【組決め】
2Rどこの組に行くか悩む。
加藤禎さんのところに行けば、他の強豪はこぞって避けるだろう。しかし流石に昨年の圧勝劇を見ると迂闊に選べない。
残り、どこの組を選んでも激戦は必至。悩む。悩む。悩む。
スタッフである「クイズ界を支える四西田」の一人、ユーキ西田に対し「すまん、長考!」と伝えてひたすら悩む。悩む。悩む。
……後ろに金子くんが来てました。あ、またB組から勝ち抜けたんだ。めでたい。
いや次の勝抜者来たら流石に決めないと!
ということで五島くんがいる組を選ぶ。知識量は僕より圧倒的に上。かつ柔らかい問題も強く、勝抜杯問題への適性も僕以上。正直なところ「どう倒していいか」わからない相手。
しかし、逆に考えれば「五島、神野」と並んでいるところに他の人は来にくいんじゃねえの?この二人、何知ってるかわかったもんじゃないよ?と明
らかに自分を過当評価し7組目の下に名前を書く。もちろん「もし勝ったとき、あまり3Rとの間にタイムラグを置きたくない」という気持ちもあって。
試合中はあえて白板は見ないようにしていた。で2R終了時に白板を見る。
山本達、能勢さん、隅田。
……見事なまでに五人五様、得意な傾向が散らばった。
これはこれで面白そうだ、けど、かなり厳しい相手。
【控え室にて】
神「まあでも、勝抜杯に限った話じゃないけど、クイズ大会は主催者に傾向が近い方が有利だよな。ということで隅田が一番強いと思うよ、このセット」
隅「どこが三木さんに近いんですか」
神「髪型が」
しかし控え室のあの3色ライトはインパクトありますな。
【対戦相手】
・五島→おなじみ無冠の帝王。勝抜杯傾向も強いが、難問系知識もかなり持ってる印象。正直かなりやりづらい。
・山本達→微笑の知識派。脱力したスタイル、ずば抜けた博識、かつこの名字、となると課長を彷彿とさせる(と言われても困るだろうな)。野球問題にきわめて強いので、そこはかなりしんどい。あとドラファンとしては大門和彦には全くいい思い出がない。
・能勢さん→前回の日記で書いた「ピンクが似合う」というのが期せずしてダブルミーニングであることに気付いた。他が若手中心なので昔ベタは拾え
るかとも思ったが、能勢さんが入るとなるとまず無理だろう。言うまでもなくテレビ等で培った勝負強さは抜群。あとロッテ問題が出たらしんどい。
・隅田→冷静(velvet)と情熱(fire)のあいだ。知識量は現在のクイズ界でもトップクラス。かつabc系のベタに関しても最速。
総合力は言うに及ばず、勝抜杯っぽい問題にせよ、初期学生風にせよ、渋系にせよ、abc系にせよ、全て自分よりも強い人がいるというかなりしんどい状況。どうやって勝てってんだよ、これ……。
【そしていざ本戦】
序盤は全くボタンが点かない。そんな中、漫画問題の「るろうに剣心→佐藤健」でまず1○。元「独路」としての義務を果たす。
ところが、前のラウンドから引き続いて、どうも安定感ある押しができない。うろ覚えで相撲問題に手を出し、「けんか四つ」を「相四つ」と誤答。
7○3×、序盤でこんなギャンブルな押しをすべきではない。まずは3○くらいまでは慎重に積まないといけないところを、もう1○1×。これではいかん……。
「ウィルキンソン/」
大好物、出来!
京橋「なかを酒店」で、日本酒3杯飲んで、その後ウィルキンソンを2瓶くらい買って、その場で蓋開けて飲みながら良く帰ったなあ、ということを
思い出す。もともとクイズ知識的には「イギリスのラグビー選手」とかとの絡みで覚えてたけど、関西ネクステの面々と飲んだときに住道の飲み屋にたまたまこ
れが置いてあって、それがきっかけで飲むようになったんだっけ。
とかいろいろと思い返しながら、
「ジンジャーエール!!」
まさしく目が覚めるような一撃。これで息を吹き返す。
「尊厳者という意味の→アウグストゥス」 ベタフリではあるが、まあ「ローマ人の物語」は一通り読んだしね。
「下駄で、地面に接する部分→歯」 前壺かなあ、と思いながら待っていたが、割と安いところに落ち着いてくれた。普段であれば点かないような問題がつく。
「ラテン語で”同じ水を分け合う者”→ライバル」 これも普段であれば点かないような問題。今日はなんか乗ってる。
しかしここでばたっと手が止まる。勝ちが見えたせいか慎重になりすぎ、その合間に能勢さんがするすると点を伸ばす。
「小野小町の歌」とかは余裕でいけるか、と思ったが手が出せず。五島くんがなぜか誤答してくれたおかげで結果オーライではあったけれど。
能勢さんの勢いに焦ったか、よくわからないファッション問題を「ラガーフェルド」と攻めて誤答(正解はマーク・ジェイコブス)。これで5○2×。かなりしんどい。
能勢さんが一抜け。隅田が一気に追い越して6○でリーチ。山本達は失格したが五島も追撃の構え。し、しんどい……。
一時期の自分だったら折れてしまった状況。
なのに、不思議とこの日は折れなかった。
「この傾向だったら自分は強い」という自信か。はたまた、3日越しのアルコールが残ってて、ロクに思考が働いてなかったか。今考えると後者な気もしてくる。
「病院で、寝たまま患者を運ぶことができる/」
鹿児島で急性アル中で運ばれたことがあって、そのときこれに乗せられたことを未だに妻子にネタにされる、という大変ヤな意味での生活問題。「ストレッチャー!」よしこれでリーチだ。
次の問題。
前フリはよくわからないスポーツの記録問題。五島・隅田が押しそうだが押さない。これはマイナーだな。となると次に凄くメジャーな数字が来るはず。
「~と、王貞治の通算本塁打/~」
また自信ないのに点いちゃった。
えっと、700代……は世界記録更新のときだな。鈴木康二朗。でもそれじゃない。800台で回文、あれでいいんだっけ。イマイチ自信がないけど言っとかないと。
「868!?」
正解。
先行した後、しのいでしのいでしのいで、追いつかれて追い越されて、追い越して、最後でよくわからんけどまくった。
薄氷にヒビが入りながら、ギリギリで駆け抜けた勝利。
なんでかわからんけど、勝抜杯限定でやってる「コメツキバッタ風ジャンプガッツポーズ」が思わず出てた。多分ステージが広いからだと思います。オリセンとか他の会場では多分無理。
しかし後で振り返ると、これまたあまり褒められる戦いぶりじゃない。
前半の勢いで押しきるべき=ひよらずに攻めるべきだったし、誤答問題の精度の甘さは酷過ぎる。問題のめぐりあわせと、周囲も誤答が多かったこと
に助けられた感。そう考えると、荒れ馬場でありながら慎重かつ着実にポイント重ねて1抜けした能勢さんは流石に歴戦の雄だなあ、と。
前回同様、7○3×を2抜けでの対戦クイズ進出。
さてと、前回のリベンジを果たすときが来た。
つづく。
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