OF CHICKEN」です。

 (1) 英語で「臆病者の一撃」という意味のバンドはBUMP OF CHICKENですが、フランス語で「国家への一撃」という意味の、非合法手段により政治権力を奪おうとすることを何という?
(2) では、主人公・マーティが「チキン(臆病者)」と言われて逆上する……といえば、このロバート・ゼメキス監督の人気映画シリーズは何?
(3) 古来から下剤として漢方で使われてきたマメ科の植物で、昨年「君にBUMP」をヒットさせた4人組グループの名前になっているのは何?
(4) BUMP OF CHICKENのメンバーの出身地である、国立歴史民俗博物館があることや、陸上の小出義雄監督や野球日本代表の長嶋茂雄監督の出身地として知られる千葉県の都市は何?
(5) BUMP OF CHICKENの曲のタイトルにもなっている、「♪狙ったものは必ず貫く~」とされる、北欧神話の主神・オーディンが持つ槍は何?
(6) (5)の曲は明らかにこれに触発されている漫画で、のちに「デッドエンドの冒険」というサブタイトルで映画化されたときには彼らの曲「sailing day」が主題歌として使われたのは何?
(7) もととなったソフト「Future Splash」を略した名前がつけられた、Macromedia社が開発した音楽やアニメ画像を組み合わせるソフト、およびそのソフトにより作られたコンテンツで、BUMP OF CHICKENを題材にしたものも数多く出回っているのは何?
(8) BUMP OF CHICKENの曲をモチーフにしたドラマ「天体観測」にも出演していた山崎樹範(しげのり)、「トリビアの泉」でおなじみの八嶋智人(やしまのりと)らが所属する劇団で、その名前は「どんどん見にきてください」という意味があるのは何?
(9) 昨年発売されたBUMP OF CHICKENのアルバムのタイトルにもなっている、北欧神話において、 世界の中心にある樹といえば何?(若干の表記のブレは正解とする)
(10) ボーカル・藤原基央が一時期「理想のタイプの女性」「彼女とどうすれば結婚できるか真剣に悩んだ」と公言しており、彼らの曲「アルエ」のタイトルの由来となっている女性といえば誰?

 2005年1月10日の初心者向けサークルで出題。
 カッコ内は正解人数です(受けたのは15名)。
 BUMP好きでなくても答えられる、通常のクイズでも出題されるというのを意識して選定(10問目は除く)。
 トップは6点。参考記録はノダシューとウノの10点(そりゃそうか)。

(1) クーデター(9名:「ドイツで"魔女の一撃(Hexenschuss:ヘクセンシュウス)"」=ぎっくり腰とどっちをだそうか悩んだ)
(2) 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(9名:今思えば、「of」が答えになる問題を入れとけばよかった。「インリン・何・ジョイトイ?」とか)
(3) ケツメイシ(9名:現在3問目。まだBUMP OF CHICKEN関連の問題が出ていない……)
(4) 佐倉市(8名:ようやくまっとうなBUMP絡み。メンバー4名中3名は長嶋と同じ臼井小学校出身)
(5) グングニル(5名:別に北欧神話マニアだったわけではなく、ファイナルファンタジーシリーズの召還獣オーディンの技から来ているとか)
(6) 「ONE PIECE」(8名:「sailing day」のプロモには、女子高生などとともに30人のルフィが疾走している。アルバム収録曲「K」も、チョッパーとヒルルクのシーンという噂)
(7) Flash(9名:自分で探してみてくださいな)
(8) カムカムミニキーナ(3名:高橋克実は劇団「離風霊船(りぶれせん)」出身(すでに退団))
(9) ユグドラシル
(イグドラシルでも可)(6名:一般には「イグドラシル」表記の方がメジャー?この自治体はやりすぎな感)
(10) 綾波レイ(2名:Rei Ayanami→R・A→アール・エー→アルエ。アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のヒロインの一人)

 【ボツ問題】
 「(もし曲を聞かせられる設備があれば、ヒアリング問題として一問目に)この「ドッキング(”♪おっぱいがドッキング~おっぱいがドッキング~若いヤングがナウな服~若いヤングがナウな服~”と繰り返すだけの曲)」や「In my heart」などの曲を、シングルやアルバムのシークレットトラックとして入れているバンドは何?」(BUMP OF CHICKEN)
 「(「佐倉」の問題のあと)もともとはその佐倉に佐藤泰然が開いたオランダ医学の塾が前身である、医学部があることや箱根駅伝の強豪であることで知られる大学はどこ?」(順天堂大学)
 「BUMP OF CHICKENの曲にもなっている花「ハルジオン」を漢字で書くと?」(春紫苑)
 「大学時代に「サジタリウス」というサークルのメンバーだった男女7人が3年ぶりに再会する…というストーリーの、その内容から「愛という名のもとに」のパクリと批評されたドラマで、BUMP OF CHICKENの大ヒット曲がそのままタイトルになっているのは何?」(天体観測:カムカムミニキーナの前に出す予定だった)
 「(wide氏が作成した、「グングニル」のFlashを見せて)この「宝の地図」が登場する作品は何?」(たけしの挑戦状)
 「彼らのツアーやホームページの名前の一部につけられている(いた)、正式名称を「パモ酸ピルビニウム」という薬品で、一般にはぎょう虫検査テープの名前として知られているのは何?」(ポキール)
 
 あとはタイトル隠して「」の歌詞を出して、「この曲のタイトルとして考えられるアルファベット一文字」とか。
 「グロリアスレボリューション」の歌詞穴埋めで、「I'm a loser」か「We are the champion」とか。

 「おっぱい」で始まり「ポキール」で終わる展開も考えてたんだが、ホームページがリニューアルされて名前が変わってしまったので構成自体ボツに。

 あ、最後にしろはたに投稿されていたボーカル・藤原基央のエピソードを。(出典

桜井オタク疑惑ですが、そんなものは甘すぎます。今回はエヴァオタを公言している 若きミュージシャンを紹介します。と、言っても「ストーリーがどう」とか「謎解きがどう」とか、ほざいてる人は多いですが、彼は違います。キャラ萌え野郎だと公言しているのです!

彼の名は、藤原基央(ふじわら もとお)。バンド「BUMP OF CHICKEN」のボーカリストです。
インディーズのころから、カリスマ的(笑)な存在だったのですが、その当時のイン タビューで「好みのタイプは?」などという、ぬるい質問に「僕の理想のタイプは、 綾波レイちゃんです!」とあまりにも熱い答えを返してました。彼によると、アルバム「FLAME VEIN」の三曲目の「アルエ」は綾波レイをイメージして作った曲らしいです。

ちなみにタイトルの由来からして
綾波レイ→レイ綾波→R・A→アルエ
という具合で決定したらしいです。

他にも色々エピソードがあって

・しつこい追っかけに、「俺はアイドルなんかじゃねえ、勘違いするな」と叫ぶ
・ライブの流れを考えずに合唱するファンに、「人の歌を勝手に歌うな」と怒る(尾崎かアンタは)
・ローカル局とはいえライブがテレビ中継されてるのに、カメラに向かって「テレビの前で観てるヤツ、ライブに来い!ブラウン管ごしに観ただけで評価したら承知しねえぞ!」と凄む

などと、若くしてビックマンなオーラを発散させてます。

その割に、アンコールで登場するときに暖かい拍手で迎えられると
「こんな俺でも、認めてくれるのか・・・。」
と泣き出したりするあたり、若いって良いですね。

こんな人なので、作る歌は正直なところ青臭さ大爆発ですが、個人的にはこのバンドが大好きなので、変に丸くならないで欲しいものです。
願わくば、「クスリに溺れて声を潰したり、曲作りも忘れて不倫にのめり込んだり、 所属事務所の強欲社長ともめまくって人間不信」とかはカンベンして欲しいですね。

2005年1月14日 (金)

【近況】カプリチョーザ(気まぐれ)

 ココログはいろいろなデザインが選べるようなので、
 「更新のつどデザインを変える」
 ということをしばらくやってみようかと思います。というより、今、思い立った。
 パッと見で更新されているかどうかわかりやすいし(毎日更新できないことを念頭に置いてます)。

 問題の正解を白にしている都合中、白地のデザインしか使えないのがやや痛いか。
 とか言っておきながら、正解が見えるのを承知で白以外も使うかも。
 サブタイトルも変えようとおもったが、いろいろと反映しなければならないっぽい。めんどくさいのでやめた。

 いつものオレンジ(@nifty2)が一番いいんですけど、記事の表示幅がちょっと狭いのがネック。
 しばらく模索してみます。

【注目】ゲームブックブーム、再燃しないかなあ。

 橙は小中学生のとき、ゲームブックっ子でした。
 特に(定番ではありますが)鈴木直人氏の作品が大好きで、「ドルアーガ」3部作やら「スーパーブラックオニキス」やら、一通りマッピングした記憶があります。懐かしいなあ、「200度の方向に進む」(51階)。5年前に古本屋で「パンタクル」を買ってやり直したのもいい思い出。
 もちろん、「展覧会の絵」はゲームブックで覚えました(記憶喪失の主人公が、10の世界を旅する中で記憶を取り戻すという内容)。
 
 さて、ゲームブック関連の情報サイトに「さいろす民芸博物館」というものがあります。
 ここの管理人、サイロス誠さんに、なんとxyz=3大阪に参加していただきました!
 エントリーリストの中にサイロスさんのお名前を拝見したときには本当に驚きました。クイズとは関係なしに見ていたサイトだったので、fusiagesanさんにしろそういう方にいらして頂けるのは本当に嬉しいです。
 その上、blog記事を書いていただきました。本当にありがとうございます!

 ……ところで、今「ソーサリー」ってi-modeでプレイできるんですね。
 テクノロジーが進歩する一方、意外なコンテンツがしぶとく残ったりするもんだなあ。 

【注目】xyzのflash、ありがとうございました!

 先日、新サークルで「BUMP OF CHICKEN」というジャンル別10問ペーパーをやったんですが、そのうちの1問。

  もととなったソフト「Future Splash」を略した名前がつけられた、Macromedia社が開発した音楽やアニメ画像を組み合わせるソフト、およびそのソフトにより作られたコンテンツで、BUMP OF CHICKENを題材にしたものも数多く出回っているのは何?
 Ans.
Flash

 「グングニル」「K」「グロリアスレボリューション」あたりの「The Living Dead」収録曲は、まさしくFlash向きですよね。

 さて、そんなこんなで昔からFlashは好きでした。Lemax(「日光に骨粉」「社長会長えなり」など)とか特に好きだったなあ。
 しかし、まさか自分が携わった「xyz」の紹介Flashを作っていただける方が出てくるとは思いませんでした。感動。

 このfusiagesanさんの「NO NAME」、もともと「太鼓のタシヅン」で存じ上げてたサイトでした。Flashもいくつか拝見していましたし。
 んで、昨年のxyz=3のエントリーリストを見ていたら、「fusiagesan」というメアドが!本名で登録されていたのですが、失礼を承知で「ひょっとしてfusiagesanさんですか?」とつい確認してしまいました……。よくよくサイトを見ると、高校生クイズ関連のFlashもあったので、後になってなるほど、と。

 fusiagesanさん、ありがとうございました。次回のxyzでもお待ちしております!
 
 追記
 あの「愚問」、どこで出したんでしたっけ。フリバ?>スタッフの皆さん 

2005年1月12日 (水)

【近況】こんな時期に脱いだら死ぬ。寒くて。

 蒲田駅から東急の線路沿いの飲み屋街。
 ここには、80-90年代初頭、(20代後半の)橙にとってはちょっと懐かしい曲がBGMとしてよく流れています。
 
 昨日の夜24時頃、むっちゃ寒い時期。
 ……なのに流れているBGMは、よりにもよって真心ブラザーズの「サマーヌード」。
 
 それはそれで乙でしたけどね。マフラーに手袋して聞く「サマーヌード」。
 またスピーカーがおんぼろで音が割れてるのが乙。乙すぎる。
 あんまり乙すぎて、用もないのに遠回りして、フルコーラス聞いてから帰った。

 夜風は冬からの贈り物……ってもういいです。足りてます。寒いです正直。

 *歌詞はこちら(「エンドレス~」の方だけど、確か同じ)

 ちなみにこの飲み屋街にある「上弦の月」というラーメン屋、橙イチ押しです。よく休むというよりたまにしか空いてないけど。

【提案(サークル)】クイズサークル、ちょうどいい人数って?~複数会場篇~(4)

 関東のクイズサークル「グランドスラム」の掲示板で、ちょうど企画についての熱い討議が行われていました。ここ数日は新サークルの準備もありグランドスラムの掲示板は見ていなかったので、偶然の一致にびっくりしました。シンクロニシティ(共時性)とはこのことか……。

 グランドスラムについては、中野さんらに冗談半分マジ半分で「グランドスラムを半分に割ってみるってのはどうでしょうか?」という話をしたことがあります
 (おせっかいの域を超えて「内政干渉」じゃないか、何様のつもりだ、と気を悪くされる方もいると思いますが、今後この手の「内政干渉」はたびたび出てきます)。
 これについてはまたいずれ触れようかな、と。

 さて、本題。
 サークル全体の人数を制限せずに、どうやって「高密度」「大量」「低負担」なクイズを達成するのか?

 今回提案する案が、「複数会場制」です。
 いくつかの部屋で同じ企画を行うというものであり、イベントではxyzで実施しています。
 もともとは、かつて立命館大学クイズソサエティ(RUQS)がこのスタイルで活動を行っていました(というより、「人数が多すぎてそうせざるをえなかった」とチュ~さんに伺ったことがあります)。それを参考にした橙が、劇団「魯鈍」(仮)でこのスタイルを一時期導入していました。
 ボードゲームやテーブルトークRPGのサークルでも似たようなスタイルで活動しているそうですが、これらのサークルが一つの部屋内でできるのに比べ、音が重要な要素を占めるクイズの場合は複数の会場を借りる必要があります。後述しますが、これが大きなデメリットとなります。

 さて、サークルで行う場合、どんな感じになるのか。
 たとえば、桂さんが「神経衰弱クイズ」、児玉くんが「オセロクイズ」という企画を持ってきたとします。
 サークルを半分ずつ2組に分けます。そして、桂さんをB組、児玉くんをA組に入れます。

        A組      B組  |  桂さん     児玉くん
13-15時:神経衰弱         | Aで出題   神経衰弱参加
15-17時: オセロ   神経衰弱 | Bで主題    Aで出題 
17-19時:         オセロ  | オセロ参加   Bで主題 
 *空いた時間はフリーバッティング(ルールを特に決めずに行うクイズ)
 
 このように入れ違いで組むことで、企画者である桂さん・児玉くんも、もう片方の企画を楽しむことができます(フリーバッティングはできませんが)。

 【メリット】
 ・同時に企画に参加する人数を、サークル全体の半分に抑えることができる=参加者が高密度でクイズを楽しむことが可能。
  逆に言えば、適正人数の2倍(適正人数が12人とすると、倍の24人)サークルに受け入れることが可能となる。
 ・クイズを見ているだけの時間が少なく、ずっとクイズを楽しむことが可能。
 ・企画者からすれば、同じ企画を2度行うことで、反応をテストしやすい(特に実験的な企画の場合、このメリットが大きい)。

 【デメリット】
 ・部屋、早押し機、ともに2組ずつ必要。これがかなり面倒くさい。
  3部屋以上にすることは、できなくはないがかなり困難。
 ・企画が3つ以上だと、組み合わせがかなり複雑になってしまうし、時間がかかる。
 ・企画者が2回以上司会・出題を読まなければならないので、疲れる。
 ・サークルとしての一体感はやや損なわれる。(片方で盛り上がった話題が、もう片方で盛り上がれない、など)

 劇団「魯鈍」(仮)は当初このスタイルでやっていましたが、現在は人数が12人くらいなので、普段はこのスタイルはあまり使っていません。2部屋借りることもありますが、片方の部屋は大体昼寝部屋になってます(いろんな意味でもったいない)。ただ、大きなイベントの翌日などで参加者が多いときは、ときどきこのスタイルで例会を行っています。

 おそらく一番大変なのは、部屋の確保かと思います。2部屋空いている公共施設はあまりありません。1部屋確保するだけでも大変なのに……という声が聞こえてきそうです。
 また、3部屋制以上で行うのは、「部屋」「早押し機」「スケジューリング」「企画者のスタミナ」「サークルの一体感」、すべてにわたってかなり無理が生じてきます。よくて2部屋制が限度でしょう。となると、適正人数の2倍というのが上限になってきます。それ以上の人数で「高密度」「大量」「低負担」を達成しようとすると、別のやり方を考えなければなりません。

 ただ、「適正人数の倍、受け入れることができる」または「従来よりも倍の密度・量でクイズができる」というメリットはかなり大きいと思っています。なのでいろんなサークルでこのやり方が導入されると嬉しいんですが、今のところ魯鈍とSystemFくらいでしか聞かないんだよな。トホホ。

 次回はもう一つの案を発表します。

【提案(サークル)】クイズサークル、ちょうどいい人数って?~前提篇~(3)

 【3.企画は何人で負担するの?(負担について)】
 人数が多ければ、クイズの密度と量はある程度低くなってしまう。
 だったら、人数が少ない方がいいのではないか…
 そうはいえない事情が、「誰が企画を負担するか?」という問題です。

 たとえば、月1回活動を行うサークルがあり、1回あたり3企画(1企画あたり2時間)で構成されているとします。12ヶ月×3企画で、1年あたりだと36企画が必要となります。
 もし36人いるサークルであれば、1人あたり1年に1回企画をすれば、活動が維持できることになります。18人であれば、1年あたり2回、つまり6ヶ月に1回となります。9人であれば3ヶ月に1回、6名であれば2ヶ月に1回です。1企画の量、「全部自作なのか、他から問題を持ってきてもいいのか」にもよりますが、2ヶ月に1回だと結構な負担になってしまいます。「強くなりたい人が集まっているんだから、それくらいの責任は果たしてほしい」という気合が入ったサークルならばいいのですが、そうでないサークルの場合は負担が「重荷」になりかねません。
 当たり前の話、企画の負担は、参加人数に反比例します

 また、単純に考えて、36人だったら36人なりのバラエティ豊かな企画が楽しめるのですが、人数が少なくなればなるほど、企画のバラエティもそれだけ幅が狭くなる……という点も、「人数がある程度いた方がいい」説の根拠になります。

 もっとも、「企画を担当する回数が少なすぎるのもあまり良くない」と私は思います。人数が多すぎるのもその点問題となります。


 以上、「密度」「量」「負担」の3点から、サークルの人数について考えてみました。
 「じゃあ具体的に何人がいいんだ?」というと、活動目的、内容によって変わってきますが、僕の経験則では「12名」前後です。それなりの「密度」をキープした上で、「ずっと早押し機につける」ため量についても満足できる、さらに負担もそれほど重くない(先ほどの「1例会3企画制」で、1企画を2時間とすると、だいたい「4ヶ月に1回、2時間の企画を担当すればいい」)。その意味で劇団「魯鈍」(仮)の場合、「ずっと早押し機についていたい」という量に対するニーズがあるため、人数を12人前後に制限する形をとっています(現状は制限しなくても12人前後なのでちょうどいいのですが)。

 ただ、人数を制限できない/制限したくない(今回の初心者向けサークルのように)場合、どうやって「高密度」「大量」「低負担」を達成するのか?
 長々と続いてきた前提はようやく終わり、次回から2つの案を提示します。

【提案(サークル)】クイズサークル、ちょうどいい人数って?~前提篇~(2)

 【2.もし参加人数が多かったら?(量について)】

 1サークルの人数が12人くらいであれば、例会中「ずっと高密度でクイズをやり続ける」ことができます。
 が、もしそれより人数が多かったらどうするのか?
 言い方を変えれば、クイズをやる「機会」、解答権を得る「機会」をどう分配するか?
 
  ○企画の中での分配○
 パターン1。企画には「全員が参加」にして、企画の中で機会を分配するパターンです。
 たとえば「勝ち抜け制」。何問か正解した人は「勝ち抜け」という形で参加権を剥奪することで、「参加人数を制限する」とともに「実力差があっても楽しめる」ようにするものです。
 実力差がある場合は、「ハンディキャップ」をつけることも考えられるでしょう。強い人は2問に1問休みとか。そう、xyzの☆システムの考え方です。
 また、「団体戦の導入」もよく見られます。チームのうち1人だけがボタンに点くことで、ボタンにつく人数を減らすという手です(1/10の新サークルでchahoo!もこの形でやっています)。

 ○複数のセットに分配○
 パターン2。いくつかセットを用意して、たとえば「1セット10人×2組」に分けるパターンです。
 同じ形式を何回か行うこともありますし、違った形式にして選んでもらうことも多いです。
 abcというクイズイベントを例にとれば、2Rの「連答つき5○2×早押しクイズ」を12人ずつ4組で行うのは前者のパターンですし、3Rの「Number10」で5人ずつがルールの異なる4形式に出場するのは後者のパターンです。
 ところで今回も「Number10」って名前なんですね。これ以来キユ先生見かけないなあ。

 ○勝ち残り制○
 パターン3。トーナメントに見られるような、「勝った人は引き続きクイズができるが、負けたら以後クイズができない」というパターンです。大多数のイベントが、基本的にこのパターンを踏襲しています。また、イベントに影響を受けたサークルでも、このパターンを導入しているところが多いです(イベントでいい成績を残すため、サークルの例会で「模擬イベント」を行うとか)。
 参加機会という観点からすると、「強い人に参加機会が偏る」という問題があるので、僕はサークルでやるつもりはあまりありません。
 
 ただ、どちらにしても機会を「分配」してしまうことは共有しています。
 密度は濃くできる代わりに、クイズをやる量はどうしても減ってしまう。
 クイズサークルに6時間行ったとしても、実際にやるのは1時間だけで、残りの5時間は見ているだけ……やむを得ないのかもしれませんが、工夫のやりようでなんとかなるんじゃないか、という気がします。(その工夫については次回以降書いています)

 「早押しクイズをやらない」、というのがパターン4としてあります。
 ところが現状では、「他の形式もいいんだけど、やっぱりメインとしては早押しをやりたい」という方が多数派なんですよね。もっと言えば、「早押しをやらないと、クイズをやった気がしない」というか……。イベントでも、最近は「全員が一度は早押し機につける」ものが多数派になりましたし。
 早押しクイズだからこそできることがある一方、早押しクイズの限界というのも当然あります(これについては、秋元雅史のヌーベル・クイジーヌ(サウジアラビア編)定例会見・第14回が参考になります)。 
 早押しクイズにこだわらない企画がもっとあってもいいと思う一方、自分自身は「やっぱり早押し」至上主義なので説得力がない……。

 まだつづく。

【提案(サークル)】クイズサークル、ちょうどいい人数って?~前提篇~(1)

 さすがにそろそろ本題の「提案」を書いておかないと。
 1月10日(祝)に初心者向けサークルを立ち上げたということもあり、まずはサークルの話から。

 さて、以前から「クイズサークルが活動するにあたり、何人くらいだとベストなのか?」ということをよく考えていました。メンバーが「より密度が濃く」「より多くの量を」「より(準備の)負担が軽く」クイズをするためには何人くらいがいいのでしょうか?

 また、(大学のクイズサークルのように)人数が調整できないところもあります。多すぎると考えたからといってやめさせるわけにもいかない。人数が多い場合、どのようにして活動を行えば、「高密度」「大量」「軽負担」でクイズをすることができるか。
 人数が少ない場合は……「どうやって勧誘するか」って方が問題なので、それはまた別の話としておきます。
 
 【1.早押しクイズを同時に行える人数は?(密度について)】

 クイズを同時に行える人数には限界があります。特に早押しクイズ。
 ○×やペーパークイズには限界があまりない(だからこそ、そのため、何人来るかわからないイベントの予選で行われることが多い)のですが、早押しクイズだとどうしても人数に限界があります。

 まず、早押し機の端子の数。たとえば16端子の早押し機であれば、基本は「最大16人」。一つの端子を2人で共有するとかタッグ戦にしても、それでも「最大32人」。3人で共有するのは……できなくはないけど無茶に近いです(高校生クイズのように手の平大のボタンならともかく、一般に使われているボタンはそれほど大きくないので、物理的にかなり窮屈です)。

 また当たり前の話、人数が多ければ多いほど、解答権がつく(ランプが点く)回数は減ります。参加者が同じ実力と仮定したとき、6人だと1/6の確率で解答権をとることができますが、32人だと1/32です(これは端子を共有しても、タッグ戦にしても同じことが言えます)。それだけクイズの「濃度」は如実に変わってきます。

 さらに、人数が多ければ多いほど、早いところで押す=無茶な押しをしなければ解答権がとりにくくなります。となると、どうしても誤答が多くなり、結果「場が荒れる」。また、誤答した人へのプレッシャー(周囲からの「問題つぶしやがって!」という視線)も重いものになってしまう。もしくは、「誤答1回即失格」といったようにペナルティを重くする必要がある。競技者志向の人であればそれでもいいかもしれないが、初心者にとってみるとこれはキツい……。

 というわけで、早押しクイズをメインでやるのであれば、同時にクイズができる人数はある程度限定した方がいいと思っています。経験則でいえば、上限は12人くらい、ベストは8人くらい(イベントのコース別も、大体これくらいの人数が多いです)。

 つづく。

2005年1月 7日 (金)

【近況】年始休みというか、普通の2連休。(2)

 【1月6日(木)】 

○温泉。
 といってもここ紹介サイト)。
 以前から「黒湯」が非常に気になっていたが、三鷹から蒲田に引っ越して2年半、ようやく初黒湯。
 料金は驚きの400円。タオル忘れたけどそれでも石鹸シャンプーかみそりまでついて700円。安い。っていうか銭湯扱いだし。
  
 黒湯。黒い。実に黒い。ベタな表現だが本当に「墨汁を流したみたい」。ぼくじゅう……久々に使った表現だ。
 それより驚きが電気風呂。「ちょっとピリッとするぐらいだろ」「"気づかなかった。普通の風呂かと思った"とかblogに書くんだろうな」とか多寡くくって入ったら、……痛い。太ももの裏が痛い。我慢して中に入る。内臓が掻き毟られるような痛さ。たまらず一度立ち上がる。
 再チャレンジ。痛い。痛い!痛い!!なんで風呂でこんな痛さを感じてるんだろう?風呂でこれだけ痛いのは岡山オープンの後、稲荷山健康センターの薬湯風呂でデリケートな部分(出荷部門ではなく、生産部門の方)に強烈な痛みが走って以来だ。
 3秒もたずに黒湯に戻る。はあ。黒湯よりも電気風呂の方が印象強烈だったなあ。

○餃子。
 歓迎(ホワンヨン)で麻婆豆腐定食と焼餃子。
 この店、餃子は本当に美味い。焼き餃子も水餃子も。ただ、他のメニューはそんなに美味しくない。というより街によくある普通の中華料理屋レベル。
 定食じゃなくて焼き餃子と水餃子にすればよかったなあ。分かっていたはずなのにセレクトミス。

○ドラクエ8。っていうかトルコ新貨幣。
 今回はなぜかきちっと1日1時間ペース。3D画面だと疲れてしまうせいだろうか。
 使える魔法がベキラゴンとかバギクロスとかの上位魔法になってきたので、そろそろ中盤~終盤っぽい(違うかも)。
 ドルマゲス(今回の当面のボスキャラ)という名前を見ると、ついドンドルマ(トルコ風アイス)を思い出す。

 そういえばトルコってデノミやったんだよね。
  before:1万トルコリラ=約1円
  after: 1万新トルコリラ=約100万円
 これでは、「ミリオネア風クイズ。ただし賞金の単位はトルコリラ(これだと全問正解で1000円)」というベタネタも使えなくなる。他の貨幣でやればいいんだけど。

 なお、新トルコリラは略してYTL。イェニ・トルコ・リラ。そう、イェニチェリの「イェニ」らしい。

 そんなこんなで、今。
 次回更新ではそろそろ「提案」いっときたいなあ。

【近況】年始休みというか、普通の2連休。(1)

 5日(水)・6日(木)とお休み。
 本来ならば割と余裕がある時期なので、今までたまっていた代休をここぞとばかり使おうかと。
 妻と子供が帰省していたので、一人での2日間。

 【1月5日(水)】 

○秋葉原でDVD購入
 昨年11月にパソコンを買い換えた(またDELL)。
 DVDが2基ついているモデルなので、DVDの量産がかなり容易になった。
 そんなこんなで、「法政オープン」「マンオブ2004」「第4回クイズロードカップ」については、quiz_too_funにてDVDでも販売しています(以上宣伝)。
 
 ……といったわけで、大量にDVDが必要になったので秋葉原へ。
 いつも使用している店でDVDを買い込んだ後、以前から店頭デモで気になっていたここのソフトを購入(画像紹介はこことかここで)。
 「スパロボ」好きは是非一見を。カッコ良すぎる。ドキンちゃんが。

 ついでにじゃんがらへ。何ゆえ15時半でも行列が。回転速いからいいんだけど。
 僕は替え玉よりも、ご飯を頼んでおじやにするのがお気に入り(明太子は残しておく)。

○浜松町で沖縄行きのチケット(バースデー割引)購入
 というわけで、琉九大学オープンに参戦確定。
 赤津どん、バーンと男3人ブラ珍クイズ旅の予定(家族同伴しようかなと思ったが、初旅行が沖縄ってのが懸念されたのでボツに。残念)。
 今年プレーヤーとして出場する大会は「×」とこの「琉九」だけの予定。今年はプレーヤーとしては、その他のイベントには出場しない…といったあたりの話は、近いうちに。

○大井町の丸井でスーツ他購入
○蒲田のユザワヤで封筒(商品発送用)購入

 いろいろ行っているように見えて、実は京浜東北線一本で事足りてたりする。
 あとは帰って商品のダビングなど。
 久々にテレビを点ける。ヘッドホンなしでテレビ見たのは久しぶり(普段は子供が寝ているときにしか見ないので)。「デッドエイジ」はかなりヒット。デコデン知らなかった……。 

2005年1月 5日 (水)

あれ、問題サイトだっけここ?

 ようやっと初仕事から帰ってきたところなので、今回の更新も「問題」で。
 段取り下手だなあ、自分……とつくづく思う。

  第2問
 タイガース、ドラゴンズで活躍、特にドラゴンズでは1999年のリーグ制覇に貢献した大投手で、2005年からはライオンズの監督に就任するのは誰?
 Ans.
宣銅烈(ソン・ドンヨル)
 (2004年11月23日・魯鈍例会「ペーパー祭」にて出題)
 スポーツ新聞でも、あんまり大きな扱いになってないのが残念。
 この投手、宣監督のチームに入団するんですね。びっくり。

 ペーパーで出すことを踏まえて、あえて「不親切」な出題。
 「ヘッテ」「中日」そして「三星」といわないのがミソです。って言っちゃうと興ざめか。
 他の問題は劇団「魯鈍」(仮)のページにアップしてます(なお、「劇団」と名前についていますがクイズサークルです。(仮)とついてますがもう結成8年目です)。他の方のペーパークイズもありますので、興味がある方はぜひ。
 

 こんな感じで、ちょっと自己紹介。僕のことをあまり知らない方もいると思うので。
 15年来のドラファンです。ハンドルは「橙」ですが、読売の「オレンジ」は嫌い。ジャイアンツそのものというより、偏向報道が嫌い。とかいいながら、妻の実家に戻ったときは何の抵抗もなく「サンデードラゴンズ」とか見ちゃうので、説得力がまるでないのですが……。
 一番野球を見ていたのが小学校~中学校なので、彦野、今中、山本昌あたりが特に印象深いです。外国人選手ではバンスローかなあ。あとはソン・ドンヨルとリー・ジョンボム。歴代ドラクエで主人公のネーミングに悩むときは大体ドラの外国人選手からつけていて、Ⅶではアロンゾ(パウエルですね)、今やってるⅧではリー(2文字だと識別しやすいので)だったりします。
 パリーグではロッテ。応援が好きなのと、最初の赴任地が幕張本郷だった影響で。そういえばこの2チーム、やけに相互のトレードが多いですよねえ。このオフも1件あったし。


 さて、なぜ最初にこの2問を出したのか?
 「問題作りにおける工夫」とか「企画に合った問題作りの大切さ」とかをアピールしたいわけではなく、「”自分が好きなものを問題にする”ということが、問題作りの第一歩」ということを再確認しておきたかったからです。

 初心者の方にとって、「問題を作る」というのはすごく高い壁のように思えるかもしれません。また、「クイズに強くなるためには問題を自作すべきだ」という正論がある反面で、「私は強くなろうとはあまり思ってないから、問題を自作するなんてそんなのとてもとても……」と腰がひけてしまうのもよく聞く話です。

 でもまあ、まずは自分の好きな分野とか、自分が聞いて「面白い」と思えたネタを問題にしてみてほしいな、と。
 それを通して、「問題を作る楽しみ」そして「問題を人に出す楽しみ」を感じてほしいし、感じられるようなお膳立てをしたいなあ、などと思っています。
 そんなこんなで、何回かは「自己紹介兼のクイズ」を何問か出していきます。

 ……とかいいながら最近問題作る量が大幅に減ったなあ。
 大型リュックサック一台分の新聞の切り抜きがたまってます。多分300問分くらい。どうしようかこれ。

2005年1月 3日 (月)

序盤からあまり飛ばすのも良くない

 ……というわけで、今日は問題を1問。

  第1問
 アトラスから発売されているラジコンカー・YM-34の名前の由来となっていたり、「山山杯」というラジコン大会を楽天イーグルスの山崎武司と主催するなど大のラジコン好きとしても知られる、スクリューボールの使い手としておなじみの野球選手は誰?
 Ans.
山本昌(山本昌広)
 (2004年12月26日・魯鈍例会「61問早押しボード」にて出題)

 ヤマモト・マサ・34(背番号)の略で「YM-34」。記念モデルとかではなく、ごくごく普通に大会で使われているモデルのようです。
 2005年の山山杯は1月29・30日だそうです。てなわけで、ちょっと時事ネタ。 
 アトラス(美和ホビー)のページはこちら。 

  ( ´昌`)昌兄ィが多趣味(ラジコンの他にクワガタ収集も好き)というのは、ドラファン・野球4コマ漫画(たかみね駆)好きにとってはおなじみかと思われます。

 趣味といえば、2003年新年に放映された日本テレビの野球バラエティ特番において、
 「加護ちゃんを”たかいたかい”してあげたい」
 という魂の叫びを披露したのもまた趣き深い。

 んで、最近伊集院光の番組でいろいろやらかした模様。
 参照1 
 参照2

 公式ホームページ"Way To Win"
 (いきなりコールされるので、音声注意)

2005年1月 2日 (日)

blogはじめました(2)

 で、このblogについての説明、その2。
 
 【1.提案】
 このblogですが、大半の内容は(1)で触れた「提案」になるかと思います。
 どうしようもない企画の天使が降ってきたら書きます。
 もっとも、多分そんなに頻繁には降ってこないはずですし、降ってきても困ります。

   <ここで1問>
 シングル「どうしようもない僕に天使が降りてきた」といえば槇原敬之ですが、第一話が「どうしようもない僕にどうしようもない天使が降りて来た」といえば(後略。答えは自分で調べてください)

  パラレル崩れてるなあ。
  小栗上野介忠順の玄孫なんだってね、作者。

 【2.近況】
 本題ではないですが、たまには近況も載せます。
 が、メインではないので、気が向いたときに載せる程度。
 あとは、今回のこの記事のように、当webに関連することもこのカテゴリに入ります。

 【3.問題】
 提案も近況も載せられないときは、過去のどうしようもない問題をお倉出しします。
 魯鈍とかSystemFで出した問題が1000問近くあるんですが、どうしようかなあ、これ。
 「強くなるために」クイズをやる人には向かないし、かといって「仲間うちとわいわい」やるには難易度が高すぎるし……。考え中考え中。年内になんらかの形で(問題集かweb上で)公表するかもしれません。

 【4.注目】
 忙しい忙しいといいながら、他のサイトは見ていますので、「注目」しているクイズサイトが出てきたらアップしていきます。
 ここ1年、クイズ系サイトの更新頻度・掲示板への書き込みが急に少なくなった気がします。これはこれで危機感を感じていたんですが、知り合いと話しているとどうもクイズに限った話でもないようです(サッカーや野球関連のサイト・掲示板でも似たような現象があるらしい)。そんな中でも元気なサイトが……あったらいいなあ。

 といった感じで、「提案」「近況」「問題」「注目」の4カテゴリで当面のところスタートさせたいと思います。
 よろしくお願いします!

 あ、あと、どこのblogを使おうかしばし考えたんですが、ここここの合わせ技一本でcocologにしました。デフォルトのデザインがオレンジだったので、そのままそれを使うことに。
 タイトルについては、このアーティストのアルバムから。直前まで「クイズあ~したいこ~したい」にしようかとおもっていましたが、ギリギリで思いとどまりました。思いとどまってよかった。

blogはじめました(1)

 あけましておめでとうございます。
 橙武者です。
 今年もよろしくお願いします。

 さて、従来のコンテンツに加え、blogも始めることにしました。
 で、なんでいまさらblogなんか始めようとしたのか。
 ……「クイズって、もっとこうすれば楽しいんじゃないのか?」ということを書きたいから。

 半ば思いつき。というより妄想(と書いて「ソウゾウ」と読む→リライト)。
 そんな構想の数々。
 クイズサークルやイベントの打ち上げの場で、僕からそんな構想の数々を(半ば無理矢理)聞かされた人もいるかと思います。

 「クイドル(クイズアイドル)養成計画」
 ……のように、まず妄想に終わりそうなものもあれば。

 「あらかじめ対戦カードが決められているクイズイベント」(それこそ格闘技の方の「PRIDE」みたいに)
 ……のように、(誰かがやりそうだから)あまりやる気のないものもあれば。

 「ひたすら7○3×をやり続けて、総合順位や合計正解数を競う"73タロー"」 
 「"バモラ!""マンマ・ミーア!"などの懐かしフレーズ大集合!90年代の問題に限定した"90年代チャンピオンシップス"」
 ……のように、言いだしておきながら5年近くやってないものもあれば。

 「関東と関西で、同じ問題でイベントを開いてみよう」
 「初心者向けのクイズイベントを、複数会場でやってみよう」
 ……のように、実現までこぎつけたものもあれば。

 自分でも呆れるくらい、いろんな風呂敷を広げてきたもんですねえ。

 このblogでは、実現まで結びつくかどうかわからない、中には実現の可能性が極めて低そうな、そんな「クイズをもっと楽しくできるかもしれない」提案をどんどん出していく予定です。
 そのうち実現できそうなものがあれば、quiz_too_funなどでactionに移そうと思っています。
 実現できなくても、「あ、クイズってもっと自由に考えていいんだ」「クイズを通していろんなことができるんだ」というのを、ここを読んでいただいている方に伝えることができれば幸いです(と、「言うだけじゃん」というツッコミに対する予防線を張っておきます)。

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